Sherlock Series 4 Episode 3
Director:Benjamin Caron
Writers:Mark Gatiss and Steven Moffat
シャーロックは二人の写真を見ます。
SH:おそらくふたりのどちらかだ。
そう言うと、男たちが吊るされている窓を見ます。
SH:まずはハワード。
窓に近づき一番端のハワードの前で止まるシャーロック。
SH:ハワードは酒飲みだ。肌は蒼白、赤い鼻はアルコール焼け・・・
それにしては脅えている・・・重度の振戦せん妄だ。
ライフルで狙いをつけるハワードの場面。
ハワードの手は震えています。
SH:彼が300メートルから狙い撃ちするなんて無理だ。
そして隣のアレックスの前に。
SH:残るはアレックス。
こめかみのへこみはいつも眼鏡をしていることを示唆している。
眉間のしわは凝視しながら生きてきたということだ。
ここでマイクロフトが加わります。
MH:彼は近視、もしくは近視だった。最近受けたレーザー手術が成功したのだろう。
SH:レーザー手術?
MH:彼も努力はしているのだ。
JE:高そうなスーツだ。
SH:エクセレント。突然彼は自分に対する認識を変えて眼鏡をやめた。
日焼けスプレーも使っている。だがスーツの着こなしは明らかに不慣れだ。
爪の状態からわかるし、耳の毛も伸び放題だ。スタイルはうわべだけ。
だが視力は回復している。手も震えていない。彼が引き金を引いたんだ。
シャーロックはユーロスの方に振り返り大きい声で言います。
SH:彼がエヴァンスを殺した。
EH:囚人に有罪を宣告する準備はできた?
ユーロスの要望に異を唱えるマイクロフト。
MH:シャーロック、だめだ。
SH:飛行機の事があるんだ、忘れたのか?
シャーロックはマイクロフトに言います。
EH:シャーロック?どうなの?
ユーロスの催促に少し間をおいてから小声で答えます。
SH:アレックスだ。
EH:彼を有罪にするって、ちゃんと言って。
あなたが指名する男がどうなるのか分かったうえで彼を有罪にして。
シャーロックはアレックスを見据えながら答えます。
SH:アレックス・ガリデブを有罪にする。
その瞬間、アレックス以外の両側のふたりが海に落とされます。
モリアーティの声がします。
JM:電車とホームの隙間にご注意を。
EH:おめでとう。正解よ。
さあ、ドアから出て。
ユーロスがそう言うと別の扉が開きます。
ジョンがユーロスが映るモニターに近づきます。
JW:なぜ他の2人を落としたんだ。
EH:興味深いわね。
ジョンは声を荒げて「WHY!」と叫びます。
EH:罪悪感の代わりに罪のない人を殺すのと何か違いはある?
ユーロスがボタンを押します。
JM:電車は駅を出たぞ!
モリアーティの声と同時にアレックスも落とされます。
EH:無いわよね。似たようなものでしょう。
窓を見て呆然としているジョンにシャーロックが話しかけます。
SH:ジョン。惑わされるな。
JW:惑わされてる?
SH:今日は軍人だろう。
シャーロックの言葉に背筋を伸ばすジョン。
3人は次の部屋に行きます。
黒い壁と床の小さな部屋の中央に棺が置いてあります。
EH:あと1分話していいわ。
ユーロスの声のあとに少女と繋がります。
少女:怖い。本当に怖いの。
SH:大丈夫。心配しなくていいよ。
あまり時間がないんだけど、飛行機の外は何が見えるか教えてくれるかな。
少女:海しか見えないわ。
SH:船は見える?
少女:船は見えないけど遠くの明かりは見える。
SH:市街地の明かり?
少女:多分。
MH:パイロットのいない飛行機が街の上空を飛ぼうとしている。それを彼女がわかるように説明せねば。
JW:説明って。
少女:ハロー?まだそこにいる?
SH:いるよ。ちょっとだけ待っててくれるかな。
MH:陸から飛行機を遠ざけるんだ。市街地がある。墜落は海でないといけない。
JW:少女はどうするんだ。
MH:もちろん、Dr.ワトソン、彼女も巻き添えになるんだ。
JW:着陸させればいいじゃないか。
MH:もし失敗したら彼女は市街地に墜落するんだぞ。どのくらい死者がでると思う?
JW:どうやって彼女にそれを説明するんだ。
MH:彼女には希望を与えなければならないしそうするつもりだ。
SH:そこに君を助けてくれる人はいないのか?本当にちゃんと確認した?
少女:みんな寝てるんだよ。助けてくれる?
SH:できることはすべてやるつもりだ。
少女:怖いの。すごく怖い。
SH:大丈夫。僕が・・・・
ここで電話は切れます。
EH:さあ、当面の問題に戻りましょう。
続きます。
最後のマイクロフトの「残念ながら~」のくだり、
直訳していますがイマイチ自信がありません。
I'm afraid we're going to have to give her hope.
さすが官僚なお兄ちゃんと「ソルジャー」の言葉に反応するジョン。
このふたりはやっぱり対照的なんですね。
これはこれで良いチームだと思います。
Director:Benjamin Caron
Writers:Mark Gatiss and Steven Moffat
シャーロックは二人の写真を見ます。
SH:おそらくふたりのどちらかだ。
そう言うと、男たちが吊るされている窓を見ます。
SH:まずはハワード。
窓に近づき一番端のハワードの前で止まるシャーロック。
SH:ハワードは酒飲みだ。肌は蒼白、赤い鼻はアルコール焼け・・・
それにしては脅えている・・・重度の振戦せん妄だ。
ライフルで狙いをつけるハワードの場面。
ハワードの手は震えています。
SH:彼が300メートルから狙い撃ちするなんて無理だ。
そして隣のアレックスの前に。
SH:残るはアレックス。
こめかみのへこみはいつも眼鏡をしていることを示唆している。
眉間のしわは凝視しながら生きてきたということだ。
ここでマイクロフトが加わります。
MH:彼は近視、もしくは近視だった。最近受けたレーザー手術が成功したのだろう。
SH:レーザー手術?
MH:彼も努力はしているのだ。
JE:高そうなスーツだ。
SH:エクセレント。突然彼は自分に対する認識を変えて眼鏡をやめた。
日焼けスプレーも使っている。だがスーツの着こなしは明らかに不慣れだ。
爪の状態からわかるし、耳の毛も伸び放題だ。スタイルはうわべだけ。
だが視力は回復している。手も震えていない。彼が引き金を引いたんだ。
シャーロックはユーロスの方に振り返り大きい声で言います。
SH:彼がエヴァンスを殺した。
EH:囚人に有罪を宣告する準備はできた?
ユーロスの要望に異を唱えるマイクロフト。
MH:シャーロック、だめだ。
SH:飛行機の事があるんだ、忘れたのか?
シャーロックはマイクロフトに言います。
EH:シャーロック?どうなの?
ユーロスの催促に少し間をおいてから小声で答えます。
SH:アレックスだ。
EH:彼を有罪にするって、ちゃんと言って。
あなたが指名する男がどうなるのか分かったうえで彼を有罪にして。
シャーロックはアレックスを見据えながら答えます。
SH:アレックス・ガリデブを有罪にする。
その瞬間、アレックス以外の両側のふたりが海に落とされます。
モリアーティの声がします。
JM:電車とホームの隙間にご注意を。
EH:おめでとう。正解よ。
さあ、ドアから出て。
ユーロスがそう言うと別の扉が開きます。
ジョンがユーロスが映るモニターに近づきます。
JW:なぜ他の2人を落としたんだ。
EH:興味深いわね。
ジョンは声を荒げて「WHY!」と叫びます。
EH:罪悪感の代わりに罪のない人を殺すのと何か違いはある?
ユーロスがボタンを押します。
JM:電車は駅を出たぞ!
モリアーティの声と同時にアレックスも落とされます。
EH:無いわよね。似たようなものでしょう。
窓を見て呆然としているジョンにシャーロックが話しかけます。
SH:ジョン。惑わされるな。
JW:惑わされてる?
SH:今日は軍人だろう。
シャーロックの言葉に背筋を伸ばすジョン。
3人は次の部屋に行きます。
黒い壁と床の小さな部屋の中央に棺が置いてあります。
EH:あと1分話していいわ。
ユーロスの声のあとに少女と繋がります。
少女:怖い。本当に怖いの。
SH:大丈夫。心配しなくていいよ。
あまり時間がないんだけど、飛行機の外は何が見えるか教えてくれるかな。
少女:海しか見えないわ。
SH:船は見える?
少女:船は見えないけど遠くの明かりは見える。
SH:市街地の明かり?
少女:多分。
MH:パイロットのいない飛行機が街の上空を飛ぼうとしている。それを彼女がわかるように説明せねば。
JW:説明って。
少女:ハロー?まだそこにいる?
SH:いるよ。ちょっとだけ待っててくれるかな。
MH:陸から飛行機を遠ざけるんだ。市街地がある。墜落は海でないといけない。
JW:少女はどうするんだ。
MH:もちろん、Dr.ワトソン、彼女も巻き添えになるんだ。
JW:着陸させればいいじゃないか。
MH:もし失敗したら彼女は市街地に墜落するんだぞ。どのくらい死者がでると思う?
JW:どうやって彼女にそれを説明するんだ。
MH:彼女には希望を与えなければならないしそうするつもりだ。
SH:そこに君を助けてくれる人はいないのか?本当にちゃんと確認した?
少女:みんな寝てるんだよ。助けてくれる?
SH:できることはすべてやるつもりだ。
少女:怖いの。すごく怖い。
SH:大丈夫。僕が・・・・
ここで電話は切れます。
EH:さあ、当面の問題に戻りましょう。
続きます。
最後のマイクロフトの「残念ながら~」のくだり、
直訳していますがイマイチ自信がありません。
I'm afraid we're going to have to give her hope.
さすが官僚なお兄ちゃんと「ソルジャー」の言葉に反応するジョン。
このふたりはやっぱり対照的なんですね。
これはこれで良いチームだと思います。
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