花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

散歩中での野草花(9月-2)メドハギ、ゲンノショウコ、マメアサガオ、ミゾカクシ、他

2019-09-17 | 花の写真
今日は気温が上がり(30℃越え)暑くなるようですが、少しずつ秋めいて来ました。
白っぽい野草の花々を集めてみました。

 ▼メドハギ(筮萩 )
マメ科ハギ属、多年草、花期:8月~10月、花の大きさ5~8mmと小さい。
初めは真っ直ぐ上に立ちますが秋になると次第に頭でっかちになって項垂れるように見られます。
草丈1m位木質化する、名はその茎を陰陽占い用の筴(めどき)として使用したことから。  

 ▼ゲンノショウコ(現の証拠)  別名:ミコシグサ
フウロソウ科フウロソウ属、多年草、花期:7月~10月、
紫紅色と白色の花がありますが、東日本では白色が多く、 西日本では紫紅色の方が多い。

 ▼マメアサガオ(豆朝顔)
ヒルガオ科サツマイモ属、つる性1年草、北米原産、花期:7月~10月、
花は1~3個つく。花が小さいアサガオで、直径約15㎜。

 ▼ミゾカクシ(溝隠)
キキョウ科ミゾカクシ属、多年草、花期:6月~10月、田の湿り気のある場所に生える。
和名は、溝を隠すほど茂ることから付けられた。
また、田の畦に筵を敷いたように生える様子からアゼムシロ(畦筵)ともいう。
庭にはこの花とよく似たブルーのプラティア(エクボソウ)があります。属が違う。

 ▼ヤマホトトギス(山杜鵑草)
ユリ科ホトトギス属、多年草、花期:7月~9月、
花は茎頂や上部の葉腋に散房状に上向きにつく。 
花被片は斑点が大きく、上半部が反り返る。斑点は色々な模様がありました。 
秘密にしてる場所ではないですが、普通の散歩コースからややそれているので、
草刈りにも合わず今年も咲いてくれていました。

 ▼コシロノセンダングサ   別名:シロバナセンダングサ
キク科センダングサ属、1年草、北米原産、花期:9月~10月、
コセンダングサの白い舌状花(4~7個)があるもの 、コセンダングサの変種。
黄色い花のセンダングサはじめ似た、コセンダングサ、アイノコセンダングサ、
アメリカセンダグサ等がある。

 ▼ホウキギク(箒菊)
キク科ホウキギク属、1年草、北米原産、花期:8月~10月、葉は線形、
頭花は直径5~6mm、舌状花は白色まれに淡紫色、草丈は0.5~1.2mになる。
名前がわかりませんでした、ヨモギにしては葉が細いので調べたらこれですか?

 ▼ヒメジョオン(姫女苑)
キク科ムカシヨモギ属、1年草、北米原産、花期:6月~10月、
同属のハルジオンと共に、道端でよく見かける雑草ですね。

 ▼ニラ(韮)
ユリ科ニラ属、多年草、東南アジア原産、花期:8月~10月、草地どこにでも生えている。
花茎を出し、真っ白い花をつける。花被片は6枚である。 ネギの一種で健康野菜。
       
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野草花(9月ー2)ウリ科の花、アレチウリ、カラスウリ、スズメウリ、オキナワスズメウリ、

2019-09-14 | 花の写真
 河川の土手や至るところでアレチウリのつるがはびこっています。
 土手柵にからまって道にでているのを、どこも(役所)やってくれないからと
 おじさんが刈り取っていました。

 ▼アレチウリ(荒地瓜)
ウリ科アレチウリ属、つる性1年草、北米原産、花期:8月~10月、雌雄同株、
特定外来生物に指定され、 驚異的な繁殖力で密生する。 他の植物を覆い尽くして光を遮る。
葉の腋から花序を出し雄花と雌花を付ける。
雄花は長い花序の先に付き、雄しべ、花糸、葯も合着、
 
雌花序は短く、雌花は頭状に集まって咲き、柱頭は3個。幼果になっている。
 
果実は長卵形の液果が数個集まり、金平糖のように見え、表面は軟毛と刺が密生する。
最初は何か分からなかったが、よく見たらウリキンウワバの幼虫でした。
 終齢幼虫になると毛の付け根が黒くなる。

 ▼カラスウリ(烏瓜)
ウリ科カラスウリ属、多年草、花期:8月~9月、雌雄異株、
夏の夜、10cm程のレース飾りのついた美しいをひっそりとつける。
雌花の糸状の花弁も昼間はきちんと再収納します。
昼間は長い萼筒に蕾のようになって付いているだけです。
実は、最初は緑色で縦じま模様があり、緑 → だいだい色 → 赤 と色が変わっていく。
   
カラスウリの花が雄花か雌花の判断は筒の下部に子房があるかどうかで見分ける。
花後は雄花は茎から折れて落ちてしまいます。(上右写真)

 ▼スズメウリ(雀瓜)
ウリ科スズメウリ属、つる性1年草、花期:8月~9月、雌雄同株、
雄花、雌花共に同じ株の葉の腋につく、雄花は径約6mmで深く5裂する。
幼果は緑色だが熟すと白くなる。
雌花は下部の子房が目立つ。


 ▼オキナワスズメウリ(沖縄雀瓜)  別名:リュウキュウスズメウリ
ウリ科オキナワスズメウリ属、つる性1年草、花期:7月~10月、雌雄同株、
小さな実は緑色から茶色、赤などに変わります。 園芸品種で鑑賞用です。
 

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イネ科の花達、イネ、ケチヂミザサ、メヒシバ、キンノエノコロ、ジュズダマ、他

2019-09-13 | 花の写真
昨年秋に”イネ科の植物”として、エノコログサやメヒシバ、オギ、ススキ等を
アップしましたが、
今回は更にそのイネ科の花として見ていきたい。
その前に、植物に花が咲かないのは、胞子植物のコケ、シダ類と思っています。
しかしイネ科の花では、花穂とは言っているが、普通に知ってる雄しべ、
雌しべや花びらと萼を持つ花は想像した事がありませんでした。
本当はどうなんでしょうか?  イネ科の植物は被子植物。
被子植物とは、将来「種子」になる「胚珠」が「子房」に被って隠れている植物。
胚珠(はいしゅ)が見えるのは裸子植物。
又、不得手なマクロ撮影の世界が待っていそうです。
私の写真では上手く伝えられるそうもないので他の人写真を参考にして下さい。

 ▼イネ(稲)  イネ科イネ属、
日本で多く栽培されているのは、ジャポニカ種、世界ではインデカ種が多く栽培。

イネの花は風媒花で自己受粉です。
(虫媒花のように受粉は虫に頼らないのでそんなに花が目立つ必要がないですね)
穂の先端からイネの花が咲き始める。イネは天気の良い日の午前中に花を咲かせる。
 (花が咲いているのは2時間程度だそうです8月)
外側の穎(えい:もみがらになるところ)が開いて6本の雄しべが伸びる 、
葯(やく)の下に穴があき,花粉が飛び散る 、
花粉が穎の中に隠れている雌しべの柱頭に付着して受粉。(8/21撮影)
柱頭とは、雌しべの先端の部分、粘液を分泌して花粉を受ける。
▲もちろん今頃は花は無く花穂はたわわに実っています。

 ▼ケチミザサ(別名:チミザサ) イネ科チヂミザサ属、多年草、
葉鞘や葉に毛が多く、基部の膨れた長毛が混ざる。
毛の多いものをチヂミザサ、少ないものをコチヂミザサと分けているようです。
花序(穂)は多くの 小穂 からなります。
* 小穂(ショウスイ)・・・チヂミザサは2つの 小花(ショウカ)で成り立ちます。(白いブラシみたいな部分)
芒(ノギ)・・・紫色~赤色の針のような毛のこと。
 頴に付属している。


 ▼メヒシバ  イネ科メヒバシバ属、1年草、
花序は、茎の先に2~8本の枝を広げ、3mm程の小穂は披針形で先は尖る。
花は、約3mm、赤いブラシのようなものが柱頭で雄しべの葯は茶色です。

  ▼キンノエノコロ  イネ科エノコログサ属、
エノコログサには、アキエノコログサ、キンエノコロ等がありそれぞれに違いがあります。
淡い黄褐色の雄しべの葯と雌しべの柱頭(紫色ぽいブラシみたいな部分)
アップ写真です

 ▼シマスズメノヒエ      イネ科スズメノヒエ属、多年草、南米原産、
茎の先に長さ5~10cmの枝を5~10本つけ、長さ3~3.5mmで縁に白い毛の小穂を片側に2列付け、
卵形で先が尖ります。
第1包穎(一番外側)は退化し、第2包穎は花軸側にあり縁に長毛が多く出ています。
第1小花は不完全で第2小花のみ結実します。葯は黒褐色、柱頭は暗紫色で目立ちます。
柱頭とは、植物の雌蕊の先端の部分にある花粉を受け取ることに特殊化した器官)


 ▼ジュズダマ  イネ科ジュズダマ属、雌雄同株、
葉の腋から多数の花穂を立てる。長さ9~10mmのかたくてつやのある壺(苞鞘ほうしょう)の中に雌性小穂があり、その先に2~3個の雄性小穂が垂れ下がる。黄色の雄しべの葯が印象的です。

他にもありますが同じようなので、イネ科の花は花びらや萼などがなくても、
柱頭と雄しべの葯が重要な役割を果たし目立っているようですね。
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未熟の実(エゴノキ、アカメガシワ、サンショウ、ノブドウ、ツルウメモドキ、他)

2019-09-12 | 花の写真
実りの秋となれば、いろいろな木々は色付き果実も彩りが出てきます。
しかし果実から種子が取れる、秋深まるそれまでにはもうちょっと時間が必要ですが、
木々の今の実がどうなっているのか集めてみました。

 ▼エゴノキ(チシャノキ)  エゴノキ科エゴノキ属、
和名は、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来する(サポニンを含む)

 ▼アカメガシワ  トウダイグサ科アカメガシワ属、雌雄異株、  雌花

 ▼サンショウ  ミカン科サンショウ属、雌雄異株、

 ▼ミツバウツギ  ミツバウツギ科ミツバウツギ属、
ウツギの名を持つ木は多いが、ミツバウツギ科では本種のみ、他の仲間はユキノシタ科。

 ▼ナツツバキ(夏椿)  ツバキ科ナツツバキ属、

 ▼メモドキ(梅擬き)  モチノキ科モチノキ属、雌雄異株、

 ▼コクサギ  ミカン科コクサギ属、(*なつみかんさんに名前を教えて頂きました感謝です)
葉は互生だが2対づつ左右に付く「コクサギ型葉序」と呼ばれる。

 ▼ニシキギ  ニシキギ科ニシキギ属、
ニシキギは紅葉や赤い実が美しい木です。
若い枝は緑色、やがてコルク質の翼(板状の突起)ができる

 ▼キササゲ  ノウゼンハレン科キササゲ属、実は豆果ではなくさく果です。
ササゲのような実をつけるからキササゲなのですが、ササゲはマメ科です。


 ▼ツルウメモドキ  ニシキギ科ツルウメモドキ属、雌雄異株、
秋に熟した真っ赤な実と黄色い仮種皮のコントラストが美しい、花より人気がある?

 ▼アオツヅラフジ   ツヅルフジ科アオツヅル属、
つるは左巻きで、5mくらいまで伸びます。

ノブドウ  ブドウ科ノブドウ属、 地方名でイヌブドウ、カラスブドウとも言う。

  ▼ヤマブドウ?   ブドウ科ブドウ属、雌雄異株、
ブドウ科の植物はどれも似通っていて区別が難しいです。
ツタ属、ノブドウ属、ブドウ属、ヤブガラシ属があります。
ヤブガラシ属の葉はチョット違う(5枚一組の形)ので直ぐに分かると思いますが、
種を特定するのに葉の違いを見るのは必要ですが、ブドウ科はほとんどは、
成熟しないと葉の最終的な形がわからないのです。
もしかしたらこの写真は蔦の実かもしれず?!

 ▼ミツバアケビ   アケビ科アケビ属、

 ▼マユミ(真弓)  ニシキギ科ニシキギ属、
若木のうちから花や赤い実をたくさん吊り下げる。ピンク色の果実が割れると、
鳥が好む赤い種子が現れる。葉も美しく紅葉する。

 ▼ガマズミ   レンプクソウ科ガマズミ属、

 ▼タラ(楤木)  ウコギ科タラノキ属、


 ▼アラカシ(ドングリ)   ブナ科コナラ属、
ドングリはブナ科の樹木でみられる、堅い実(堅果)の総称です。

 ▼アカシデ  カバノキ科クマシデ属、

果実も日一日と未熟からかわっていきます、
もうしばらくしたら彩りも良くなり本来の美しい実を見せてくれるでしょう。

9/13追加分です。
 ▼センダン  センダン科センダン属、
葉が落ちて黄色に色づいた果実を、枝にいっぱいつけている木が目立ちます。

 ▼ピラカンサ   バラ科トキワサンザシ属、
ピラカンサは、トキワサンザシ、タチバナモドキ、ヒマラヤトキワサンザシ等を
まとめてピラカンサと呼ばれている、最も扱いが多いトキワサンザシをピラカンサとしていることが多い。
「黄色いピラカンサ」とタチバナモドキは呼ばれますので、この実が黄色ならそれです。
ヒマラヤトキワサンザシは本種よりも全体に大振りで、実の数が多いのでやや違うかなと
くどくなりましたので、このへんで止めておきます。
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マメ科の花達、ハギ、シロバナハギ、アレチヌスビトハギ、ノササゲ、ツルマメ、他

2019-09-11 | 花の写真
マメ科の花は、
独特の蝶のような形の花を持ち、豆状の果実と種子を作り、よく似た花ばかりですね!
野原・道端・畑地などに多く生える野草、雑草沢山ありますが、
近所の散歩で見つけたものから幾つか集めてみました。

 ▼ハギ(萩)
マメ科ハギ属、落葉広葉低木、花期:5月~9月、
萩はハギ属の総称です。
種類は非常に多く、ヤマハギ、キハギ、ツクシハギ、マルバハギ等は庭木に利用されている。
代表的なミヤギノハギは園芸品種と考えられている。
正直言ってハギの正式名称を見分ける知識がありませんので、ここではハギとしておきます。
自然の野山で撮った花ばかりです。

 ▼シロバナハギ(白花萩)    別名:シラハギ
マメ科ハギ属、落葉低木、花期:8月~10月、
ミヤギノハギの変種。ヤマハギにも白い花が混じるらしいが。

 ▼ヤブハギ(藪萩)
マメ科ヌスビトハギ属、多年草、花期:8月~9月、ヌスビトハギの変種。
ヌスビトハギとヤブハギは似ているが、
ヌスビトハギは、葉は茎の上部に付き、葉柄が短い、
ヤブハギは、葉は中部から下に集まって付き、葉柄が長い。
節果は2個は分かり易い。

 ▼アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)
マメ科ヌスビトハギ属、1年草、北米原産、花期:7月~9月、
花は帯青紫色でヌスビトハギよりやや大きく長さ7~8mm、節果は3~5節が多い。
この花が近くではあちこちで咲いている。

 葉の形からこれもアレチヌスビトハギか?

 ▼フジカンゾウ(藤甘草)
マメ科ヌスビトハギ属、多年草、花期:8月~9月、
草丈50~150cmで毛がある、葉は7又は5小葉からなり、卵形から長楕円形。
花は長い総状花序で淡桃色8~10mm。
 
 ▼ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)
マメ科ササゲ属、つる性1年草、花期:8月~10月、
花は黄色で1.5~1.8cm。茎は3m以上にもなり、葉は互生、3出複葉、小葉は卵又は狭卵形。
ノアズキと花は非常によく似て竜骨弁と左翼弁の形状等が違うが、
別途の機会にもっと分かり易い写真で載せてみたい。

 ▼ノササゲ(野大角豆)
マメ科ノササゲ属、つる性多年草、花期:8月~9月、
花は総状に、淡黄色蝶形の花で長さ1.5~2cm、萼は筒形、豆果は倒披針形2~5cm。

 ▼ツルマメ
マメ科ダイズ属、つる性1年草、花期:8月~9月、
ダイズの原種と言われている。野原・道端・畑地などに多く生える野草、
葉腋に3個~4個、淡紅紫色の長さ5~8mmの蝶形花を咲かせる 。
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野草花 9月、シロバナキツネノマゴ、ツリフネソウ、ホドイモ、タカサブロウ、他

2019-09-09 | 花の写真
野草花を幾つか選びました。

 ▼シロバナキツネノマゴ
キツネノマゴ科キツネノマゴ属、1年草、花期:8月~10月、
普通のキツネノマゴは淡い紅紫色の唇形をした小花 ですが、道端などに生える
白い色の変種です。珍しいと思いましたが結構探すとありましたね。
       

ツリフネソウが咲いていました。
 ▼ツリフネソウ(釣舟草)   別名:ムラサキツリフネ
ツリフネソウ科ツリフネソウ属、1年草、花期:8月~10月、
茎はやや赤味を帯び節はふくらむ、葉は菱状楕円形で先は尖り縁に鋸歯がある。
花は紅紫色で、距は著しく後ろに突き出て渦巻き状になる。
正確には花弁3個、萼片が3個で、萼片も紅紫色で花弁のように見える。
群落とはいきませんが、側溝の土手にいくらか咲いて、道端のものは刈り取られてしまう。
   

 ▼ホドイモ(塊芋)
マメ科ホドイモ属、つる性多年草、花期:7月~9月、
葉腋から長い花穂を出し、長さ7mm程の緑黄色の蝶形花を付ける、塊根は食用になる。
花はマメ科らしくない。なにより,くるっと曲がりくねった竜骨弁が特徴 。
 

タカサブロウ(高三郎)   別名:タタラビ、
キク科タカサブロウ属、1年草、花期:7月~9月、
水田のふちなど湿地に生え 、頭花は1cm位で白色の舌状花と筒状花からなる。
気になる名の由来は諸説あるが不明のようです。
一説には、昔貧しく筆や墨が買えなかった高三郎がこの草の茎を切り黒ずんだ文字を
書いたとか、又、タタラビの転訛などがある。

ツルボ(蔓穂)
キジカクシ科ツルボ属、多年草、花期:8月~9月、
葉は線形で長さ10~25cm内側は浅くくぼみ、厚くやわらかい。
花茎の先端4~7cmに穂のような総状花序に淡紫色の花をたくさん付ける。
花被片6個、雄しべ6個が同じくらい長さで目立ちます。

 ▼ハエドクソウ(蝿毒草)
ハエドクソウ科ハエドクソウ属、多年草、有毒植物、花期:7月~8月、
花は5mm程で目立たず、実は先がカギ形になった萼につつまれ衣服に付く。
花の特徴は上唇が先が2裂したその両サイドが肩状に広くなっている点です。
根の絞り汁からハエ取り紙を作ったことから。 

秋の花粉の主犯格は、ブタクサと並んでこのオオブタクサだ。

オオブタクサ(大豚草)    別名:クワモドキ
キク科ブタクサ属、1年草、雌雄同株の風媒花、北米原産、花期:8月~9月、
草丈は高さ2m以上になる大型の帰化植物です。
花穂の形はブタクサに似ているが、より大形である。別名のクワモドキは葉の形が
桑の葉に似ていることからで、ブタクサは草丈が低く葉は細かく切れ込みが多い。
  
穂先には雄花穂がびっしり。花粉は雄花がまき散らす傍の葉も白黄色になっている。
雄花穂の下部の葉腋の苞葉の中に2~3個の雌頭花
夏から秋にかけての花粉症の主な原因はこのブタクサやヨモギなどキク科の植物と言われています。 
スギやヒノキの花粉と違い草丈が低いので花粉が遠くまで飛ぶことはないので、
近寄らなければ大丈夫です。(オレは大丈夫かな? だいぶブタクサの茂った中を歩いたよ)
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散歩中に出合った花、9月 ガウラ、アケボノフウロ、ヒルザキツキミソウ、他

2019-09-07 | 花の写真
散歩中に出合った花から幾つか選びました。

ガウラ     和名:ヤマモモソウ、 別名:ハクチョウソウ
アカバナ科 ヤマモモソウ( ガウラ)属 、多年草、北米原産、花期:5月~11月、
花色は、赤、ピンク、白、複色等がある。
独特な形をした可憐な花を咲かせて、初夏から秋まで長期間楽しめます。
 
           

アケボノフウロ(曙風露)    別名:ゲラニウム・サンギネウム(学名)
フウロソウ科フウロソウ属、多年草、花期:4月~7月、
今頃咲いているのは珍しい?? 花径は4センチくらいの濃いピンクの5弁花を咲かせる。 

ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草)
アカバナ科マツヨイグサ 属、多年草、花期:5月~7月、
マツヨイグサの仲間は夜咲き、涼味を誘うものが多いのですが、この種は昼に咲き、
株全体を覆うほど多数の花が咲きます。

マツヨイグサ(待宵草)
アカバナ科マツヨイグサ属、越年草、南米原産、花期:5月~11月、
園芸品種として渡って来た帰化植物。
花は上部の葉腋につく。花径3~5センチくらいの黄色い花を咲かせる。 
萼筒は長さ2〜4.5cm、裂片は緑色でときに赤みをおび、
開花時に反曲して下を向く。
                  (上段右写真は6月撮影のものです。)

月見草は、同じマツヨイグサ属にツキミソウの名前がある植物があります、
現在一般としてマツヨイグサ属の総称として使われていることもある。
ツキミソウは、花びらは薄く光を通す柔らかそうな花びらをしています。
咲き始めは白く徐々に朝に近づく頃、淡いピンク色に色づき静かに花びらを閉じで1夜を終える。
(花はヒルザキツキミソウによく似ている)
マツヨイグサも、花びらは4枚で夕方から一夜だけ花を咲かせます。
花が咲き終わる頃にオレンジ色に花色を変えて朝になる頃に萎む一夜花です  
「富士山には 月見草がよく似合う」という太宰治の一節で知られる月見草。
花は夕暮れを待って咲き、朝日を浴びてしぼむため、「待宵草」とも呼ばれています。

▼シレネ・アルメリア    別名:ムシトリナデシコ(虫取り撫子)
ナデシコ科マンテマ(シレネ)属、1~越年草、花期:5月~8月、
シレネの種類は数が多く(300種の仲間)、また性格も違っている。
アルメリア種は細長い管の様に50~60cm伸びた茎の先に直径1センチ程のピンクの小花を咲かせます。
茎の部分に粘着性があり、虫を捕まえるイメージから別名「ムシトリナデシコ」と言われる。 


▼スーパーチュニア   別名:ペチュニアハイブリッド
ナス科ペチュニア属、1年草、花期:5月~10月、
ペチュニアの新品種、病害虫に強く、あらゆる面でペチュニアより抜きんでているようです。
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庭の花(9月)シュウカイドウ、タマスダレ、ブルースター、ランタナ、他

2019-09-05 | 自宅の花
庭の花から幾つか選びましたが、一部切り戻した返り咲きの花も含みます。

シュウカイドウ  シュウカイドウ科シュウカイドウ属、中国原産、花期:8月~10月。

タマスダレ  ヒガンバナ科タマスダレ属、球根植物、花期:6月~10月、

宿根ロベリア(ベニバナサワギキョウ)  キキョウ科ロベリア属、花期:7月~9月、
池の縁の草に埋もれて真っ直ぐに伸びきれず哀れな咲き方で花に申し訳なかったです。

ブルースター(オキシペタルム)  
キョウチクトウ科トゥイーディア属 、花期:5月~10月、
小さくても存在感のある星型の青い花、 ダイミョウセセリが止まっていました。
8月末には実が緑色から既に茶色にかわっています。

ランタナ     和名:シチヘンゲ
クマツヅラ科シチヘンゲ(ランタナ)属、常緑小低木。花期:5月~10月、
その名の通り、徐々に花の色が変化する不思議な常緑性の花木です。  

▼ヒャクニチソウ(百日草)  別名:ジニア
キク科ヒャクニチソウ(ジニア)属、1年草、花期:5月~11月、
その名の通り初夏~晩秋までの長期間、花壇やプランター植えで楽しませてくれる。

サルビアサリーファン
シソ科アキギリ属、多年草、花期:5月~10月、
サリーファンはブルー系ですが、これはスノウホワイトか?

▼フジナデシコ       別名:ハマナデシコ
ナデシコ科ナデシコ属、宿根草、花期:4月~10月、
2度咲きです。花期が長いですね。

▼スプレプトカーパス キリタブルー
イワタバコ科スプレプトカーパス属、多年草、花期:5月~10月
人の快適な温度(18℃~25℃)なら季節を問わず開花するようです。
寒さに弱いスプレプトカーパスの中では低温に強いようです。(0℃以上)

▼ヤブラン         別名:リリオペ
キジカクシ科ヤブラン属 、多年草、花期:8月~10月
暑さ寒さに強くとても丈夫な性質です。 根が張れば乾燥にも耐え、多少土のやせた場所でも充分に育つ 。
花色の違うものや斑入り等園芸品種は多い。
ジャノヒゲに似ているが、ジャノヒゲは青紫の実がなり、ヤブランは黒い実がなるので区別できます。

ウォーターバコパ             別名:ミズバコパ
オオバコ科ステラ属、抽水植物、花期:7月~9月、
バコパの仲間です。夏から秋にかけて青紫色の花を次から次へと咲かせる。

宿根フロックス  ハナシノブ科 切り戻したら以前より立派な花になった。


以下余談ですが、
別居トライアルの1ヶ月が終わり、9月に入りカミさんも家に戻って来ました。
庭の草藪状態を見て直ぐに、
草藪に埋もれてミヤコワスレが駄目になると、早々に草刈りなどを始めました。
その草の処分が又大変でした。
鉢物の幾つかは、私が水やりをやったつもりでしたが、8月の暑さで枯らしてしまいました。
生あるものは、いつかはなくなるもんだと苦しい言い訳をしました、
しょうがないと諦めてたようです。
トクサなどはびこっていたのを 抜き取り捨てるつもりでいましたが、
お店で結構な値で売っているのを見て、急遽2つの鉢に入れて置いておくようです。
(いずれ捨てるようになると思いますが?)
 
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コンデジで挑戦(?)オナガグモ、サツマノミダマシ、ナガコガネグモ、アシダカグモ、他

2019-09-04 | 生き物(虫)
今回はクモ目に注目しました。
クモは昆虫ではありません、なぜなら昆虫の定義に当てはまらないからです。
昆虫は、頭部、胸部、腹部にまとまり、胸部に脚が3対6本あるのが一般的です。
クモは、頭部と胸部が融合し、脚が8本で昆虫ではない。 
既に、17/09/18クモは昆虫ではない!を投稿済ですので、詳細は省略する。

まずこのクモに出合うのを今迄待っていました。
これを見てクモと言える人は、このブログを見ている人の中には多くいないでしょう。
このオナガグモを、撮るのは小さく細いのでコンデジでは難しいです。
ズームで拡大すると手振れでピンボケになってしまいます。

<クモ目>
オナガグモ  ヒメグモ科 ♀ 20-30mm ♂ 12-25mm  5-8月、
腹部が非常に細長い、奇妙な体型のクモ。緑色型と褐色型がいる。
写真のものは2cm未満なのでメス?
直線のクモ糸での曲芸師のようです。クモを食うクモとして知られている。

マミジロハエトリグモ  ハエトリグモ科  ♀ 7-8mm ♂ 6-7mm 
メスの頭胸部は黒色で後縁や側縁が灰白色。腹部は灰褐色で不明瞭な条紋がある。オスは、
頭胸部が光沢のある黒色で、前面によく目立つ白色の横帯がある。腹部は茶褐色。(写真はオスです) 
←*メス(9/5追加)

クサグモの幼体   タナグモ科  成虫15-17mm
孵化したては頭胸は赤、腹が黒いツートンからー、成長に連れて色彩は変わってくる。
10mm程度、1ヶ月以上経過した幼体と思われる。

サツマノミダマシ  コガネグモ科 ♀ 10mm前後 ♂ 8mm前後
中型のオニグモ類で、鮮やかな黄緑色で目立つ。 
ワキグロサツマノミダマシとはそっくりで上から見ただけでは判別出来ず。
ワキグロサツマノミダマシ  コガネグモ科 ♀ 9mm前後 ♂ 7mm前後
美しい緑色の丸い腹部を持ったクモ。腹部側面は黒褐色。

▼ジョロウグモ  ジョロウグモ科  ♀ 20-30mm ♂ 6-10mm
腹部に黄色と暗青色の縞模様のある大きなクモ。
人家周辺から山間部まで、いたるところで普通に見られる。目の細かい複雑な円網を張る。

▼ナガコガネグモ   コガネグモ科  ♀ 20-25mm ♂ 8-12mm
腹部に黄色と黒のこまかい縞模様がある大きなクモ。

▼ササグモ    ササグモ科   大きさ ♀ 8-11mm ♂ 7-9mm
黄緑色~黄褐色で、腹部に赤色と白色の美しい模様があるクモ。
脚にはえている黒い毛が目立つ。
 

▼イオウイロハシリグモ  キシダグモ科  ♀ 20-28mm ♂ 15mm前後
脚の長い大きなクモ。個体によって色彩変異が大きく、黄色や褐色の単色のもの、
褐色で体側に白い帯があるもの、黒褐色のまだら模様があるものなど様々。

▼シラヒゲハエトリ   ハエトリグモ科  ♀ 8-10mm ♂ 7-9mm
灰色の毛におおわれ、体側が黒色のハエトリグモ。触肢に長い毛がはえていてヒゲのように見える。

▼ミスジハエトリ ハエトリグモ科  ♀ 7〜8mm、♂ 6〜7mm 
白地に茶色の筋模様が特徴のハエトリグモ。 雌雄で斑紋が異なる。 
♂では濃い茶色のはっきりとした模様があるが♀では淡く不明瞭なり 。(↓ ♂)


▼コアシダカグモ  アシダカグモ科  ♀ 20-25mm ♂ 15-20mm
褐色で、全身にまだら模様がある徘徊性のクモ。脚には、小さな白点がある。

▼アシダカグモ  アシダカグモ科  ♀ 25-30mm ♂ 15-20mm
人家内に住む、褐色の大きなクモ。夜行性で、夕刻から家屋内を徘徊し、ゴキブリなどを捕らえて食べる。

虫さんのパラリンピック選手のように3本脚で頑張っているクモもいます。
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昆虫採集は真っ盛り、カメムシ目(キマダラカメムシ他)、甲虫目(シロスジカミキリ他)、ハチ目、等

2019-09-02 | 昆虫
夏の一時の暑さはなくなり秋の気配が見られるようになりました。
花の写真ではなく、草藪昆虫園はじめ近所を歩いていた時の昆虫採集からです。

<カメムシ目>
キマダラカメムシ  カメムシ科  20-23mm、
黒褐色で、黄色の小斑紋が散布されている。頭部から小楯板にかけて黄色の縦条がある。

チャバネアオカメムシ  カメムシ科  11mm前後、
美しい黄緑色で、その名のとおり翅の部分が茶色いカメムシ。
 

ムラサキシラホシカメムシ  カメムシ科 5mm前後、
つやのある銅色の体に、ふたつの白い斑点が目立つ小さなカメムシ。
 

 ▼ホシハラビロカメムシ  ヘリカメムシ科  12-15mm、
褐色で、背面中央部に小さな黒点を持ったカメムシ。腹部側面には不明瞭な縞模様がある。

 ▼ホソヘリカメムシ   ホソヘリカメムシ科  14-17mm、
茶色で、後脚が長い、スマートなカメムシ。
 

ヒメジュウジナガカメムシ マダラナガマメムシ科 8mm前後
鮮やかな朱色と黒色に塗り分けられた印象的なデザインのカメムシ。

ヒゲナガカメムシ  ヒゲナガカメムシ科  8mm前後、
光沢のある黒褐色で、太い前脚を持つ、細長いカメムシ。触角が長い。
イヌビエ、エノコログサ、メヒシバなどイネ科植物やスゲ類の花穂で吸汁する。

アオバハゴロモ   アオバハゴロモ科   9-11mm、
きれいな淡緑色で、翅の縁がピンクがかったハゴロモの仲間。集団をつくっていることが多い。
 

ツマグロオオヨコバイ   ヨコバイ科  13mm前後、
黄緑色で、頭部と胸部に黒班があり、翅端が黒くなった大きなヨコバイ。
色彩や形状がバナナに似ているため、俗に「バナナ虫」とも呼ばれる。

<甲虫目>
シロスジカミキリ  カミキリムシ科  50mm程度 
灰色の体に、黄白色の縦筋模様が入った大きなカミキリムシ。
カミキリムシの中では国内最大種。
 
▼写し方が良くないですが両サイドに黄白色の縦筋模様。
1匹は左側の触角と前脚の一部が切断されてる。

ハイイロチョッキリ  オトシブミ科  7-9mm、
体は黒色で灰白から灰黄色の少し長い毛で覆われている。口吻は黒くて長く、釘抜き状です。 
雑木林のコナラやクヌギの下でよく見ることができるとありました、確かにコナラの下でした。

スグリゾウムシ  ゾウムシ科  5-6mm、
黒色だが、鱗片で覆われているので灰白色に見える、丸い体型のゾウムシ。
上翅に褐色の帯が2本ある。口吻はあまり長くない

<ハチ目>
サトジガバチ    アナバチ科  ♂19mm前後、♀23mm前後、
黒色で細長く、腹部の上部が赤くなったハチ。 

▼キボシアシナガバチ  スズメバチ科、12-18mm、
黒と茶色の地味で小さなアシナガバチ。巣のサナギ部屋の蓋が鮮やかな黄色なのでこの名がある。
少しくらいに近づいても攻撃はしてこないが、刺激すると威嚇や攻撃行動に出る。
ベランダの鉢の木に巣作りし、洗濯干場の直ぐ傍で一度取り除いたが、
直ぐに又巣つくったのでのでそのままにして刺激しないようにしている。

コガタスズメバチ スズメバチ科 22-17mm ▼コアシナガバチ  スズメバチ科
ヤブガラシの花には色々な虫が集まってきますね。

子供の頃の昆虫採集と言えば、セミやトンボ、又はカブトムシやクワガタですが、
 裏山のクヌギやコナラの雑木林に行けばカブトムシなど見つかると思いますが、
何しろこの歳で足がおぼつかないのと、実はイノシシが出るんです、
庭のユリネがまた掘り起こされました。
夜行性と思っている人がいると思いますが、実は昼行性です、人間と出くわさない為に
よる活動することがあるだけです。
散歩中にこの張り紙や畑の足跡はイノシシです、しかも複数頭が行動しているようです。
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