Patrick Melrose Episode 1 "Bad News"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger
Previous → パトリック・メルローズ 「Bad News」その8
Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
Marianne:M(マリアン)デビーの友人
Nancy Banks:NB(ナンシー)マリアンのお母さん
Jerry Banks: JB(ジェリー)マリアンのお父さん
David Melrose:DM(デイビッド・メルローズ)パトリックの父親
青字はパトリックの独白です。
トイレで吐くパトリック。
そのあとトイレの個室でヘロインを打ってぐったりしています。
手には血の付いたハンカチがありました。

時計を見ると起き上がります。
PM:そうだ、父さんを引き取りに行かないと。
床に転がっている注射器を拾って外に出ます。
全力で走るパトリック。
斎場につくと閉まっているドア越しに叫びます。
PM:すみません、父を受け取りにきたんだけど。
女性:今日はもう終わりなんです。
PM:父の残骸を持っていかないと。
女性:申し訳ありません。
PM:朝一番の飛行機なんだ。
手ぶらでは帰れない。デイヴィッド・メルローズだ。

仕方なく女性はドアを開け父の遺骨を納めた箱を受け取ります。
PM:紙袋もらえないかな。
マリアン。
僕は半グラムのコカインと5回分のへロイン、1回分のクエールードとブラックビューティを持っている。
流れるような会話のために粉末ドラッグを、マリアンをその気にさせるためのクエールード。
ドラッグを含みながらマリアンの家のチャイムを鳴らします。
母親のナンシーがドアを開けます。

PM:パトリックです。マリアンの友人の。
NB:ナンシーよ。ナンシー・バンクス。会った事あるわね。
PM:ありますよ。
NB:マリアンから聞いてるわ。(箱を指して)あの人よね。
うなずくパトリック。
NB:ディナーの前に一杯飲むとコンスウェラに伝えるわね。
NB:マリアンもあなたに会いたがってるわ。
父親がやってきます。

NB:ジェリー、パトリックを覚えてる?デビーのボーイフレンドよ。
PM:バスルームで青くなってました。
JB:それでドアを外したんだっけ。
PM:そうです。
JB:さあ、入ってくれ。
マティーニをパトリックに渡すジェリー。

JB:お父さんは卓越した人だったとマリアンから聞いたよ。
PM:発言を聞かせたかったですね。
NB:複雑な関係だったんでしょう?
PM:そうなんです。
JB:いつから?
PM:1906年6月9日。父が生まれた日です。
JB:その頃から父親らしくするのは難しいんじゃないか。
NB:そうだわ、多分お父さんは愛情表現の仕方がわからなかったんじゃない?
PM:虐待は愛情とは対極、表現できないものなどありません。
M:当然だわ。

マリアンが入ってきました。
パトリックは立ち上がります。
M:私が心配してるのはそれじゃないけど。
Hi, パトリック。
P:Helo.
M:ご愁傷様でした。
君が解決策なんだ。
僕を救うのは君だって言ったよね?僕はここに埋葬されたい。
もしそれが叶うなら僕は一生クスリをやめるのに。
マリアンに抱き着くパトリック

驚くマリアン。
もしくはせめて誰かと一緒に。
PM:(マリアンヌの手を握り)外でディナーしない?いいよね。
レストラン。

M:ここで大丈夫だった?
PM:もちろん。アルメニア料理好きだし。
M:コート着て暑くないの?
PM:君が気になるんだったら・・・
M:ちょっとね。
PM:じゃあ脱ぐよ。(コートを脱ぐ)アイパッチもとらないと・・・・・
(マリアンヌが表情がこわばるので)これはつけておく。
(ウェイターに)マティーニ2つね。
M:ひとつでいいわ。私は飲まないから。
PM:そうなの?
ヤバいぞ。非常にヤバい。
M:視界がぼやけて感覚が鈍くなるってわかったの。
だから何だ?
PM:まったくその通りだよ。
僕も普段は飲まないけど、でもほら、喪失感がね。

何となく気まずい空気が流れています。
何か言うんだ。うそや嘲笑や侮辱以外の何か、何を言えばいいのか思い出すんだ。
PM:デビーがよろしく言ってたよ。
何を言ってるんだ、バカ!
M:デビーは元気?
PM:彼女は素晴らしいよ、すごく支えてくれるんだ。
話題を変えるんだ。
PM:君が法律の勉強をしてるって言ってたよ。
M:そうなの。コロンビアでね。
すごく難しいけど、でも好きなのね。

PM:法律を勉強しようと思ったこともあったな。
「Twelve Angry Men(十二人の怒れる男)」で自分をイメージしてた。明確な弁論で不正をただし・・・
M:良い弁護士になれたわよ。
PM:ありがとう。
M:なるべきよ!やってみれば?
PM:ハードワークだし、それに野心を抱くのは低俗だ。
M:うそでしょう、あなた本気でそう思ってるの?
PM:いや違うよ、あれは父の言葉だ。
M:あなたには教養があるしそれに・・・
マリアンヌのたばこに火をつけようとしますが手が震えています。

M:ありがとう。それに、あなたはお父さんとは違うわ。
PM:そうだよね。
わかる?インスピレーションだ。飛行機を降りたらすぐに行動を起こすよ。
生まれ変わるぞ。(骨壺に向かって)聞こえた?父さん。僕は弁護士になるよ。

M:その箱、気になるんだけど。
PM:大丈夫だよ、手荷物扱いだと思う。
M:違うの、それを下に置いてもらえる?
PM:いいよ。
骨壺を床に下ろします。
PM:ウェイターに蹴ってもらうかな。
やっと復讐を果たせるんだ!
叫ぶパトリックにマリアンヌが驚きます。

PM:なんで逃れることができたんだ、ただ死んだというだけで。
M:苦れるって何から?
PM::(気分悪そうに席を立つ)ごめん、ちょっといいかな。
パトリックはトイレに向かいます。
続きます。
多分あと2回くらいで終わると思います。

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger
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Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
Marianne:M(マリアン)デビーの友人
Nancy Banks:NB(ナンシー)マリアンのお母さん
Jerry Banks: JB(ジェリー)マリアンのお父さん
David Melrose:DM(デイビッド・メルローズ)パトリックの父親
青字はパトリックの独白です。
トイレで吐くパトリック。
そのあとトイレの個室でヘロインを打ってぐったりしています。
手には血の付いたハンカチがありました。

時計を見ると起き上がります。
PM:そうだ、父さんを引き取りに行かないと。
床に転がっている注射器を拾って外に出ます。
全力で走るパトリック。
斎場につくと閉まっているドア越しに叫びます。
PM:すみません、父を受け取りにきたんだけど。
女性:今日はもう終わりなんです。
PM:父の残骸を持っていかないと。
女性:申し訳ありません。
PM:朝一番の飛行機なんだ。
手ぶらでは帰れない。デイヴィッド・メルローズだ。

仕方なく女性はドアを開け父の遺骨を納めた箱を受け取ります。
PM:紙袋もらえないかな。
マリアン。
僕は半グラムのコカインと5回分のへロイン、1回分のクエールードとブラックビューティを持っている。
流れるような会話のために粉末ドラッグを、マリアンをその気にさせるためのクエールード。
ドラッグを含みながらマリアンの家のチャイムを鳴らします。
母親のナンシーがドアを開けます。

PM:パトリックです。マリアンの友人の。
NB:ナンシーよ。ナンシー・バンクス。会った事あるわね。
PM:ありますよ。
NB:マリアンから聞いてるわ。(箱を指して)あの人よね。
うなずくパトリック。
NB:ディナーの前に一杯飲むとコンスウェラに伝えるわね。
NB:マリアンもあなたに会いたがってるわ。
父親がやってきます。

NB:ジェリー、パトリックを覚えてる?デビーのボーイフレンドよ。
PM:バスルームで青くなってました。
JB:それでドアを外したんだっけ。
PM:そうです。
JB:さあ、入ってくれ。
マティーニをパトリックに渡すジェリー。

JB:お父さんは卓越した人だったとマリアンから聞いたよ。
PM:発言を聞かせたかったですね。
NB:複雑な関係だったんでしょう?
PM:そうなんです。
JB:いつから?
PM:1906年6月9日。父が生まれた日です。
JB:その頃から父親らしくするのは難しいんじゃないか。
NB:そうだわ、多分お父さんは愛情表現の仕方がわからなかったんじゃない?
PM:虐待は愛情とは対極、表現できないものなどありません。
M:当然だわ。

マリアンが入ってきました。
パトリックは立ち上がります。
M:私が心配してるのはそれじゃないけど。
Hi, パトリック。
P:Helo.
M:ご愁傷様でした。
君が解決策なんだ。
僕を救うのは君だって言ったよね?僕はここに埋葬されたい。
もしそれが叶うなら僕は一生クスリをやめるのに。
マリアンに抱き着くパトリック

驚くマリアン。
もしくはせめて誰かと一緒に。
PM:(マリアンヌの手を握り)外でディナーしない?いいよね。
レストラン。

M:ここで大丈夫だった?
PM:もちろん。アルメニア料理好きだし。
M:コート着て暑くないの?
PM:君が気になるんだったら・・・
M:ちょっとね。
PM:じゃあ脱ぐよ。(コートを脱ぐ)アイパッチもとらないと・・・・・
(マリアンヌが表情がこわばるので)これはつけておく。
(ウェイターに)マティーニ2つね。
M:ひとつでいいわ。私は飲まないから。
PM:そうなの?
ヤバいぞ。非常にヤバい。
M:視界がぼやけて感覚が鈍くなるってわかったの。
だから何だ?
PM:まったくその通りだよ。
僕も普段は飲まないけど、でもほら、喪失感がね。

何となく気まずい空気が流れています。
何か言うんだ。うそや嘲笑や侮辱以外の何か、何を言えばいいのか思い出すんだ。
PM:デビーがよろしく言ってたよ。
何を言ってるんだ、バカ!
M:デビーは元気?
PM:彼女は素晴らしいよ、すごく支えてくれるんだ。
話題を変えるんだ。
PM:君が法律の勉強をしてるって言ってたよ。
M:そうなの。コロンビアでね。
すごく難しいけど、でも好きなのね。

PM:法律を勉強しようと思ったこともあったな。
「Twelve Angry Men(十二人の怒れる男)」で自分をイメージしてた。明確な弁論で不正をただし・・・
M:良い弁護士になれたわよ。
PM:ありがとう。
M:なるべきよ!やってみれば?
PM:ハードワークだし、それに野心を抱くのは低俗だ。
M:うそでしょう、あなた本気でそう思ってるの?
PM:いや違うよ、あれは父の言葉だ。
M:あなたには教養があるしそれに・・・
マリアンヌのたばこに火をつけようとしますが手が震えています。

M:ありがとう。それに、あなたはお父さんとは違うわ。
PM:そうだよね。
わかる?インスピレーションだ。飛行機を降りたらすぐに行動を起こすよ。
生まれ変わるぞ。(骨壺に向かって)聞こえた?父さん。僕は弁護士になるよ。

M:その箱、気になるんだけど。
PM:大丈夫だよ、手荷物扱いだと思う。
M:違うの、それを下に置いてもらえる?
PM:いいよ。
骨壺を床に下ろします。
PM:ウェイターに蹴ってもらうかな。
やっと復讐を果たせるんだ!
叫ぶパトリックにマリアンヌが驚きます。

PM:なんで逃れることができたんだ、ただ死んだというだけで。
M:苦れるって何から?
PM::(気分悪そうに席を立つ)ごめん、ちょっといいかな。
パトリックはトイレに向かいます。
続きます。
多分あと2回くらいで終わると思います。