「ベルグレービアの醜聞」
Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat
Previous→The Great Game
Next→The Hounds of Baskerville
このあたりは大好きな場面ばかりなのですごい量の画像になってしまいました。
ほぼコマ送りです。
221B
ハドソンさんがお部屋の片づけをしています。
冷蔵庫も開けて要らないものを捨てていくハドソンさんが手にした袋の中身にきがつきます。
Mrs.H:いやだ、親指じゃない。
ゴミ箱に投げ入れてると男が入ってきます。
男:ドアが・・・ドアが・・・
男が突然倒れ、ハドソンさんが叫びます。
Mrs.H:ボーイズ!依頼人よ!
(てか、ボーイズは一体どこにいたの?)
男が座っています。
シャーロックの声がします。
SH:最初から話してくれ。退屈させるなよ。
この場面がアレですね。ジョンのカーディガンの考察がありました。
マインドパレスのジョン
回想です。
14時間前。
車のエンジンがかからず立ち往生している依頼人。
人を呼ぼうと小川の近くにいる男をみますか、
かなり離れているのでもう一度自力でエンジンをかけようとします。
その時、大きなバックファイヤーの音が鳴り響きます。
依頼人が小川の方を見ると男が倒れています。
依頼人:おい、大丈夫か?
依頼人が叫びますが男は頭から血を流して死んでいました。
警察が調査をしています。
カーター警部にレストレードから電話が入ります。
IC:カーターだ。
GL:シャーロック・ホームズを知ってるか?
IC:誰だ?
GL:君はすぐに彼と会うことになる。これは君の事件だ。君に一任されている。
これは友人としてアドバイスするが、シャーロック・ホームズに5分間現場を見せ、
彼の話はすべて聞くんだ。それから、できるだけ彼を殴らないようにしろ。
電話が切れると同時に1台の車が止まり、警察官が話を聞いています。
警察官:サー、この男性があなたと話したいと言っています。
IC:わかってる。シャーロック・ホームズだね。
JW:ジョン・ワトソンです。Wi-Fiは使えますか?
221Bではシーツを巻き付けたシャーロックがあくびをしながら出てきます。
JW:ちょっと恥ずかしいってわかってるか?
SH:僕は平気だ。
シャーロックはノートPCを手にします。
シャーロックと現場のジョンはスカイプ?で通信しています。
SH:小川を見せてくれ。
JW:僕が恥ずかしいんだ。
SH:いいか、これはレベル6の事件なんだ。
現場の様子をウェブカメラで写していくジョン。
SH:レベル7に満たない事件は何であれ僕がフラットから出て行く意味がない。
そう合意したじゃないか。ちょっと戻ってくれ。草が見たい。
JW:いつ合意なんてしたよ。
SH:昨日だ。ストップ!近づいて。
JW:僕は昨日家にはいない。ダブリンにいたんだ。
SH:君が聞いてなかったのは僕のせいじゃない。
221Bのドアベルが鳴ります。
シャーロックはドアに向かって叫びます。
↑作ってしまった。
JW:僕がいないのに君は話しかけてたのか?
SH:どうかな。君はそんなにいつも留守にしてるのか?
バックファイアを起こした車を見せてくれ。
JW:あれだ。
ジョンとカーターは小川のところから車まで戻ります。
SH:その車から音がしたのか?
JW:そうだよ。銃声だと思っているなら違うよ。被害者に銃創はなかった。
JW:殺人者と共に魔法のように消えてしまった鈍器による後頭部への一撃で死んだんだ。
少なくともレベル8の事件だよ。
IC:あと2分やるから運転手をもっと調べてくれ。
SH:ああ、忘れてた。彼はまぬけだな。なぜ自分が容疑者だと思っているんだ。
IC:彼は容疑者だと思ってるが。
ちょっと怒ってるシャーロック。
SH:僕に構うな。
JW:ミュートボタンを使うからな。
SH:カメラの位置を上げてくれ!僕はそんな低いところからは話さないぞ。
JW:わかったよ。
ジョンはカーターにPCを渡します。
SH:僻地までドライブし目撃者もいない場所でうまく犯罪を成功させたとして、
なぜ彼は警察と諮問探偵に連絡した?
IC:うまく立ち回ろうとしてるんだ。自信過剰なんだよ。
SH:君は彼に会ったか?病的なほどの肥満、独り暮らしの独身男性の隠しきれない口臭、
ネットポルノ依存症の右袖、未治療の心臓疾患がある呼吸パターン。
自己評価が低く、IQは低いし寿命も長くない。君はそんな彼が大胆な犯罪の首謀者だと言うのか?
そして後ろにいる依頼人に向かって言います。
SH:心配するな、こいつちょっと鈍いんだ。
依頼人:何て言ってたんだ?心臓がどうしたんだ。
SH:小川に行ってくれ。
IC:小川に何かあるのか?
SH:行けばわかる。
ハドソンさんが男2人と部屋に入ってきます。
Mrs.H:シャーロック!ドアベルが鳴ってたわよ。
男:彼の部屋はドアの向こうだ。服をとってこい。
SH:君たちは誰だ?
JW:シャーロック、どうなってる?何があった?
男:すみません、Mr.ホームズ。我々と一緒に来てください。
男はそう言うとシャーロックのノートPCを閉じます。
JW:繋がらなくなった。どうなってるんだ・・・
ジョンのところに警察官がきます。
警察官:Dr.ワトソンですか?あなたにです。
JW:ありがとう。
警察官:違います、電話ではなくてヘリコプターです。
後方にヘリコプターが待機していました。
221B。
もう一人の男がシャーロックの前に服を置きます。
男:これから行く場所では服を着るべきですので。
シャーロックは男を観察します。
スーツ700ポンド
非武装
爪は手入れされている
内勤者
右利き
室内の勤務
小さい犬
2匹の小さい犬
3匹の小さい犬
SH:どこに行くのかわかったぞ。
続きます。
シーツも「高名な依頼人」から引用なのでしょうか。
ここから宮殿のシーンも歴史に残る名場面ですね。
この頃はモファティスも楽しみながら正典をアレンジしているような、
そんな空気が伝わってきてたから視聴者も楽しめたのかと今更ながら思います。
Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat
Previous→The Great Game
Next→The Hounds of Baskerville
このあたりは大好きな場面ばかりなのですごい量の画像になってしまいました。
ほぼコマ送りです。
221B
ハドソンさんがお部屋の片づけをしています。
冷蔵庫も開けて要らないものを捨てていくハドソンさんが手にした袋の中身にきがつきます。
Mrs.H:いやだ、親指じゃない。
ゴミ箱に投げ入れてると男が入ってきます。
男:ドアが・・・ドアが・・・
男が突然倒れ、ハドソンさんが叫びます。
Mrs.H:ボーイズ!依頼人よ!
(てか、ボーイズは一体どこにいたの?)
男が座っています。
シャーロックの声がします。
SH:最初から話してくれ。退屈させるなよ。
この場面がアレですね。ジョンのカーディガンの考察がありました。
マインドパレスのジョン
回想です。
14時間前。
車のエンジンがかからず立ち往生している依頼人。
人を呼ぼうと小川の近くにいる男をみますか、
かなり離れているのでもう一度自力でエンジンをかけようとします。
その時、大きなバックファイヤーの音が鳴り響きます。
依頼人が小川の方を見ると男が倒れています。
依頼人:おい、大丈夫か?
依頼人が叫びますが男は頭から血を流して死んでいました。
警察が調査をしています。
カーター警部にレストレードから電話が入ります。
IC:カーターだ。
GL:シャーロック・ホームズを知ってるか?
IC:誰だ?
GL:君はすぐに彼と会うことになる。これは君の事件だ。君に一任されている。
これは友人としてアドバイスするが、シャーロック・ホームズに5分間現場を見せ、
彼の話はすべて聞くんだ。それから、できるだけ彼を殴らないようにしろ。
電話が切れると同時に1台の車が止まり、警察官が話を聞いています。
警察官:サー、この男性があなたと話したいと言っています。
IC:わかってる。シャーロック・ホームズだね。
JW:ジョン・ワトソンです。Wi-Fiは使えますか?
221Bではシーツを巻き付けたシャーロックがあくびをしながら出てきます。
JW:ちょっと恥ずかしいってわかってるか?
SH:僕は平気だ。
シャーロックはノートPCを手にします。
シャーロックと現場のジョンはスカイプ?で通信しています。
SH:小川を見せてくれ。
JW:僕が恥ずかしいんだ。
SH:いいか、これはレベル6の事件なんだ。
現場の様子をウェブカメラで写していくジョン。
SH:レベル7に満たない事件は何であれ僕がフラットから出て行く意味がない。
そう合意したじゃないか。ちょっと戻ってくれ。草が見たい。
JW:いつ合意なんてしたよ。
SH:昨日だ。ストップ!近づいて。
JW:僕は昨日家にはいない。ダブリンにいたんだ。
SH:君が聞いてなかったのは僕のせいじゃない。
221Bのドアベルが鳴ります。
シャーロックはドアに向かって叫びます。
↑作ってしまった。
JW:僕がいないのに君は話しかけてたのか?
SH:どうかな。君はそんなにいつも留守にしてるのか?
バックファイアを起こした車を見せてくれ。
JW:あれだ。
ジョンとカーターは小川のところから車まで戻ります。
SH:その車から音がしたのか?
JW:そうだよ。銃声だと思っているなら違うよ。被害者に銃創はなかった。
JW:殺人者と共に魔法のように消えてしまった鈍器による後頭部への一撃で死んだんだ。
少なくともレベル8の事件だよ。
IC:あと2分やるから運転手をもっと調べてくれ。
SH:ああ、忘れてた。彼はまぬけだな。なぜ自分が容疑者だと思っているんだ。
IC:彼は容疑者だと思ってるが。
ちょっと怒ってるシャーロック。
SH:僕に構うな。
JW:ミュートボタンを使うからな。
SH:カメラの位置を上げてくれ!僕はそんな低いところからは話さないぞ。
JW:わかったよ。
ジョンはカーターにPCを渡します。
SH:僻地までドライブし目撃者もいない場所でうまく犯罪を成功させたとして、
なぜ彼は警察と諮問探偵に連絡した?
IC:うまく立ち回ろうとしてるんだ。自信過剰なんだよ。
SH:君は彼に会ったか?病的なほどの肥満、独り暮らしの独身男性の隠しきれない口臭、
ネットポルノ依存症の右袖、未治療の心臓疾患がある呼吸パターン。
自己評価が低く、IQは低いし寿命も長くない。君はそんな彼が大胆な犯罪の首謀者だと言うのか?
そして後ろにいる依頼人に向かって言います。
SH:心配するな、こいつちょっと鈍いんだ。
依頼人:何て言ってたんだ?心臓がどうしたんだ。
SH:小川に行ってくれ。
IC:小川に何かあるのか?
SH:行けばわかる。
ハドソンさんが男2人と部屋に入ってきます。
Mrs.H:シャーロック!ドアベルが鳴ってたわよ。
男:彼の部屋はドアの向こうだ。服をとってこい。
SH:君たちは誰だ?
JW:シャーロック、どうなってる?何があった?
男:すみません、Mr.ホームズ。我々と一緒に来てください。
男はそう言うとシャーロックのノートPCを閉じます。
JW:繋がらなくなった。どうなってるんだ・・・
ジョンのところに警察官がきます。
警察官:Dr.ワトソンですか?あなたにです。
JW:ありがとう。
警察官:違います、電話ではなくてヘリコプターです。
後方にヘリコプターが待機していました。
221B。
もう一人の男がシャーロックの前に服を置きます。
男:これから行く場所では服を着るべきですので。
シャーロックは男を観察します。
スーツ700ポンド
非武装
爪は手入れされている
内勤者
右利き
室内の勤務
小さい犬
2匹の小さい犬
3匹の小さい犬
SH:どこに行くのかわかったぞ。
続きます。
シーツも「高名な依頼人」から引用なのでしょうか。
ここから宮殿のシーンも歴史に残る名場面ですね。
この頃はモファティスも楽しみながら正典をアレンジしているような、
そんな空気が伝わってきてたから視聴者も楽しめたのかと今更ながら思います。
出ましたね!カーディガン・ジョン~
これが、ホントにいるのではなくマイパレジョンかもしれなくて、しかもあのプールサイドのジョンと同じ服だと教えてもらった時は、すごい衝撃でした。もうモファティスに全面降伏してひれ伏したい気持ちになったものです。(遠い目…)
それがどうしてああなった…は、ともかく、本当にこの頃は二人のゴールデンデイズですね。何も言わなくても信頼し合ってて、だからこそ言いたいことを言い合って、一緒にいるのが楽しくて、しかも探偵と助手としても次々に事件を解決して絶好調で…それは理想的すぎて、ずっと続くものではなかったのかもしれなけど、見ている側としては楽しかったなぁ…と。
ライヘンでそれを一度ひっくり返して、その後友情を再構築して二人の成長とより強い絆を…というのがモファティスの目指したところなのかなぁと思うのですが、それがうまくいけばきっと素晴らしいものになっただろうなと思うのですが、、(そして、モファティスはうまくやったと思ったのかもしれませんが…)私にはやっぱり、どうしてもうまくいったように思えません。(涙)そうなるぐらいなら、ちょっと理想的すぎるにしても、このまま楽しく探偵物語にしておいてほしかったなぁ…なんて思ってしまいます。
少し前に、dicoさんの記事でスターウォーズの話が出た時に思ってたのですが(そういえば、JJは監督を降りちゃったんですね~)、現実的な人間を描くドラマや映画はもちろん大事だと思うしそういうのも好きなんですが、たとえば「シャーロック」や「スターウォーズ」は、エンターテイメントの中のある程度“現実より理想化された関係”や“かっこよさ”を保って夢を見せておいてくれたらよかったのになぁ…という気がしました。あ、すみません!「スターウォーズ」各1回しか見てないので、的外れなこと言ってるかもしれませんが…
私は、「スターウォーズ」は好きだけどファンとして思い入れがあるほどではなく、!~3のアナキンの話も結構興味深く楽しんで見たんです。…が、7を見た時はやっぱり違和感があって…別にレイはいいんです。かっこいいと思いました。多分、ハンソロとかルークの扱いですね。dicoさんが確か「男たちメンタル弱すぎ」と書いておられましたが、それにつきるかも。もちろん強い男性がポロッと弱さを見せるところなんてのは大好きなんですが、あれだとただ逃げてるように見えるし・・・
で、S4のジョンの浮気とかも、ちょっと同じような感じを抱いてしまって…確かに現実にはそういうことは結構あるのかもしれないけど、「シャーロック」でそんなの見たくなかったと言うか・・あの二人には、やっぱり”ちょっと現実よりかっこいい"夢であってほしかったなぁ・・・と。いちファンの勝手な戯言ですが。
すみません、やっぱり愚痴ってる(汗)でも、ホント、ベルグレービアの二人はステキです!シャーロックも、シーツ着ててもかっこいいし。最後の、女王陛下の使者を推理して「どこに行くのか分かったぞ」と言ってニヤリとするところ、大好きなんです~
こんばんは!
カーディガン、すごいですよね。
この場面がマイパレかどうかわかりませんがS3はマイパレのジョンですからね。
これが意図していたことなのだとしたら私もひれ伏しますよ~
再構築なんでしょうね、きっと。
で、ライヘンで壊すためにE1とE2はハネムーンにしたんでしょうね。
(モファティスはS3がゴールデンって言っているけど・・・涙)
本当にこの頃のふたりは絶好調でしたね。
これがずっと続くと私は思っていましたけど・・・くすん。諸行無常とはこのことです。
シンプルにふたりがライヘンを乗り越えるために成長すればより強い絆をむずべたかもしれないのに、
再構築に失敗してしまったのは(本人たちの思惑はどうあれ)やはり盛り込みすぎだと思います。
SW、なるほどー、確かにMistyさんの仰るとおりだと思います。
今でもSWは根強い人気がありますがやはりファンはE4~E6こそがSWなんだと言っています。
ヒーローとヒロインが活躍するという至極シンプルなストーリーだからなんだと思います。
ルーカスさんも映画化するにあたり一番売れそうなE4~E6を先に持ってきたのだし。
シスを倒しデススターを破壊してハンソロとレイア姫がハッピーエンド、これぞ王道です。
だからハンソロとレイアには不幸な結果なんて見たくなかったですよね。
ルークは、もしかしたらE8で挽回するのかもしれませんが(笑)
だからMistyさんの言いたいこと、よくわかります。
ジョンの浮気もシャーロックが出し抜かれるのも見たくないですし、
ホームズ家の問題もジョンの奥さんの過去も、どうでもいい話だと思ってしまいます。
つらく苦しい現実に生きているからこそ、映画やドラマを見ている時はワクワクしたいですよね。
人間ドラマや悲しい物語を観たいときにはそういう話を観ればよいのだし。
でもそれをシャーロックには求めていないというだけなんですよ。
と、ついつい私も長々とマジメに愚痴ってしまいました・・・
ベルグレービアのふたりは最強ですね。このエピソードは萌えの宝庫ですし。
シーツ着て大あくびするけど締める所はちゃんと締めているところもホントかっこいいです。