花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

野草花(9月ー2)ウリ科の花、アレチウリ、カラスウリ、スズメウリ、オキナワスズメウリ、

2019-09-14 | 花の写真
 河川の土手や至るところでアレチウリのつるがはびこっています。
 土手柵にからまって道にでているのを、どこも(役所)やってくれないからと
 おじさんが刈り取っていました。

 ▼アレチウリ(荒地瓜)
ウリ科アレチウリ属、つる性1年草、北米原産、花期:8月~10月、雌雄同株、
特定外来生物に指定され、 驚異的な繁殖力で密生する。 他の植物を覆い尽くして光を遮る。
葉の腋から花序を出し雄花と雌花を付ける。
雄花は長い花序の先に付き、雄しべ、花糸、葯も合着、
 
雌花序は短く、雌花は頭状に集まって咲き、柱頭は3個。幼果になっている。
 
果実は長卵形の液果が数個集まり、金平糖のように見え、表面は軟毛と刺が密生する。
最初は何か分からなかったが、よく見たらウリキンウワバの幼虫でした。
 終齢幼虫になると毛の付け根が黒くなる。

 ▼カラスウリ(烏瓜)
ウリ科カラスウリ属、多年草、花期:8月~9月、雌雄異株、
夏の夜、10cm程のレース飾りのついた美しいをひっそりとつける。
雌花の糸状の花弁も昼間はきちんと再収納します。
昼間は長い萼筒に蕾のようになって付いているだけです。
実は、最初は緑色で縦じま模様があり、緑 → だいだい色 → 赤 と色が変わっていく。
   
カラスウリの花が雄花か雌花の判断は筒の下部に子房があるかどうかで見分ける。
花後は雄花は茎から折れて落ちてしまいます。(上右写真)

 ▼スズメウリ(雀瓜)
ウリ科スズメウリ属、つる性1年草、花期:8月~9月、雌雄同株、
雄花、雌花共に同じ株の葉の腋につく、雄花は径約6mmで深く5裂する。
幼果は緑色だが熟すと白くなる。
雌花は下部の子房が目立つ。


 ▼オキナワスズメウリ(沖縄雀瓜)  別名:リュウキュウスズメウリ
ウリ科オキナワスズメウリ属、つる性1年草、花期:7月~10月、雌雄同株、
小さな実は緑色から茶色、赤などに変わります。 園芸品種で鑑賞用です。
 

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