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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

The Great Game Audio Commentary その11

2019-03-13 19:27:04 | Sherlock S1E3 Commentary


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コメンタリー続きです。



MG:ここは?
BC:駐車場だ。いやロンドン橋の近くだな。
MG:シャーロックは原作の中でストリートキッズを情報源として使っている。
原題なら誰を使うだろう?
少年グループを使うと「オリバー・ツイスト」のファギンみたいだ。
では「ビッグイシュー」の販売員なら?

街のあちこちで売っている姿を見て彼らなら監視カメラのようにいろいろと見てると考えた。
シャーロックにうってつけのネットワークだ。
彼らに多額のチップを払うことで街の情報をもらう。
ゴーレム役はジョン・レバー。身長218センチだ。

BC:200と・・・?18センチ。
MG:ほぼ君と同じだ。


MG:このシーンはカーディフ博物館で撮影した。
実をいうと我々のすぐ隣の部屋では「ドクター・フー」の撮影をしていた。
その日は当然博物館は閉館していた。貸し切り状態だ。
一度ドアについた丸窓から隣をのぞいたら君たち二人がトランプをしているのが見えた。
驚いたが彼らは代役だったよ。
BC:代役なんていないよ。
MG:ああ、失礼。

BC:企業の名前は出すなと言いながらスタントマンの存在は明かすのか?
MG:言ってみただけだよ。
ふたりは君たちにそっくりだったんだ。
だんだんどっちが本物か分からなくなったほどだ。
MF:僕もベネディクトと間違えてよく代役とセリフ合わせを。
本人とよりもうまくいったよ。
MG:第1話はほぼ代役が。
BC:僕よりもセリフを覚えていた。


MG:ここの映像はカメラのマットボックスを外して
通常は嫌われる光のにじみをあえて取り入れている。
丸い形がテーマである惑星を思わせる。
BC:マイケル・マンの監督作みたいだ。
MG:戦局は僕たちのほうが上だよ。
BC:スタッフのおかげだね。
MG:ボイスオーバーはピーター・デヴィソン。
BC:やりがいがあった。

BC:自分で演じたがひざを痛めてしまったよ。


MG:超新星のテーマと通じている。
BC:シャーロックはついにいら立ち始める。
MG:ピリピリした緊張感のあるシーンだ。
観ていてハラハラする。
MG:ここで聞こえてくる子どもの声はスティーヴン・モファットとスーの息子が担当した。
BC:将来のため彼の宣伝を。
MF:仕事をくれる。
BC:大人になったらね。

BC:緊迫の場面だ。
観ている人も同じ気持ちだといいけど。
MG:当初は編集のチャーリーの声を使っていた。
音の高さを変えると不気味に聞こえた。
「10・・・9・・・」
BC:君と初めて脚本の読み合わせをした時を思い出す。
子どもの声を聴いて背筋がゾクゾクした。

MF:確かに怖い。
MG:この作品が持つダークな部分だね。

MG:少し前にも話したが本作の現実離れした表現について2点述べておく。
まず彼らはお金がないのにしばしばタクシーに乗る。
原作では辻馬車に乗っているから路線バスに乗せるわけにはいかない。
もう1点はさらに現実離れしている。

BC:またテロップだ。

MG:彼らの携帯は常に圏内だ。
僕が使っている携帯は自宅でさえ圏外の時が多い。
でも物語の世界では常に電波はばっちり。
MF:夢の世界だ。
MG:謎解きに必要だからね。
BC:確かに。時々電波が弱まる設定にしてもいいかも。

MG:世界の終わりだ。
ウェンセスラスは今回のチェコがらみのネタのひとつだ。
視聴者の注意をそらすためボヘミアの封筒やチェコの名前が登場する。
すべては真実から目を背けさせるためであり最終的に深い意味はないことが判明する。
ただしその部分はカットしたけどね。
いよいよクライマックスだ。
我らがモリアーティはハリー・ポッターで言う「あの人(ヴォルデモート)だ」

MF:そろそろ行くよ。
MG:はい?
MF:帰らなきゃ。
MG:本気か?
MF:うん。初めて観たけど退屈で・・・もう観なくてもいいや。
僕は行くよ。本当は胸が痛むけど。誰か代役を頼むね。
MG:ベネディクトが君の役を演じるよ。
MF:アラン・リックマンは?
BC:(モノマネで)いや、君の役をやる。
MF:ジョナサン・ロスだね。
BC:わかる?
MF:リックマンを。
BC(モノマネで)いや、それはできない。
マーティンのマネは難しいな。僕にはできない。
MF:じゃ、行くね。
BC:(モノマネで)やあ、リックマンだ。
これから1分ほどマーティンの代わりを務める。
いよいよ第3話もクライマックスだ。


続きます。

星を見上げる場面とフェルメールの場面と最後のスコットランドヤードの場面が
好きすぎて画像を選ぶのが大変でした。
特にスコットランドヤードのシャーロックの美しさは尋常ではありません。

この頃は線も細かったから余計にそう感じるのかも。


The Great Game Audio Commentary その10

2019-03-10 10:38:53 | Sherlock S1E3 Commentary


コメンタリー続きです。


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MG:第3話はクライマックスなのでスケールを大きくしたかった。
カウントダウンの緊張感を保つことは至難の業だったよ。
画面の下に時計を出しておくわけにもいかないし。
刻一刻と迫る恐怖を感じさせつつ人物の成長や笑いも描きたかった。
だが今回のテーマは自爆攻撃だ。
一度始まってしまうと途中でのどかな要素を入れる余地がない。

BC:君が脚本を客観的な視点から書き直すという話に戻そう。
第三者の目が必要ということでスティーヴンや他に人に見てもらうんだね?
MG:そう。でも本当に気に入ったジョークや思いつきは最後まで捨てずにおくよ。
どんなにささいな案でもシーンのオチとして使えることがある。
時には物語全体のオチとしても。

MG:子どものころに読んだロアルド・ダールの文章に執筆の秘密に触れた部分があった。
運転中に物語の案が浮かんだが紙もペンもなかったので
車を止めリアウィンドウに指で書いたというちょっとしたトリックやアイデアだ。
とはいえ気に入った案も物語で浮くようだったら潔く捨てるしかない。

MF:彼女はアリソン。演劇学校で一緒だった。
BC:学校はたくさんあるよね。
MF:僕の母校が一番さ。
BC:「アリソン」も「マーティン」も多いけど君たちが一番だ。
MF:「フリーマン」も多い。モーガン・フリーマンとかね。

MG:贋作事件の手掛かりとなる超新星のアイデアだが・・・・
視聴者にヒントをどの程度与えるかは常に悩みの種だ。
自分の脚本を読みなれてしまうと明白すぎると不安になる。
だが隠し過ぎると見る人はチンプンカンプン。
ここではアレックスが星が好きだったことをさらっと描くだけに留めた。
だがあとに、あおの場所のシーンで・・・あー・・・言葉が出てこない。

MF:ギャラリー?
MG:思い出した、プラネタリウムだ。
BC:僕たちに頼っても無理だよ。初めて見るんだから。
MG:確かに。
プラネタリウムでケアンズ教授が殺され解説のテープが繰り返し再生される。
これが記憶に残るはずだ。
「多くの星はすでに死に・・・」
このようにバランスを考えながらヒントを出していく。

MF:このテロップはすごいね。
カメラが引くと壁に映っているように見える。
こんな演出見たことないよ。
MG:我々のテロップの使い方は各方面に絶賛されたよ。
僕の願いはこれを機に携帯画面の見苦しいアップが減ることだ。
MF:シンプルかつ効果的だね。ここで注目。

BC:見てくれ、変じゃないか?
(みんな爆笑)
BC:マークはアクセントの練習をさせてくれなかった。
MG:彼の武器は純粋な演技だけ。
いつものコートと同様襟を立てるのは僕の案だ。
立てないと・・・・
BC:妙だった。
MG:クールさが足りなかった。
ここでぜひ言っておきたい。
アーウェル率いる美術チームはすばらしい仕事をした。
体力の限界まで働いてくれたよ。
本当にリアルなフェルメールだ。
ただ板絵にしなかったことが心底悔やまれる。

BC:悔いの多い人生を送ってきたのは僕も同じだよ。
残念だったね。


MG:この場面でポールが言っていた。
「EastEnders」になってしまうと。
メロドラマ調のショットが多いので違うドラマを撮っている気分になったらしい。
MF:ポールは才能豊かだ。これまでにも素晴らしい映画を撮っている。
MG:彼と仕事をしてみての感想は?
MF:正直に?最悪だった。
嘘だよ、楽しかった。会った瞬間に好感を持った。
服のセンスもいいし、「信頼できる」と。

MG:服で判断?
MF:間違ってないはずだ。内面は外見に表れる。
ポールはいいよ。俳優としても魅力的だし。
MG:俳優じゃないよ。
MF:監督役を演じているのかと。
彼は俳優を尊重し僕らの仕事をよく理解している。
理想的な監督だ。

MG:見れば明らかだがあえて言おう。
このシリーズの映像は隅々まで見事だ。
撮影監督のスティーヴの手腕ももちろんある。
自分たちを褒めすぎるのも何だがこれほど美しい映像はテレビではめったにない。
映画的だがこれみよがしではない。
控えめで上品な映像だ。
スチールにしてもいいような見事なショットがたくさんある。
アクションでも慌ただしい見せ方はせずにフレーミングが美しい。

MF:こういうショットも大事な役割を担っている。
さっきポールの服の話をしたけど彼の美的センスは本当に優れている。
でもそれが物語や登場人物のセリフの邪魔をしたりはしない。
MG:まったくだ。
ここで触れておくがこれは本物のベイカー街ではない。
ノース・ガウワー通りだ。理想的なロケ地だった。
ベイカー街で撮る案もあったがやめて正解だった。

MF:ベネディクト、お帰り。
MG:席をはずしてた。
ベイカー街で撮影していたらさぞ大変だったろう。
物語の世界に合わせての装飾も必要だしあそこは交通量も多い。
(ふたりで星を見上げる)
それに比べノース・ガウワー通りは静かだ。
建物もいいしベイカー街の北のほうに雰囲気が似ている。



続きます。

シャーロックがかるーく飛び越えるガードレールをジョンができない場面、
ここも最高に好きです。ジョンかわいいし。

シャーロックがギャラリーを出るときに
軽快にドアを押し「Have a nice day! 」と言う場面も
両手でドアを開けるのがすごくかわいくてツボでした。

場面のひとつひとつが美しくて、
スチールのどれも映画みたいだしフレーミングの天才なのでは。

監督の撮るシャーロックはきれいだしジョンもかっこいいし好きでした。
今、監督が撮るとしたらどんなシャーロックになるのか、
それはそれで観てみたいです。

Good Omens Official Trailer 2

2019-03-07 13:01:23 | Good Omens
グッドオーメンズのトレーラーが公開されました。
2つ目なのかな。
勢いに任せて訳してみました。


いろいろ調べたりもしていますがまだまだ手探り状態です。
キャストや邦訳など間違いなどありましたらご指摘ください。

ところで日本のAmazonPrimeにはいまだにGoodOmensのページがないのですが
日本でも公開するんですよね・・・・?


動画はこちらから。
Good Omens - Official Trailer | Prime Video



キャスト→
アジラフェール:マイケル・シーン
クラウリー:デヴィッド・テナント
ガブリエル:ジョン・ハム
アダム:サム・テイラー・バック
アナサマ・デバイス:エイドイア・アージョナ
ニュートン・パルシファー:ジャック・ホワイトホール



私は天使で君は悪魔。生まれた時からの敵同士なんだ。




悪魔よ、引き下がれ。


お先にどうぞ。


アルマゲドンは目前だ。

なのにアンチクリストがいない。

協力しよう。

私たちに共通点などひとつもない。
それに君は好きじゃない。

好きだろ。


もし見つからなかったら・・・・

すべてを終わらせるための戦争だ。

どこに行くんだよ。

世界の終わり。すぐそこだよ。

地球が自然に滅亡するわけではない

黙示録の四騎士が召喚された。

戦争

汚染

飢餓



誰が呼び出したんだ。

私のところではないぞ。

世界の終末はここから始まる。


イギリスで竜巻なんて起きないよ。

起きるの。

あの少年。彼が力を発揮している。
本当か?

俺が嘘をつくとでも?
悪魔はそういうものだろう。


絶望的だな。

世界の終末にようこそ。

会えて楽しかった。

まだ諦めるな。

戦争が始まる。

戦争をする必要などない。
そうだけど他に方法が?

天国と地獄の最後の戦いだ。


To the world.

To the world.



最後に書き起こした原文置いときます。↓

I am an angel.
You are a demon.
We're hereditary enemies.
Get thee behind me foul fiend.

After you.

Armageddon is days away.
And we're lost the antichrist.

We have to work together.

We have nothing whatsoever in common.
I don't even like you.
You do.

If we don't find him...

It would be the war to end everything.

Where are we going?
The end of the world. It's not far.

The earth isn't going to just end itself.
The four horsemen of the apocalypse are being summoned.
War.
Pollution.
Famine.
Death.

Who exactly summons them?
Not my department.

The end of the world starts here.

You don't get tornadoes in England!
We do today.

The boy.
He's coming into his power.
You sure?
Would I lie to you?
You"re a demon that"s what you do.

We're doomed.
Welcome to the end times.

It was nice knowing you.
We can't give up now.

Start...the war.

There doesn't have to be a war.
Of course there does otherwise how would we win it?

Last great battle between heaven and hell.

To the world.
To the world.



アカデミー賞2019 受賞スピーチなど

2019-03-06 08:00:07 | 閑話
ものすごく今更ですが先日のオスカー授賞式のお話です。

今年は公開済みの作品が受賞に絡むことが多かったような気がします。
今までは観たこともなければ聞いたこともない作品もあったので
それに比べれば楽しめたのかな。放送観てないけど(泣)


主演女優はオリヴィアさんでした。
先週、観てきましたよ「女王陛下のお気に入り」
それで感想を書こうと思ってはいるのだけど圧倒されてしまっているのか
なかなか言葉にならなくて書けていません。


ゴールデングローブだったか何だったか忘れましたが
受賞スピーチでオリビアさんが私だけではないのにって話していた通り、
3人の女性の演技対決が素晴らしかったです。

でもやはりその中でもオリヴィアさんの存在感は群を抜いていました。
受賞スピーチも話題になっていましたよね。かわいすぎです。
頭の回転がはやいんでしょうね。


受賞スピーチをやっとフルで観れたので訳してみました。(今更か)

動画はこちら。
Olivia Colman’s 2019 Oscar Acceptance Speech for Best Actress



すごく緊張するのよ。
大笑いだわ。
私がオスカーだなんて。

多くの人に感謝をしなければ。
言い忘れた人がいたらあとで見つけて最高のキスを贈るから、今は許してね。

世界一の監督、ヨーゴス。そして共に恋に落ち、
毎日一緒に仕事をした世界で最高にステキな2人の女性、エマとレイチェル。
だから全然辛いことなんてなかったわ。わかるわよね。

それからこんな類まれな女性たちと同じ部門にノミネートされるなんて。
グレン・クローズ、あなたはずっと私のアイドルよ。
これは私の望んだ結果ではないけれどあなたは最高に素晴らしいし本当に大好きなの。

みんな大好き。
20年以上前に私を雇ってくれたエージェントのリンディ・キング。本当にありがとう。

オリーヴ、ヒルディ、私が嫌だと言ったことをやらせたブレナ、彼女は正しかったわね。
そしてパパとママ・・・わかるわよね。
家でテレビを観ている子どもたち、観ていなかったらそれはそれでスゴイけど。
観ていてほしいわ。もう2度とこんな事はないからね。

テレビの前でスピーチの練習をしている女の子たち、どうなるか分からないわよ。
私は昔、清掃仕事をしていたの。仕事が大好きだったわ。
よくこの場面を想像しながら過ごしてたわ。
そろそろ締めくくれって。
わかったわ。

夫のエド。
親友であり最愛の人。
25年間、あなたは一番のサポーターとして支えてくれた。
彼、泣きそうね。
私は泣かないわ。
本当にありがとう。
FOXのみなさん、キャストやクルーたち、フランシス、サム、心からありがとう。
レディ・ガガも。

It's genuinely quite stressful.
This is hilarious.
I got an Oscar.
Okay.
I have to thank lots of people.
If I forget anybody, I'll find you later and give you a massive snog, I'm sorry I might forget now.
Yorgos, My best director, and with Emily and Rachel,
the two loveliest women in the world to fall in love with and to do work with every day.
I mean you can imagine, it wasn't a hardship.

And to be in this category with these extraordinary women.
Glenn Close, you've been my idol. For so long.
This is not how I wanted to it to be, and I think you're amazing, and I love you very much.
I love you all.

Thank you, Lindy King, my agent who took me on over 20 years ago.
Thank you so much.
And Olive, Hildy, Brynna, who made me do things I said no, but she was right.
my mom and dad. You know.

And my kids, who are at home and watching.
If you're not, then, well done. But I sort of hope you are.
This is not going to happen again.

And any little girl who is practicing their speech on the telly, you never know.
And I used to work as a cleaner, and I loved that job.
I did spend quite a lot of time imagining this.

Oh, please wrap up. Okay.

My husband, Ed.
My best friend, I love you so much.
25 years, you've been my best supporter.
He's going to cry.I'm not.
Thank you so much.

FOX, evrybody, the cast, the crew, Francies, Sam, Thank you so much.

Lady GAGA.


最後にレディ・ガガにキスを贈っていたオリヴィアさん。
そのガガさんは最優秀歌曲賞を受賞しました。


「アリー/スター誕生」はまだ観ていないのですが「Shallow」はよく聞いています。
オスカーでもブラッドリー・クーパーとパフォーマンスしていましたがうっとりですね。

Lady Gaga, Bradley Cooper - Shallow (From A Star Is Born/Live From The Oscars)


ガガさんの人生はかなり波乱万丈だったようです。
イジメにあったりドラッグに溺れたり・・・・
でも自分を信じて頑張ってきた彼女のスピーチにはパワーを感じました。

動画はこちら。
Lady Gaga’s Oscars 2019 Acceptance Speech for “Shallow”

このような名誉をいただいたことをアカデミーに感謝します。
ここにいるすべての人、マーク、アンソニー、アンドリュー、そして共同執筆者の人たち、心から愛してる。

ブラッドリー、私とこの歌を歌えるのは地球上であなたしかいません。
私たちを信じてくれてありがとう。

今、家でソファに座りこれを観ているあなたにこれだけは言いたい、
これは一生懸命努力してきた結果だと。
長い間ずっと必死に頑張ってきた。でも勝つためではなく、大切なのは諦めないこと。

夢があるならそれをつかむために闘って。
自分を律するために情熱があるんです。
何度拒絶され、打ちのめされても諦めないで。
何度でも立ち上がり勇気をもって進み続けることが大切なんです。

Thank you so much.
Thank you so much.
The Academy for this wonderful honor, thank you to every person in the room,
to Marc, Anthony, Andrew, my Co-writers, I love them so much.

To my sister, my soul mate, I love you.
My family's here.
I love you, mom and dad.

Bradley, there is not a single person on the planet that could've sang this song with me but you.
Thank you for believing in us. Thank you so much.

And if you are at home, and you're sitting on your couch and you're watching this right now,
all I have to say is that this is hard work.
I've worked hard for a long time, and it's not about, you know...it's not about winning.
But what it's about is not giving up.

If you have a dream, fight for it. There's a discipline for passion.
And it's not about how many times you get rejected or you fall down or you're beaten up.
It's about how many times you stand up and are brave and you keep on going.
Thank you!


ガガさんのネックレスはティファニーのイエローダイヤモンドで33億円相当だとか。


作品賞の「グリーンブック」
授賞式の時は日本ではまだ公開前だったのが残念でした。


いろいろ賛否両論の作品ですが
ヴィゴさん大好きな私としてはスピーチのヴィゴさんが控えめすぎて最高に好きだったし
映画も早く観に行かないとです。

この記事に書かれているヴィゴがステキでした。
ステージの端っこに立つ主演ヴィゴ、「ボヘミアン」の受賞内容が示す、映画の魅力と喜び:アカデミー賞

動画はこちら。
GREEN BOOK Accepts the Oscar for Best Picture

Jim Burke:
アカデミーの方々に感謝します。
大変名誉なことです。夢のよう。
ここに至るまでずっと私たちと共に歩んでくれたパーティシパント・メディアの友人たちへの感謝から始める必要があります。
ユニバーサル、E1、ライオンズゲートも見落とせません、個人的にはクリスティーナとマティにお礼を言いたいです。
私たちは愛と優しさ、そして敬意をもってこの映画を作りました。
ピーター・ファレリーの指揮のもとで完成させました。
光栄で、名誉なことです。


Peter Farrelly:
彼の言う通りです、この映画は愛なんです、
互いに違いがあれど互いを愛し自分たちが何者なのかを探るストーリーで、私たちはみな同じ人間なんです。
そしてそれはヴィゴ・モーテンセンがいなければ始まりません。
ヴィゴとマハーシャラそしてリンダのおかげでこの映画があります。でも始まりはヴィゴなんです。

↑左端にいます。

スティーヴン・スピルバーグ、オクタヴィア・スペンサー、クリス・バウワーズ、
ドナ・ラングリー、エレン、ブライアン・カリーに感謝を。

この撮影が始まる1週間前に姉妹のキャシーが亡くなってしまったが
彼女はずっと私のそばにいます。




クイーンとアダムのパフォーマンスもありました。
Queen and Adam Lambert 2019 Oscar Opening Performance



ラミといるブライアンはいつも嬉しそう。


このお二人もいらっしゃったようです。


ではこの辺で。

The Great Game Audio Commentary その9

2019-03-03 10:48:12 | Sherlock S1E3 Commentary


コメンタリー続きです。

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MG:ここでも思わぬ事態が起こる。
BC:この時のホームズはこう言わんばかりだ。
「しまった、ひとり失った。」
失点を悔しがっている。
MG:彼の冷徹さが際立ってるね。本音では負けを認めていない。
MF:彼とワトソンの違いがよくわかるシーンだと思う。
ふたりは違う視点から世界を見てる。

BC:ストーリーの最後には和解がある。この対立はそのために必要なんだ。
MF:その通りだ。
BC:僕としては気に入っている。
これまでは難しい推理の連続で見てる人も話を追うのに忙しかったはず。
でもここは推理ではなくホームズと言う人間を描いているからね。
MF:物語の進行を妨げることなく大切な情報を伝えてるね。彼らの人となりがわかる。

MG:物語の流れにおいて中休みとなる場面でもある。
二人の関係性がよくわかるシーンだ。二人はここでお互いの違いを実感する。
ワトソンはホームズの冷徹さに不信感を抱いていた。
だが彼の冷たさには筋が通ってるんだ。
「気にすれば助かるのか」まさに正論だ。
BC:実際の探偵や警察官、救急隊員の仕事にも同じことが言えると思う。
もちろんそういう仕事をするにはある程度の思いやりや感情移入は不可欠だろう。
だが現場のプロとしては冷静にならないと困っている人を助けられない。

MG:ワトソンも医師だから分かる。
MF:世間には利己的な医師も多い。皆がガンディーにはなれない。
ガンディーにだって欠点はある。

MG:「ガンディー医師」か。
MF:いいセーターだ。

MG:ブランドもの?
MF:そうだよ。僕のお気に入りの店だ。
BC:店はたくさんあるよ。どこの店?
MF:ビーク通りの「アルバム」
BC:素材がいい。
MF:店はほかにもある。
BC:確かにソーホーには服の店が多い。
僕の服はスペンサー・ホール。
MF:スペンサー・ハートだ。
BC:しまった。いつも間違えるんだ。
僕の無知ぶりよりこのショットの話をしよう。

MG:ポールたちは早起きして撮影を。
MF:僕らも眠かったけど。
BC:僕は平気だ。
MF:すごく寒かった。
BC:本当にね。
MG:死体役の苦労たるや・・・・・
BC:まったくだ。僕らは厚着だし身体も濡れてない。

MG:本当に死ぬよ。
MF:献身的だな。
BC:感謝しないと。
MF:作品のために命を投げ出すなんて。
MG:テムズ川岸に遺体が上がる話は子どものころからよく読んでいた。
BC:今もよく事件になっている。
ホームズにふさわしいビクトリア時代風の舞台だ。
MG:ミシシッピ川じゃない。
BC:「父なるテムズ」さ。

MG:周囲の建造物はホームズの19世紀を思わせる。
セント・ポール大聖堂が見え、さらに開発中の現場とシティが見える。
BC:このシリーズの趣旨にぴったりだね。
ミシシッピ川だけど。
MG:当初このシリーズは6話完結する予定でゴーレムの話はその第2話で登場させようと考えていた。
エピソード自体が贋作の話だったんだ。
でもこの形になったことでゴーレムの話は10分ほどに。シャーロックの推理はより迅速になった。
当初犯人の名は「よたよた歩き(Limper)」だった。

MF:ここ好き。
MG:幽霊だね。
その後、エキゾチックな要素が欲しいと思いプラハ伝来の怪物であるゴーレムを思いついた。
殺し屋の名としてもいいし、うってつけの俳優もいる。
MF:ぴったりの人材がね。
MG:ツイてたよ。
BC:「カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険」にもゴーレムが。
MG:元の伝説によるとゴーレムを操る手段はただひとつ。
額にヘブライ語で「emeth(真理)」と書くと動き出し
1文字消して「meth(死)」にすると息絶える。
犯人の額にタトゥーを入れることも考えた。
だが通じないと思ってやめたよ。

MF:不要な部分を削るだけでも脚本家の苦労は大変なものだね。
一見面白そうに見えるアイデアも冷静に見極める。
BC:今回の脚本は初稿からしてすばらしかったが2週間後の第2稿があまりに進化していて驚いた。
マークはすごいよ。
MF:読み合わせも済んだのに書き直すと聞き不安だった。
でもこれはお世辞ではなく格段に良くなったよ。
BC:ふつうは撮影の都合で昼のシーンを夜にするとか、予算がないから人物を減らすとか、その程度だ。
でも今回は本格的な書き直しだった。
MF:元々いいものだったけどよりよくなった。
BC:君は天才だよ。



続きます。

シャーロックとジョンが衝突する場面は伝説と言っても過言ではないのでは。
ふたりとも絶妙な表情で心情を表現していて・・・何というか語彙不足ですみません。
シャーロックに嫌味言われてぐぬぬ・・・と新聞を見始めるジョンのほうが少し大人だったのかな。
正論を武器にするシャーロックに感情論で闘うジョン。
こんなやりとりを繰り返しながらシャーロックの情緒が育っていったのね、
と、思っていた時もありました。(泣)


6話で終わりにする予定だった話はすっかり忘れていました。
だからこそ、この6話は質が良く面白さがギューッと詰まっていたんですよね。
やっぱりライヘンで一旦終わりでも良かったんじゃないかと思ってしまうわ。
で、しばらく冷却期間をおいてから再開すればもう少し違ったかもですね。