ダラダラと続きましたがこれで最後です。
その1→Benedict Cumberbatch by Thom Yorke その1
その2→Benedict Cumberbatch by Thom Yorke その2
その3→Benedict Cumberbatch by Thom Yorke その3
元記事はこちら。
Benedict Cumberbatch by Thom Yorke
拙訳、拙文をここまでおつきあいいただきありがとうございました。
とてもレベルの高い会話をしていると思われるので実力がまったく追いつきません。
無理に訳そうすると日本語が崩壊するので今回は多少端折りました。(今更・・・)
トム・ヨーク→TY ピンク字。
ベネディクト→BC
TY:君はトラブルから逃げる?それとも自分から突っ込む?
BC:僕は物事に対してとても思慮に欠ける情動反応をしてしまうんだ。
時々軽はずみな発言をするし。感情的になって判断力が鈍ってしまう。
TY:みんなに対する発言の事を言ってる?
BC:僕の発言は健康の話より反響がある。僕はただ仕事の話をしたいんだ。
僕たちは人から質問を受ける立場にいる。
彼らは仕事だけではなくそれ以上の事を知りたがる。
僕がペラペラと話せる領域に入りこむから僕はプライベートであろうと
世界情勢の話であろうと話過ぎてしまう。
僕よりもはるかに賢いであろう彼らから学んだ事は、
密室で静かに仕事をするのが最善だという事だ。
TY:君は道徳的な立場をとるたびに苦労してるよね。
BC:教会の説教壇から叫び、それで非難されても気にしない人たちもいるんだけど、
彼らは良い事もたくさんやるんだよ。人生が変わるよね。
時にはそれでバランスが取れることもあると思うんだ。
TY:仕事と言えば、役をもらってそのあとに「自分の手に余る。」と感じ、
投げ出したくなることはある?
BC:しょっちゅうだよ。でも失敗しなければ上達もしない。
でもそれはまったくの失敗ではなく、冒険的エンタープライズ。
正解ではないこともたくさんある。
最初の役の舞台は最高のディレクターのもと、最高のキャストたちと一緒に演技をした。
だけど僕はキャラクターに入り込むことができなかった。
自分で重圧をかけていたんだ。
TY:それはリハーサルの時?それとも本番で?
BC:本番だよ。迷いを感じた。あれは(ウジェーヌ・イヨネスコの)「犀」だ。
以前にも話したことがあるから、名前を出してもいいよね。
ひとつには 僕の考え方、そして自制心の鍛錬の準備ができていたとは思えない。
それをきちんと表現するツールキットを持っていたとは思えない。
かなり難しい演技で、最高に厄介なパートでうまくできたと思ったことは一度もない。
ある意味、ハムレットも同じだ。
だけどプロダクションとか他もことは関係なく毎晩のチャレンジは最高だった。
TY:俺たちが出会ったころだね。
君の楽屋に行ったのを覚えている。
声が疲れていたな。4週間ずっとマチネも続けてきたんだっけ?
BC:8週間だよ。
TY:君は感情の激しいセリフを舞台で並べ立て、それを何度も繰り返す。
朝起きて、走りまわり、そしてまたやる。俺だったら完全におかしくなってるな。
BC:あなたはそんなことないよ。(笑)
トレーニングで僕は乗り切るための基礎ができた。
あのスケールのプロダクションを大きな劇場でやるんだ。
万全を期した封切で声の調子を整えるために必死で頑張るよね。
舞台の時はいつも懸垂と腕立て伏せで身体を整える。
ハムレットは約3時間に及ぶ循環器系のワークアウトで精神的なダメージは気にしなかった。
TY:印象的だったよ。自ら仕事に打ち込む姿があった。
あと少し、Seventeen–style 風な質問があるんだ。
君はスリッパを持ってる?
BC:大量にあるよ。
TY:読書用の眼鏡は?
BC:持ってない。けど僕は近眼なんだ。
映画とかコンサートを見る時は眼鏡は必要だよ。
ヒップスターを気取っているわけじゃない、視力が弱いんだ。
コンタクトレンズのための検査があるんだけど、眼鏡店にいくための半休がとれないんだ。
TY:家中を歩きながらセリフをつぶやいたりする?
BC:もちろん。
TY:僕のガールフレンドもそうだった。
俺が家の中を歩いていると声が聞こえてくる。
で、俺は「一体何事だ?ああ、彼女はセリフの練習中なのか。」ってなる。
誰かが意味不明な事を口走っているみたいなんだ。
BC:セリフの練習をするために他の人のセリフも言ってた?
僕の父はやってたよ。おかしいよね。二人の父が話しているのが聞こえるんだ。
TY:笑ったり泣いたりの練習もした?
バスルームで「ハハハ」と笑ってるベネディクトのイメージがある。
BC:トイレで泣いたりしてたよ。
今は家族がいるし、お父さんが変人だったと困惑しちゃうからやってないけど。
閉ざされた空間でやることが重要だと思う。
きっかけを見つけることなんだ。
キャラクターの内面やバックグラウンドを必死に見つけようとしている。
でも、人生じゃないんだ。それをやると手に負えなくなる。
笑うのと泣くのは本当に似ていて、それは身体に起こる事だからね。
横隔膜の現象がよく似てるよ。
音楽家のように、音階をチェックして声をあたためないといけない。
TY:自分のエゴと良い関係にある?
君はやるべきことをやるために必要な事をやるよね。
だが油断していると同時に物事をコントロールするようになる。
BC:すごく良い言い方だね。そう、僕はそのバランスを見つけたんだと思う。
落とし穴もあるけど。僕以外の事に関しては感情的な反応を持ってしまうんだ。
TY:君はいつ仕事モードに?
BC:それは僕が取り組まなければならないことで、
重要な事を切り離し、他の人にどう思われようとエネルギーを節約する。
TY:仕事を家に持ち帰る?
BC:ドアを通り抜ければ家の事になる。
そうしなければひとつのことだけに囚われ、僕を愛してくれる人たちを傷つけてしまう。
そうなれば仕事にもダメージがある。
TY:また舞台の仕事をする?
BC:遠くない未来に向けて進行しているプランがある。今年ではないけどね。
TY:君は本を書くのか?君は書いている感じがしたんだけど、誰も指摘しないんだよ。
BC:あなたは正しいよ。でもスクリプトや小説の体をなしていないんだ。ひどく散発的だ。
TY:君が書いたものをどう思う?
BC:とんでもなく下手だよ。「これは誰のだ?」とよく思う。
その日の事や、人生の事、フィクションの時もある。
忘れたくない事についての時もある。
ひどいフランス語で書こうとしたりもする。
TY:フランス語上手いのか?
BC:全然だめだよ。でも僕の野望の一つだ。いつかフランス語が話せるようになりたい。
イタリア語とフランス語は知りたいと思う言葉だ。
イタリア語で「キス」は何て言うんだっけ?覚えられないんだ。
TY:Baci, baci.(バーチ、バーチ)
BC:Baci, baci.(バーチ、バーチ)
TY:Baci, Cumberbatch-y.
BC:これじゃ本当に「Seventeen」みたいだよ。これはカットして。
TY: こんな終わり方があるだろうか。
インタビューはこれで終わっています。
ラストはダジャレもどきだと思われますが微妙な終わり方でした。
度々出てくる「Just Seventeen Magazine」は英国のティーン向け雑誌のようです。
「Just Seventeen Magazine」で検索すると懐かしい人たちの表紙がいっぱい出てきます。
その1→Benedict Cumberbatch by Thom Yorke その1
その2→Benedict Cumberbatch by Thom Yorke その2
その3→Benedict Cumberbatch by Thom Yorke その3
元記事はこちら。
Benedict Cumberbatch by Thom Yorke
拙訳、拙文をここまでおつきあいいただきありがとうございました。
とてもレベルの高い会話をしていると思われるので実力がまったく追いつきません。
無理に訳そうすると日本語が崩壊するので今回は多少端折りました。(今更・・・)
トム・ヨーク→TY ピンク字。
ベネディクト→BC
TY:君はトラブルから逃げる?それとも自分から突っ込む?
BC:僕は物事に対してとても思慮に欠ける情動反応をしてしまうんだ。
時々軽はずみな発言をするし。感情的になって判断力が鈍ってしまう。
TY:みんなに対する発言の事を言ってる?
BC:僕の発言は健康の話より反響がある。僕はただ仕事の話をしたいんだ。
僕たちは人から質問を受ける立場にいる。
彼らは仕事だけではなくそれ以上の事を知りたがる。
僕がペラペラと話せる領域に入りこむから僕はプライベートであろうと
世界情勢の話であろうと話過ぎてしまう。
僕よりもはるかに賢いであろう彼らから学んだ事は、
密室で静かに仕事をするのが最善だという事だ。
TY:君は道徳的な立場をとるたびに苦労してるよね。
BC:教会の説教壇から叫び、それで非難されても気にしない人たちもいるんだけど、
彼らは良い事もたくさんやるんだよ。人生が変わるよね。
時にはそれでバランスが取れることもあると思うんだ。
TY:仕事と言えば、役をもらってそのあとに「自分の手に余る。」と感じ、
投げ出したくなることはある?
BC:しょっちゅうだよ。でも失敗しなければ上達もしない。
でもそれはまったくの失敗ではなく、冒険的エンタープライズ。
正解ではないこともたくさんある。
最初の役の舞台は最高のディレクターのもと、最高のキャストたちと一緒に演技をした。
だけど僕はキャラクターに入り込むことができなかった。
自分で重圧をかけていたんだ。
TY:それはリハーサルの時?それとも本番で?
BC:本番だよ。迷いを感じた。あれは(ウジェーヌ・イヨネスコの)「犀」だ。
以前にも話したことがあるから、名前を出してもいいよね。
ひとつには 僕の考え方、そして自制心の鍛錬の準備ができていたとは思えない。
それをきちんと表現するツールキットを持っていたとは思えない。
かなり難しい演技で、最高に厄介なパートでうまくできたと思ったことは一度もない。
ある意味、ハムレットも同じだ。
だけどプロダクションとか他もことは関係なく毎晩のチャレンジは最高だった。
TY:俺たちが出会ったころだね。
君の楽屋に行ったのを覚えている。
声が疲れていたな。4週間ずっとマチネも続けてきたんだっけ?
BC:8週間だよ。
TY:君は感情の激しいセリフを舞台で並べ立て、それを何度も繰り返す。
朝起きて、走りまわり、そしてまたやる。俺だったら完全におかしくなってるな。
BC:あなたはそんなことないよ。(笑)
トレーニングで僕は乗り切るための基礎ができた。
あのスケールのプロダクションを大きな劇場でやるんだ。
万全を期した封切で声の調子を整えるために必死で頑張るよね。
舞台の時はいつも懸垂と腕立て伏せで身体を整える。
ハムレットは約3時間に及ぶ循環器系のワークアウトで精神的なダメージは気にしなかった。
TY:印象的だったよ。自ら仕事に打ち込む姿があった。
あと少し、Seventeen–style 風な質問があるんだ。
君はスリッパを持ってる?
BC:大量にあるよ。
TY:読書用の眼鏡は?
BC:持ってない。けど僕は近眼なんだ。
映画とかコンサートを見る時は眼鏡は必要だよ。
ヒップスターを気取っているわけじゃない、視力が弱いんだ。
コンタクトレンズのための検査があるんだけど、眼鏡店にいくための半休がとれないんだ。
TY:家中を歩きながらセリフをつぶやいたりする?
BC:もちろん。
TY:僕のガールフレンドもそうだった。
俺が家の中を歩いていると声が聞こえてくる。
で、俺は「一体何事だ?ああ、彼女はセリフの練習中なのか。」ってなる。
誰かが意味不明な事を口走っているみたいなんだ。
BC:セリフの練習をするために他の人のセリフも言ってた?
僕の父はやってたよ。おかしいよね。二人の父が話しているのが聞こえるんだ。
TY:笑ったり泣いたりの練習もした?
バスルームで「ハハハ」と笑ってるベネディクトのイメージがある。
BC:トイレで泣いたりしてたよ。
今は家族がいるし、お父さんが変人だったと困惑しちゃうからやってないけど。
閉ざされた空間でやることが重要だと思う。
きっかけを見つけることなんだ。
キャラクターの内面やバックグラウンドを必死に見つけようとしている。
でも、人生じゃないんだ。それをやると手に負えなくなる。
笑うのと泣くのは本当に似ていて、それは身体に起こる事だからね。
横隔膜の現象がよく似てるよ。
音楽家のように、音階をチェックして声をあたためないといけない。
TY:自分のエゴと良い関係にある?
君はやるべきことをやるために必要な事をやるよね。
だが油断していると同時に物事をコントロールするようになる。
BC:すごく良い言い方だね。そう、僕はそのバランスを見つけたんだと思う。
落とし穴もあるけど。僕以外の事に関しては感情的な反応を持ってしまうんだ。
TY:君はいつ仕事モードに?
BC:それは僕が取り組まなければならないことで、
重要な事を切り離し、他の人にどう思われようとエネルギーを節約する。
TY:仕事を家に持ち帰る?
BC:ドアを通り抜ければ家の事になる。
そうしなければひとつのことだけに囚われ、僕を愛してくれる人たちを傷つけてしまう。
そうなれば仕事にもダメージがある。
TY:また舞台の仕事をする?
BC:遠くない未来に向けて進行しているプランがある。今年ではないけどね。
TY:君は本を書くのか?君は書いている感じがしたんだけど、誰も指摘しないんだよ。
BC:あなたは正しいよ。でもスクリプトや小説の体をなしていないんだ。ひどく散発的だ。
TY:君が書いたものをどう思う?
BC:とんでもなく下手だよ。「これは誰のだ?」とよく思う。
その日の事や、人生の事、フィクションの時もある。
忘れたくない事についての時もある。
ひどいフランス語で書こうとしたりもする。
TY:フランス語上手いのか?
BC:全然だめだよ。でも僕の野望の一つだ。いつかフランス語が話せるようになりたい。
イタリア語とフランス語は知りたいと思う言葉だ。
イタリア語で「キス」は何て言うんだっけ?覚えられないんだ。
TY:Baci, baci.(バーチ、バーチ)
BC:Baci, baci.(バーチ、バーチ)
TY:Baci, Cumberbatch-y.
BC:これじゃ本当に「Seventeen」みたいだよ。これはカットして。
TY: こんな終わり方があるだろうか。
インタビューはこれで終わっています。
ラストはダジャレもどきだと思われますが微妙な終わり方でした。
度々出てくる「Just Seventeen Magazine」は英国のティーン向け雑誌のようです。
「Just Seventeen Magazine」で検索すると懐かしい人たちの表紙がいっぱい出てきます。
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