前回に引き続き昆虫採集はバッタ目編です。
バッタ目の活動はこれから秋までですので、まだ数は揃っていませんが、
これからも順次アツプしていくつもりです。
あまり虫について詳しくないので、一般的な話を記しておきます。
<バッタ目>
バッタ目の大略は、「バッタ亜目」と「キリギリス亜目」に分類される。
バッタ亜目: トノサマバッタ、ショウリョウバッタ、イナゴ、オンブバッタ等
キリギリス亜目:
キリギリス類:キリギリス、ウマオイ、クツワムシ、ツユムシ等
コオロギ類 :エンマコオロギ、スズムシ、マツムシ、カンタン、カネタタキ等
カマドウマ類:マダラカマドウマ、カマドウマ等。
バッタとキリギリスの見分け方
バッタ亜目は、触角が短い。
キリギリス亜目は、触角が長い(体調より長いものが殆ど、例外としてケラは短い)
又、鳴き声の発生方法も違うようです。
バッタ亜目は、前翅と後脚(又は後翅)をこすり合わせる。
キリギリス亜目は、左右の前翅を震わせて音を出す。
複雑な音色を発するのはキリギリス亜目(特にコオロギ類)です。
▼ヤブキリ(♀) キリギリス科キリギリス亜科、
緑色で、背面が褐色の大きなキリギリス。脚や背面などが黒色化した個体もいる。
前脚に鋭い刺を持つ。
▼ヤブキリ(♂) キリギリス科キリギリス亜科
▲ヤブキリの幼虫、キリギリスと似ていますが、背中の線が1本か2本(キリギリス)で区別。
▼フキバッタ(ミカドフキバッタ?) バッタ科フキバッタ亜科
▼ショウリョウバッタ バッタ科ショウリョウバッタ亜科
頭部が尖った大きなバッタ、特にメスは大きく8cmにもなる、オスは細身で4~5cm程度で小さい。
緑色型と褐色型がある。オスは飛ぶ時にキチキチという音をたてる。
▼たぶん幼虫?
▼ヒシバッタ ヒシバッタ科
▼ナヒバッタ バッタ科ヒナバッタ亜科
体は褐色が基色で、濃い色の斑紋があり、斑紋は個体差があります。前翅側面の中央少し後ろに白い斑があります。
前胸部背に縦スジをもち、両側の2本は中央で、内側に”くの字”に曲がっています。
▼エンマコオロギの幼虫 コオロギ科
エンマコオロギは焦げ茶色で、頭部に光沢のある大きなコオロギ。日本産のコオロギの仲間では最大。
▲右後ろ脚がなくて不自由で直ぐに飛び立たなかった?
▼サトクダマキモトキ(クダマキモドキ)? ツユムシ科
全身がきれいな緑色のキリギリスの仲間。翅は葉の形に似ている。
いつの間にか家に入っていました、直ぐに出してやりました。
▼ニシキリギリス キリギリス科キリギリス亜科
緑色又は淡褐色で、腹部が太短く幅広で、細い翅と長い後ろ脚を持つ。
虫の名前は殆ど知りませんので、もし間違っていたら済みません、教えて下さい。
セミの鳴き声も聞こえて夏本番になりました。
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