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碑文谷アピアに2ヶ月に一度出演する二人楽団でたんの大きい方。スカイツリーが見える町に住む。

芝丸山古墳

2009年12月28日 12時03分00秒 | 関心事
旧雑居ビル界隈に残る江戸の残り香など、いくつかご紹介させて頂きましたが、今日は一気に時代を遡ること、千ウン百年。古墳時代のお話しでございます。

増上寺やら芝東照宮やらが居並ぶ、芝公園周辺。まさにそんな都心のど真ん中に、何と古墳があるんです。それが今日ご紹介の、芝丸山古墳。全長100m超の前方後円墳です。

日本の人類学者の草分け的存在である坪井正五郎氏が、芝公園内にある「丸山」と呼ばれる小高くなった部分の、その周囲に対する高さに不自然さを感じて調査、明治26年に埴輪やら何やらの土器を発見したってのが最初なんだそうです。それまでは単なる公園の一部で、頂きの部分などは削られて広場になってたんだとか。てか、今もフツーに広場であり続けてます。

時期的には5世紀後半、一説には4世紀後半頃のものとも言われる、この芝丸山古墳。誰の墳墓なのかは今もって不明のままなんだそうですが、江戸の残り香をそこここに感じさせるエリア、実は古墳時代の香りまで仄かに漂わせてたんでしたってなお話しでした。