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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

パトリック・メルローズ 「Bad News」その9

2018-09-15 12:47:18 | Patrick Melrose E1
Patrick Melrose Episode 1 "Bad News"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger


Previous → パトリック・メルローズ 「Bad News」その8



Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
Marianne:M(マリアン)デビーの友人
Nancy Banks:NB(ナンシー)マリアンのお母さん
Jerry Banks: JB(ジェリー)マリアンのお父さん
David Melrose:DM(デイビッド・メルローズ)パトリックの父親
青字はパトリックの独白です。


トイレで吐くパトリック。
そのあとトイレの個室でヘロインを打ってぐったりしています。
手には血の付いたハンカチがありました。


時計を見ると起き上がります。

PM:そうだ、父さんを引き取りに行かないと。

床に転がっている注射器を拾って外に出ます。
全力で走るパトリック。

斎場につくと閉まっているドア越しに叫びます。

PM:すみません、父を受け取りにきたんだけど。
女性:今日はもう終わりなんです。
PM:父の残骸を持っていかないと。
女性:申し訳ありません。
PM:朝一番の飛行機なんだ。
手ぶらでは帰れない。デイヴィッド・メルローズだ。


仕方なく女性はドアを開け父の遺骨を納めた箱を受け取ります。

PM:紙袋もらえないかな。

マリアン。
僕は半グラムのコカインと5回分のへロイン、1回分のクエールードとブラックビューティを持っている。
流れるような会話のために粉末ドラッグを、マリアンをその気にさせるためのクエールード。




ドラッグを含みながらマリアンの家のチャイムを鳴らします。
母親のナンシーがドアを開けます。

PM:パトリックです。マリアンの友人の。
NB:ナンシーよ。ナンシー・バンクス。会った事あるわね。
PM:ありますよ。
NB:マリアンから聞いてるわ。(箱を指して)あの人よね。

うなずくパトリック。

NB:ディナーの前に一杯飲むとコンスウェラに伝えるわね。

NB:マリアンもあなたに会いたがってるわ。

父親がやってきます。

NB:ジェリー、パトリックを覚えてる?デビーのボーイフレンドよ。
PM:バスルームで青くなってました。
JB:それでドアを外したんだっけ。
PM:そうです。
JB:さあ、入ってくれ。

マティーニをパトリックに渡すジェリー。

JB:お父さんは卓越した人だったとマリアンから聞いたよ。
PM:発言を聞かせたかったですね。
NB:複雑な関係だったんでしょう?
PM:そうなんです。
JB:いつから?
PM:1906年6月9日。父が生まれた日です。
JB:その頃から父親らしくするのは難しいんじゃないか。
NB:そうだわ、多分お父さんは愛情表現の仕方がわからなかったんじゃない?
PM:虐待は愛情とは対極、表現できないものなどありません。

M:当然だわ。

マリアンが入ってきました。

パトリックは立ち上がります。

M:私が心配してるのはそれじゃないけど。
Hi, パトリック。
P:Helo.
M:ご愁傷様でした。

君が解決策なんだ。
僕を救うのは君だって言ったよね?僕はここに埋葬されたい。
もしそれが叶うなら僕は一生クスリをやめるのに。


マリアンに抱き着くパトリック

驚くマリアン。

もしくはせめて誰かと一緒に。

PM:(マリアンヌの手を握り)外でディナーしない?いいよね。


レストラン。



M:ここで大丈夫だった?
PM:もちろん。アルメニア料理好きだし。
M:コート着て暑くないの?
PM:君が気になるんだったら・・・
M:ちょっとね。
PM:じゃあ脱ぐよ。(コートを脱ぐ)アイパッチもとらないと・・・・・
(マリアンヌが表情がこわばるので)これはつけておく。
(ウェイターに)マティーニ2つね。
M:ひとつでいいわ。私は飲まないから。
PM:そうなの?

ヤバいぞ。非常にヤバい。

M:視界がぼやけて感覚が鈍くなるってわかったの。

だから何だ?

PM:まったくその通りだよ。
僕も普段は飲まないけど、でもほら、喪失感がね。

何となく気まずい空気が流れています。

何か言うんだ。うそや嘲笑や侮辱以外の何か、何を言えばいいのか思い出すんだ。

PM:デビーがよろしく言ってたよ。

何を言ってるんだ、バカ!


M:デビーは元気?
PM:彼女は素晴らしいよ、すごく支えてくれるんだ。

話題を変えるんだ。

PM:君が法律の勉強をしてるって言ってたよ。
M:そうなの。コロンビアでね。
すごく難しいけど、でも好きなのね。

PM:法律を勉強しようと思ったこともあったな。
「Twelve Angry Men(十二人の怒れる男)」で自分をイメージしてた。明確な弁論で不正をただし・・・
M:良い弁護士になれたわよ。
PM:ありがとう。
M:なるべきよ!やってみれば?
PM:ハードワークだし、それに野心を抱くのは低俗だ。
M:うそでしょう、あなた本気でそう思ってるの?
PM:いや違うよ、あれは父の言葉だ。
M:あなたには教養があるしそれに・・・

マリアンヌのたばこに火をつけようとしますが手が震えています。


M:ありがとう。それに、あなたはお父さんとは違うわ。
PM:そうだよね。
わかる?インスピレーションだ。飛行機を降りたらすぐに行動を起こすよ。
生まれ変わるぞ。(骨壺に向かって)聞こえた?父さん。僕は弁護士になるよ。

M:その箱、気になるんだけど。
PM:大丈夫だよ、手荷物扱いだと思う。
M:違うの、それを下に置いてもらえる?
PM:いいよ。

骨壺を床に下ろします。

PM:ウェイターに蹴ってもらうかな。
やっと復讐を果たせるんだ!

叫ぶパトリックにマリアンヌが驚きます。


PM:なんで逃れることができたんだ、ただ死んだというだけで。
M:苦れるって何から?
PM::(気分悪そうに席を立つ)ごめん、ちょっといいかな。

パトリックはトイレに向かいます。


続きます。

多分あと2回くらいで終わると思います。

パトリック・メルローズ 「Bad News」その8

2018-09-12 05:47:37 | Patrick Melrose E1
Patrick Melrose Episode 1 "Bad News"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger


Previous → パトリック・メルローズ 「Bad News」その7

Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
Marianne:M(マリアン)デビーの友人
George Watford:GW(ジョージ・ワトフォード)父の友人?
Nicholas Pratt:NP(ニコラス・プラット)父の友人?父の死を知らせてきた人。
Ballentine Morgan:BM(バランタイン・モルガン)父の友人?
David Melrose:DM(デイヴィッド・メルローズ)パトリックの父。
青字はパトリックの独白です。



お風呂にテレビを持ち込みお湯を入れてるパトリック。
画面から「Video Killed the Radio Star(ラジオ・スターの悲劇)」が流れています。
テレビが普及しラジオから生まれたスターが消えていく、という歌なのである意味皮肉的な?
↓Youtubeです。
The Buggles - Video Killed The Radio Star



歌に合わせてパトリックが歌っています。
♪マリアン、マリアン、マリアン。
僕たちは巻き戻せない、遠くまで来てしまった。

(電話でのマリアンの声)
M:ハイ、パトリック。会うのを楽しみにしてるわ。
PM:よく知ってる人と話すのは嬉しいね。

薬を酒で飲みますが氷がない事に気づきます。
氷を探しますがどこにもありません。
部屋を出て廊下に居るスタッフに氷を頼みます。

アイスペールを手に部屋に戻るとお湯が床にまであふれていました。
バスタブを栓を抜こうと手を入れますが熱すぎてやけどをしてしまいます。

氷で腕を冷やすパトリック。


腫れている腕を見るパトリック。



バスタブの中で頭から酒をあびます。


そして沈んでいきます。


ドアベルが鳴ります。
届いた荷物を受け取ります。

(す、すみません。)

スーツに着替えて右目に黒いアイパッチをします。


注射器を2本胸のポケットにしまい鼻歌まじりでご機嫌パトリック。
コート着て部屋を見回し外へ。


Key Club。
ジョージから声を掛けられます。

JW:時間に正確じゃないか。
PM:ジョージ!
JW:お父上のようだな。彼は君の事をすごく褒めていたよ。
知ってると思うがね。



ニコラスも来ます。

NP:やあ、坊や。お悔やみを。
顔色が悪いな。目をどうした?
GW:女か?
NP:今では道徳的指導をする責任が私にはあるからな。
PM:そんなんじゃない。
飛行機で物を拾おうとしてこうなったんだ。
NP:派手なスーツだ。ここに馴染んでるな。
GW:ここの楽しさがわかってくるんだ。
お父さんもそうだったから。
イギリスではもう出会える事のないすべてがここにある。
ブルショットを飲んだことは?
PM:ないよ。
GW:ウェイター!ブルショットを3つ頼むよ。
バランタイン・モーガンを招待したよ。恐ろしく退屈な男だけど。
PM:ファミリーが銀行を持ってるね。
質問をしたんだけど聞くに堪えない答えが返ってきた。
役者がそろったな。
バレンタイン・モーガンだね。

BM:父上は残念だった。
個人的に知っていたわけではないがジョージの話だと彼は偉大な英国紳士だったようだ。
PM:ジョージ、彼に何を話したの?
GW:類まれな男だったとしか話してないよ。
PM:そう、父のような人には会ったことがない。
NP:信念を曲げない男だった。
GW:「最高のものだけを、そうでなければ何も要らない。」
NP:まったくもって同感だ。
PM:「謝罪はしない、釈明もしない。」
もうひとつ。「すべてを注視せよ。誰も信用できない。」
BM:非常に賢明だな。
PM:「挑戦はするな。努力など下品だ。」「18世紀は良かった。」
ああ、それと、「すべての女を軽蔑する、とりわけ君の母親をだ。」もある。

一同、無言となってしまいます。
そこにウェイターが酒を運んできます。

GW:ブルショットがきたぞ。
ビーフコンソメとウォッカ、ちょっとした嗜好品だな。

パトリックはウェイターからグラスをひったくると飲んでしまいます。

PM:おかわりを。

GW:彼の父親は素晴らしいピアニストだった。
PM:言ってみれば寄せ集めだけど。
NP:会話もだ。
PM:時と場合による。
延々と続く耳障りな話が好きじゃない人もいる。
その人たちって?
GW:本当だよ、私は彼に議論を吹っ掛けるのはやめるよう頼んだことがある。
BM:彼はなんて?
GW:失せろと言われたよ。
PM:忠実な猟犬ばかりだな。
BM:なんだって?
PM:あれだよ。

バランタインの後ろにある犬の絵を指さします。


BM:狩猟に興味があるのか、パトリック。
NP:始まった。
BM:彼が興味を持っていたんじゃないかと思ったんだよ。
NP:君は、みんな興味を持たないかもしれないとは考えないんだな。
BM:私はタンガニーカ山のヤギを撃ったんだが、
その種では最後の雄だったのだ。あれはほろ苦い瞬間だった。
PM:あなたに聞かせたいハンティングの話があるんだバランタイン。父から聞いた。
ニコラス、君も知ってるネタだよ。
NP:慌てるな、パトリック。今はよせ。

PM:騎兵隊の将校だった父は1920年代にインドに駐留していて、よくイノシシ狩りに行っていた。
高い草の中を槍を持って馬で駆け、野生のイノシシを狩っていた。
野生のイノシシはとても危険だ。
イノシシは馬を倒し騎手を牙で突き殺すんだ。それがスリリングでもある。
ともかくこの刺激的な体験にも汚点があった。僕が聞いた話では、
狩猟パーティのひとりが野犬に咬まれ、狂犬病の症状を引き起こした。
最寄りの病院から3日かかるので司法官と将軍の狩猟パーティは縛り付けることにして
網の中で暴れている友人を持ち上げた。
ディナーでは・・・・・

パトリックが父のデイヴィッドに変わります。
デイビットの話に耳を傾ける若いニコラスやジョージ。

DM:テーブルにランタンが配置され、シルバーが輝き、熟練の使用人たちがいた。
しかし、まだディナーを楽しめる者は誰もいなかった。
だから私は席を立ちピストルを手にすると狂犬病の男のところに行き、頭を撃ちぬいた。


みんなが呆然と見ています。

パトリックとデイヴィッド:最大限に思いやりのある行動だ。
みんなも同意したよ。結局はね。


DM:これがきっかけで医学に夢中になっていったのだ。

父が横を向くと子どものパトリックが離れたところに座っていました。


ピアノの音が流れてきた瞬間脅える表情をするパトリック。


子どものパトリックが部屋に入る場面が出ます。


気分が悪くなったパトリックは席を外します。


続きます。

お風呂は予告によく出てきていたお馴染みの場面です。
酒浸り薬漬け、って人生すぐにでも詰みそうですけど、ギリギリのところで持ちこたえているのでしょうか。


それしにてもヒューゴパパ、かっこいいです。
ものすごいダメオヤジ(笑)とわかっていてもつい見とれてしまいます。


Pride of Nation「なおみちゃんおめでとう!」とThe Game Is Now

2018-09-09 14:36:49 | 閑話
2018 US Open です。


今朝、夜明け頃友人から「始まるよ」というLINEで起こされ(笑)
でもうちはWOWOW契約してないのでずっとツイッターで追いかけていました。


スコアだけ見ると始終なおみちゃんが押している感じでしたが
いろいろあったのを知ったのは試合が終わってから。


ちょっとまとめると、

(この目で見たわけではありませんので信憑性はイマイチです)

セレナのコーチのジェスチャーがコーチングとなり警告。



セレナ、キレて暴れてラケット破壊する。



再び警告、ペナルティで1ポイントがなおみちゃんへ。



セレナさらにキレて暴言をはき3度目のペナルティ。

1ゲームがなおみちゃんへ。セレナは審判を呼び出し謝罪要求。



なおみちゃん、優勝するも観客は納得いかずにブーイング。



という波乱の決勝戦だったようですが、
若干20歳でFirst Grand Slam Titleなのによく動じずにプレイしたと思います。
それだけでも敬意を表したいですよ。


セレナは復帰戦なんだっけ?

自国のUS Openだし勝ちたいのはわかるけど、
しかし、アンタ、日本史上初のGSタイトル獲得となる記念すべき試合に何すんの?


ツイッターで細切れにその時の様子を見ていた時はブーイングする観客に怒っていましたが
フル動画を見ると、どちらかというと観客は運営サイドにブーイングしていたみたいですね。
全米テニス協会会長のカトリーナにもブーイングだったし。

[FULL] 2018 US Open trophy ceremony with Serena Williams and Naomi Osaka | ESPN



なおみちゃんずっと泣いてるし表情も悲しげで、
とても夢を叶えた選手には見えなくておばちゃん胸が痛かったわ。


セレナもスピーチでブーイングやめようって呼びかけてましたね。
ツイッターでもそこばかり流れてきて何だか美談になってるけど、
元々お前のせいやんけー。(すみません)



しかしなおみちゃんのスピーチは素晴らしかったです。
最初にこんな結果になってごめんなさいって謝ってたけど、
謝る必要どこにもないし、こんな言葉を言わせる観客ってどうなのよ。(落ち着け)


試合を見てくれてありがとう、って言って、
最後にはセレナにもプレイしてくれてありがとうって。おばちゃん号泣したよ。

トロフィーもらったあと、どうしていいかわからなくてオロオロしてたのも可愛いし、

あとこれ、このツイートが可愛すぎです。
最初見た時、いつでも不思議ちゃんだねって言われてるのかと思いましたが
「sense of wonder」って不思議さに驚く感性って意味だと知りました。
意訳すると、ずっとその好奇心を持ち続けてね、って事なんでしょうね。

蓋開くんだね(笑)


あ、こんなところでアレですが
遅ればせながらお誕生日おめでとう、マーティン。
何かやるらしい。


キャプテン・マーベル First Look

2018-09-07 22:41:49 | Marvel
キャプテン・マーベルの画像が出てきたので少しメモ的に。


元記事はこちら。
See 10 exclusive images from Captain Marvel


Carol Danvers / Captain Marvelのブリー・ラーソン。
トムヒのキングコングに出ていました。

キャロル・ダンバースがある事故でクリー人のDNAと融合して誕生したのがキャプテン・マーベルだそうです。
ある事故とは2種族間の戦争でクリー人とスクラル人?(よくわかってません)
融合しちゃった相手は初代キャプテン・マーベルだとか。

そして、いよいよこっちのワトソンもMCU入りですね。

Walter Lawson / Mar-Vellのジュード・ロウ。
ウォルターはクリーの精鋭部隊「Starforce」の司令官でキャロルのメンター的な存在です。

これでBBCとガイリチ版のシャーロックとワトソンがみんなMCUに参戦。
4人で対談とかどうでしょう。してくれないかしら。


↑の画像、隣はGotGのロナンさんですよね。
ロナンもクリー人でこの頃はStarforceの一員なんですね。

ニック・フューリーが出ると言う話はありましたが、まさかのヤングニックです。
まだS.H.I.E.L.D.の一介のエージェントっぽいです。
てか、アイパッチがない!
それにしても最近の技術は凄すぎです。


フィル・コールソンもクレジットされていますがこちらもヤング?ですよね、きっと。
このキャップ、S.H.I.E.L.D.ですよね。
キャロルは地球に戻ってS.H.I.E.L.D.に入るとか?(よくわかってないで書いてます。)

時代は1990年です。
このTシャツの「ナイン・インチ・ネイルズ」は1990年代のロックバンドなので
時代考証ばっちりだねってEntertainmentに書いてあったような。

次のアベンジャーズでは重要なキャラクターになりそうですが
この映画はアベンジャーズの前に公開するんでしたよね、確か。
ブリーさんもクランクアップしましたし、予告っをお待ちしています。

そんなわけで
シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンが揃ったよー、って言いたかっただけでした。

パトリック・メルローズ 「Bad News」その7

2018-09-05 21:47:46 | Patrick Melrose E1
Patrick Melrose Episode 1 "Bad News"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger


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今回のパトリックはドラッグでかなり壊れているので
誰が誰のセリフなのかが非常にわかりづらいです。
そのせいもあってかなり微妙な訳も多いです。お許しください。


Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
Pierre:P(ピエール)パトリックの友人
David Melrose:DM(デイビッド・メルローズ)パトリックの父親
Eleanor Melrose:EM(エレノア・メルローズ)パトリックの母親
Debbie Hickman:DH(デビー・ヒックマン)パトリックのGF
青字はパトリックの独白です。


鉄格子の扉越しにピエールが話しかけます。
(ピエール、フランス語で話したりするのでフランス語はgooglさんにお願いしました。)


P:Ca Va? (元気?)
PM:この世は悪夢だよ。

扉が開きます。
リビングでパトリックが大量のお札を数えピエールに渡します。

P:彼はどんな人だった?
PM:父?そうだな、彼はkitten(子猫??)だった。
格別な人で優れた技術を持っていた。
首相になれたかもね。

袖をまくるパトリック。

P:政治家だったのか?
PM:違う、違う、ちょっとしたジョークだよ。
彼の世界ではね。首相や外科医、或いはピアニストでもよかったな。
そうなったとしたらこれ見よがしの野心が見れるよ。

話しながら慣れた手つきで注射を打つ準備。


P:Tu regrettes qu'il soit Mort?(彼が死んで悲しい?)
PM:生きてたら悲しいよ。
P:Mais sans lui you wouldn't exist.(彼がいなければ君は存在しない。)
PM:こういう事は傲慢になりすぎてはダメだね。

針を刺します。


今はコカインだ。

PM:これをやめようとしてたのに。

薬を打ち終わった瞬間、効いてきます。
呼吸が早くなりうめき声をあげるパトリック。


気がつくとホテルの部屋にいました。
ホテルの部屋にいるパトリックは父のデイヴィッドになって話し始めます。
(ここからデイヴィッドやセラピスト、そしてパトリックと3人の人格が交互に出てくるので
どのセリフが誰なのかわかってない部分もありますがそこはご容赦ください。)

現実のパトリック以外はすべて青字にしました。



DM:レ バンで食事をした。 
ハルツームでも。残忍で若いママに人肉の皿を勧められたときに
3分割のリクエストをさせないために上品ぶることを許さなかった。
実際、私は食べなかった・・・・
母?:人肉を?驚いたわね、お前は変わった子どもだよ。

今夜の特別料理はチャイニーズホワイトヘロインの上に盛られたコロンビアコカインに
サラダの食べ放題がついています。


テレビではカナダドライのCMが流れています。

上流階級と彼らの卑劣なやり方について話そう。

PM:ダメだ、ダメだ、考えるな。



テレビの中で話すパトリック。

PM:卑劣なやり方って?ナニーが秘密を漏らしてるのを知らないだろう。
誰にも言わない。だけど、話していれば!


PM:頼むからやめてくれ。

ベッドに倒れ込み深呼吸するパトリック。



Therapist:静寂に耳を傾けて。
聞こえる?静寂の一部になるのよ。
いいわ。
今度はパゴダを思い浮かべて。
見える?美しいでしょう。


起き上がるパトリック。



PM:そうだね、ロン。きれいだ。
T:そこに入って、パトリック。
PM:そこに何かいる?
T:そうよ、パトリック。
あなたのママとパパがいるのよ。
PM:ママとパパが?
T:ママのところまで行ってほしいの、そしてママに愛してるって言ってあげて。
PM:「ママ、愛してるよ、本当だ。」
T:それでいいわ。さあ、抱きしめて。


抱きしめます。


T:気分がいいでしょう。
PM:うん、すごくいいよ。
T:お父さんのところに行ってこう言いなさい。「でもあなたの事は許せない。」

「でもあなたの事は許せない。」

いいわ。すぐにリボルバーで彼の頭を撃つのよ。

Bang, bang, bang, bang!


DM:今日の事をママや他の人に話したら
D&PM:お前を痛めつけるからな、お前たちみんなだ。


PM:だからヘロインを。ヘロインをやるんだ。


再びヘロインを打つとパトリックは目を閉じ眠りにおちます。


子どものパトリックが井戸の蓋をあけ覗いています。

それから井戸のふちに立っています。


電話が鳴ります。
眠り続けるパトリック。

EM:もしもし、パトリック?

母親の声がします。

PM:お母さん?



いつの間にか受話器を手にしています。

PM:聞こえる?
EM:知らせを聞いたわ。何て言えばいいのか。
PM:お母さん?もしもし?


DH:もしもし、私よ。

電話の相手がデビーに変わります。
ようやくパトリックは現実に戻ります。

DH:寝てたみたいね。

パトリックの腕には注射器が刺さったままでした。


DH:寝てたのね?起こしちゃった?本当にごめんなさい。
PM:朝の5時半だよ。
DH:時差ボケで部屋をウロウロしてるのかと思って。
ホテルにいるの?
PM:ここに電話したのは君だろう・・・
DH:あなたがどうしているのか心配でずっと起きていたって事を伝えたかったの。
PM:僕がドラッグをやってないかって?
DH:違うわよ。どうして?やってるの?
PM:一晩中コカインとヘロインをやってたんだ。満足か?
DH:それっていい事?
PM:今後を思えばダメな事だと思わない?
DH:思うよ、あなたは自分を変えることができるって本気で思ってたよ。
PM:ああ、僕もだよ。でもそれを選んだわけじゃないんだ。
DH:ひとりでいたらダメよ。
あなたが同伴でディナー出来るように手配したわ。

鏡を見るとパトリックの右目が腫れていました。

PM:ダメだよ、デビー。これは君主催のパーティじゃない。
ひどく感情的になってるし誰かと会える状態にはないんだ。
DH:あなたの事を思いやってくれる人と一緒にいないとダメよ、
それにもうマリアンヌにお願いしちゃった。
PM:マリアンヌ?

DH:大学時代の友達。あなた彼女の家のトイレで倒れたじゃない。
結局ドアを外すことになったの覚えてない?
PM:ああ、あのマリアンヌか。
DH:彼女、あなたに会いたがってたよ。
7時半以降なら何時でもいいって。住所をFAXで送ったからね。
PM:今日は父の悪友たちと飲むからその後の状況次第になるよ。

そう言って電話を切るパトリック。
それに気づかないデビーでした。

DH:あなたを愛してる事忘れないで。
パトリック?パトリック?


続きます。

今回はまるでひとり芝居を見ているようでした。
こういう演技は流石だなあ、と思います。