どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

東京オリンピックと環境・暮らし、聴講

2019年03月10日 19時20分00秒 | イベント・ライブ
午前からお昼にかけてマッタリと昭和のくらし博物館を見学、ギリギリでしたが昼食を済ませて、午後は同館主催による「火鉢を囲んで建築の歴史」を聴講。

講師・森まゆみさんによる「東京オリンピックと環境・暮らし」。

場所は博物館のすぐそばにある、鵜の木特別出張所です。

テーマは...まぁ来年のオリンピックと国立競技場なんですが、これがまた思いの外ガッツリとした内容で...(^_^;

なんというか、自分としては勝手にもっとマッタリと競技場の歴史ウンチク話しなのかなぁ...なんて思ってましたが、さにあらず!

もちろん明治期に遡っての歴史にも触れてましたが、東京オリンピック開催決定の経緯と、新国立競技場の予算・計画の経緯が如何に杜撰でいい加減なものか、政治・社会批判を真っ向から取り上げ、森さんはその分野における第一人者のようなお方なのでした。

私自身、今回のオリンピック開催は馬鹿げていると感じてますし、見栄と現実逃避しているかのようなドンブリ勘定で突き進む政府や都に辟易し嫌気がさしている人間の一人です(反面...Perfumeが開会式イベントで登場するか気にしている脳天気な自分もいるわけですが(^_^;)。

博物館々長の小泉さんも同席され、冒頭で「東京オリンピックに賛成されている人っています?」と投げかけ、誰一人手を挙げていませんでした(まぁそんな人いないでしょうし、いても挙げるのは相当な主張の持ち主でしょう(^_^;)。

いちいち成るほど...と思って聴講させていただきましたけど、あまりにこちらの勉強不足で正直なところ恥ずかしくて仕方ありませんでした...。

この後、はずみで懇談会まで参加したのですが、他の皆さんは森さんのことをよく知っている方ばかりで、すごい人たちばかり(^_^;

知人も同席していてくれたお陰で気持ち的には助かりましたが、一人だったらホントに辛い状態でした...。

門外漢すぎてこれ以上書けることはありませんが、しれでも多少は勉強になったかなとは思ってます。常日頃、オリンピック関連のニュースを見てはバブル期みたいになってるな...大会までは良いんだろうけど、終わったらこのツケは大変なものになって跳ね返ってくるんだろう...とかね。

森さんご自身も、この問題に対峙しているうちに精神的に参ってしまった...オリンピックやってる時は日本にいたくない...タイにでも行こうかなと思ってる...と心情を吐露されていたのが印象的でした。

余談ですが、懇親会では小泉さんに促され、出席者一人一人が自己紹介することになって...これまたビビってしまいましたが、この博物館はオープン当初から知っていたこと、「この世界の片隅に」とのコラボ企画で嬉しかったこと、そして何より下丸子という場所が母が婚前まで住んでいた町で縁を感じている...そんなことを直接伝えられたのは良かったなと思っています...。

小泉さんもフォローしていただいて、「この世界の片隅に」について語っていただけましたが、頭まっ白でよく憶えていません(^_^;

いやいや...それにしてもまだまだ世の中のこと、学ばねばならんこと沢山あるよなぁ...(´д`)とヘコミつつ、帰路についたのでした。



昭和のくらし博物館へ

2019年03月10日 00時17分00秒 | イベント・ライブ
ということで、行ってきました(^_^)

前回もそうでしたけど、住宅地のど真ん中、ちょっとした路地に入るといきなり懐かしい世界が現れる感覚...博物館である「旧・小泉家住宅」を前にして溜め息しつつ暫しボ〜っと佇んでしまう...。

今回は小学生の頃からの付き合いある友人と一緒に。彼にもここを見せたいなと...というのも中学生の頃まで彼の家は昭和初期に建てた木造家屋だったので、絶対反応するだろうと(*^m^*)

案の定、博物館の外観、室内ふくめ、どこに居ても「うわ〜懐かしいなぁ」「そうそうこんな感じだった!」と喜んでました(^_^)

二階の展示室にはコレも!

俳優・栩野幸知さん(なんとご本人が博物館にいらっしゃってました(^_^;)の手による北條家丸ごと一軒の模型です!

「この世界の片隅に」ファンでは有名な逸品で、ネットや上記写真(モデルグラフィックス)などで見知ってはいましたが、ようやく実物を拝見できました。

想像していたとおりの緻密さに舌を巻くばかり...(´д`)

友人も模型を見ながら、どことなく昔の自宅に似たものを感じ、「自分の家はここがこんな風だった」とか「ここの部屋の感じが似ているなぁ」と立体物ならではの効果は絶大で、模型を前に長く過ごしていました(*^o^*)

館員さんも展示物が増えている!と驚いていて、栩野さんが今日持ってきたばかりの...いやもう書き切れない(^_^;

作品冒頭、すずさんが海苔で仕込んだ望遠鏡も!(覗いてみたい衝動にかられたが...触れない辛さ(^_^;)

なんだか作品に出てくる小道具を丸ごと再現しようとしているようで...(*^o^*)

前にも増して、館内は「この世界の片隅に」の色合いを濃くしているようでしたね!

特別展は5月まで続くようですが、終わる頃には小泉家というよりも、北條家と化しているんじゃないでしょうか(^_^;

午前11時ちょっと過ぎに到着、午後1時半からの講座までタップリ時間を確保していたつもりでしたが、気づくと1時近くに!まさにアッと言う間でした...ここにいると時間感覚を失いますねぇ...(´д`)

急いで駅前まで昼食をとりに行き、また引き返して午後の講座「火鉢を囲んで建築の歴史」に参加です。