どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

総集編の意味

2014年10月14日 18時56分16秒 | 映画
スッカリお気に入り(*^o^*)


やはりというか...ネットを散見するに、今回の「宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海」への感想が賛否両論になっております(^_^;

まぁ当然こうなるだろうなぁと思ってましたが...。

誰もが満足する形になんて成り得ないと思えないですかねぇ。

単純計算で、TVシリーズ計520分の内130分の抜粋ですよ。390分は捨てなきゃならない。

総集編をまとめた加戸さんと森田さん、どこをどうチョイスするか何度も試行錯誤したと語ってますけど、本人たち含めて誰も大満足なんてなってないですよ。

割り切って言えば、総集編なんて元のシリーズを一通り観てる人向きなんであって、初見者には厳しいに決まってるんです。

削除された部分は、自分の中で補完するしかない代物なワケで。

最初のヤマト総集編の時代は、ビデオ録画機なんて便利な物はほとんど無くて、せめてまとめて一本で観たいという要望から生まれた物だったと思うんです。

モチロン商売からんでますし、そのステップを踏んで続編である「さらば宇宙戦艦ヤマト」実現の布石になったワケですが。

丁寧にやろうと考えれば、ガンダム三部作みたいな形もありですけど、ビデオレコーダーやDVDが普及しきっている現代においてその必要もなくなっています。

そんな今、あえて総集編を制作したのは、ある種のオマージュだと思うし、観に行く側もそれを前提にしないといけないのではないか?と。

もっと突っ込んだ言い方すれば、愛がある人向けなんじゃないかなと(^_^)

私自身、本作について、一本の映画としてどうかと問われれば満点は付けられません。

でも気持ち的には満足しています。ダイジェストですし、名場面集と言っても良い。

それは"総集編"というジャンルで受け止めているからです。

一本の映画として期待と評価をすべきなのは、12月の新作「星巡る方舟」ですよ。