お天気情報は「快晴」とのことだったが,その期待は裏切られ,時折お天道様が顔を出す程度。しかも時折通り抜ける風は真冬なみの冷たさである。
でも,そんなことはお構いなしで今日も野草たちは元気いっぱいで「撮って~」と競うように花をつけていた。およそ5~6種類のスミレに出会ったほか,ムラサキケマンやムラサキサギゴケの群生,クサイチゴ,キランソウ,ヘビイチゴ,ツルカノコソウ,ミツバツチグリなどなど・・・。
そして林の中ではピンクの花をいっぱいつけたコバノミツバツツジや白い可憐な花をいっぱいつけたキイチゴの花などに出会った。
今日の一枚はこれらのうち,ミツバツチグリ(バラ科/キジムシロ属)とする。林の下に生えていたので「ツルキンバイ」かもしれないし,ヘビイチゴにも似ているが図鑑などと照合しミツバツチグリとした。そして,今日の二枚目と三枚目は「スミレ」とする。最初の一枚はノジスミレ,次の一枚は径が7~8ミリくらいの小さな花をつけたツボスミレ(違うかも)とする。
曇り空だが時折日ざしもある。しかし時折冷たい北風が通り抜けとても寒い。
そんななか朝の散歩は田園地帯を経て山地の集落(大山路:おおやまじ)一周のおよそ3キロ余コース。寒さが舞い戻ったにもかかわらず,散歩道の野草たちは元気いっぱい競うように咲いている。田圃周辺ではオオジシバリを見かけたのをはじめ,ムラサキサギゴケ,ノミノフスマ,キンポウゲやキツネノボタンの群生,シロバナタンポポ,オドリコソウなどなど・・・。
山地の集落にさしかかったてところで,タチツボスミレやニオイタチツボスミレ,カキドオシ,ミツバツチグリなどを見かけた。
林の中では,コバノミツバツツジがいっぱい咲いていた。いままさに真っ盛りでとてもお見事・・・。実の美しい。
山の斜面でショウジョウバカマがおもしろい形をしたピンナクの花をつけているのを見かけた。毎年この時期,この場で見れるが今年は個体数が多い感。今日の一枚はそんなショウジョウバカマ(ユリ科)とする。以下,ショウジョウバカマのクローズアップ画像,林の中をピンクに染めていたコバノミツバツツジ画像を二枚UPする。
所要を済ませ今日の散歩も午後に。久々,我が家からおよそ7~8キロ奥地にある「荒谷ダム」(我が家の裏を流れる “ふしの川”上流のダム)近辺を散策した。
山の斜面のあちこちでピンクの花をいっぱいつけたコバノミツバツツジが「撮って~」とアピールしている。ダム湖周辺では,ムラサキケマンやツルカノコソウ,クサイチゴ,カキドオシ,ミツバツチグリ,幾種類かのスミレなどが競うように咲いていた。
林の縁の崖地で小さな白い花をつけた野草を見かけた。近寄ってみるとサツマイナモリだった。今日の一枚はそんなサツマイナモリとする。そして,今日のもう一枚は,あちこちで見かけたムラサキケマンとする。春の温もりのある日ざしうけてとても心地よさそう。
サツマイナモリが生えていたすぐ近くで,先日「21世紀の森」周辺で初めて出会ったコミヤマカタバミを見つけた。「ここにも生えるんだ」と独り言をいいながらしばらく観察。今日のおまけの一枚は,大きな丸い葉をつけたスミレとする。