私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

日本のエーゲ海 牛窓の夕暮れ

2014年06月24日 | 旅の楽しみ
               ああ、やはりここに来るとホッとする。
               暮れゆく空と海、ぼんやり眺めていると心がふうーっと軽くなっていくのがわかる。
               毎日、それほど忙しくしているわけではないけれど、起きてから寝るまで、あれをして
               これをしてと、体は動かしていなくても頭と心は使っている。
               ちょっとは疲れているのかな、、、

               そんなことを思いながら外を眺めていると、沖からボートが戻ってきた。
               こんな光景を見るのもホッとする。
               一日を無事に終えた安堵感。
               対岸の島にも光がともり、牛窓の海は優しく暮れてゆく。

                 *室内のガラス越しに撮影したので、照明等が映りこんでいます。
                  
                                                   



               暗くなりかけているのに、トビウオが元気よく飛んでいる。
               あっちでもこっちでも、、、
               そしてずいぶん暗くなってきた時に、何やらトコトコと歩いて来る。
               目をこらして見ると、それは小鷺(こさぎ)だった。
               桟橋の隅まで来て、さっきまでトビウオが飛んでいた方向をじっと見つめていた。
               しばらく、まるで置物のように立っている姿はとても珍しかった。
               小鷺は川の浅瀬や田んぼなどで立っているのを見たことがあるが、海で見たのは
               初めてだ。こんな偶然に出会うことも楽しくていいものだ。
               灯台の青い光もともった。牛窓の夜は静かに更けてゆく。

                 *小鷺はうっすらとで申し訳ありませんが、写真の中央に写っています。
                  真正面からは見えにくいので、少し上から覗くようにして見て下さい。
                  こちらもガラス越しの撮影なので、小鷺の周りに白い物が薄っすらと見え
                  ますが、これは主人のお腹の部分がガラスに写った物です。
                  あやしい物ではありませんので、ご安心下さい。
               
               
               
               
                  
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