花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

クサギから花の雄性期、雌性期を知りました。

2017-08-04 | 花の写真

1年前にはクサギの名前も知らず教えていただきました。

今回はクサギを改めて調べていて雄性期、雌性期があることの

花の奥深さにビックリでした。

☆クサギ

 

▲雄性期の花(雄しべ高く伸びている)

▲雌性期の花(雄しべが下がる)

シソ科(従来はクマツヅラ科)クサギ属、落葉小高木、

葉や茎を傷つけると嫌な匂いがすることから臭木、葉は3角状の心形又は卵形、雄しべは4本

長く花外に突き出す、先端の葯(やく)は黒紫色。

花期は7月下旬から9月、果実は10月~11月、熟すと光沢のある藍色になる。

撮影場所:谷地川沿い

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多くの植物は雌しべに雄しべの花粉が付き種を作り繁殖は誰でもが知っています。

花には、雌雄同株に①雌雄が同花に、②雌雄が異花が咲く

    雌雄異株に③雌雄異花

多くの生物が異なる遺伝子が混ざり合い、環境の変化や病気に強い遺伝子を作っている

・・・このあたり迄は知っていたが、

両性花(①のケース)の遺伝子の多様性を保つ一つの方法として雄性、雌性の成熟する

タイミングを同じ遺伝子同志での繁殖を雄しべを伸ばす、丸めて下げる等して避けている

その他の花でも昆虫の助けで花の形、おしべのネバネバ等の工夫が

されているようで、花一つでも奥が深いと感じました。