青原山 永澤寺 (ようたくじ)
曹洞宗の禅寺 大本山總持寺(横浜市鶴見区)の直末寺
本尊は釈迦如来、大日如来、阿弥陀如来の釈迦三尊
永澤寺は、後円融天皇が室町幕府官僚の細川頼之に命じ、七堂伽藍を建立させ、応安3年(1370年)に
通幻寂霊禅師を開祖に迎え、*勅願所とされ、さらに*青原山の勅願を受け、日本最初の*僧録となった。
*勅願所(勅願寺) 天皇の命令によってたてられた寺のこと
*青原山 中国の青原山は古来よりの仏教道場であり、ここから輩出された禅師によって
曹洞宗が確立された。
*僧録 禅宗の僧職のことで 禅寺寺院、禅僧の管理、統轄する最高管理職を言う
勅願所とあって、門構えにも重厚さが感じられる。
門は外側に三つあり、向かって玉兎門、勅使門、金鶏門と並んでいる。
写真では、向こうに勅使門、手前に金鶏門が見えている。
この勅使門の屋根は茅葺屋根で、全国では二か所しか見られないとのことである。
*向いにある花菖蒲園は、永澤寺さんと地元の方々が協力して守り育てているそうです。
この時期に限らず、四季折々の花が美しく「関西花の寺二十五か所霊場」の札所にもなっています。

金鶏門から仁王門へ
写真は仁王門前の池で咲く睡蓮の花。
4月には桜、椿、水仙。5月はミヤマオダマキ、鈴蘭、ムスカリ。6月は睡蓮、セッコク。
7月は紫陽花、菩提樹、沙羅。9月は萩、彼岸花など季節の花々が境内を彩るとのこと。
境内の植物はきれいに手入れがなされ、植物への愛情が感じられ優しい雰囲気である。

仁王門から本堂へ
勅使門から直線上に仁王門、本堂と並んでいる。
勅使門側には一対の仁王像、そして本堂側には一対の仁王様の内心仏像。
この一つの仁王門の裏表に四体の像がある「永澤寺様式」は珍しく必見です。
内心仏様はとても美しく、この世のものとは思えないお姿でした。

金鶏門から回廊へ
金鶏門を入るとまっすぐに伸びる回廊が見える。
ここも無駄のない整った空間で、すっきり爽やかな気分になります。

本堂
背の高い木々に囲まれ静かな佇まいである。
これまで生かされた感謝と将来への思いをお伝えし、しっかりとお参りさせて頂きました。
本堂の横にある妙高閣には、彩色鮮やかな大観世音菩薩像が祀られている。
開山の通幻禅師の600回遠忌を記念して、禅師の母君のお姿を観音様に代えて捧げたそうである。
禅師は母君の命と引き換えに出生されたので、母君のお顔を知らずに育ったのである。
ご信者様方の温かい禅師へのお心が伝わるお話でありました。
私の心も温かいもので満たされました。 合掌
*次回は7月9日(水)にお会いしましょう。
雨が続くと少しひんやりしますね。体調を崩されませんようお大事に!
曹洞宗の禅寺 大本山總持寺(横浜市鶴見区)の直末寺
本尊は釈迦如来、大日如来、阿弥陀如来の釈迦三尊
永澤寺は、後円融天皇が室町幕府官僚の細川頼之に命じ、七堂伽藍を建立させ、応安3年(1370年)に
通幻寂霊禅師を開祖に迎え、*勅願所とされ、さらに*青原山の勅願を受け、日本最初の*僧録となった。
*勅願所(勅願寺) 天皇の命令によってたてられた寺のこと
*青原山 中国の青原山は古来よりの仏教道場であり、ここから輩出された禅師によって
曹洞宗が確立された。
*僧録 禅宗の僧職のことで 禅寺寺院、禅僧の管理、統轄する最高管理職を言う
勅願所とあって、門構えにも重厚さが感じられる。
門は外側に三つあり、向かって玉兎門、勅使門、金鶏門と並んでいる。
写真では、向こうに勅使門、手前に金鶏門が見えている。
この勅使門の屋根は茅葺屋根で、全国では二か所しか見られないとのことである。
*向いにある花菖蒲園は、永澤寺さんと地元の方々が協力して守り育てているそうです。
この時期に限らず、四季折々の花が美しく「関西花の寺二十五か所霊場」の札所にもなっています。

金鶏門から仁王門へ
写真は仁王門前の池で咲く睡蓮の花。
4月には桜、椿、水仙。5月はミヤマオダマキ、鈴蘭、ムスカリ。6月は睡蓮、セッコク。
7月は紫陽花、菩提樹、沙羅。9月は萩、彼岸花など季節の花々が境内を彩るとのこと。
境内の植物はきれいに手入れがなされ、植物への愛情が感じられ優しい雰囲気である。

仁王門から本堂へ
勅使門から直線上に仁王門、本堂と並んでいる。
勅使門側には一対の仁王像、そして本堂側には一対の仁王様の内心仏像。
この一つの仁王門の裏表に四体の像がある「永澤寺様式」は珍しく必見です。
内心仏様はとても美しく、この世のものとは思えないお姿でした。

金鶏門から回廊へ
金鶏門を入るとまっすぐに伸びる回廊が見える。
ここも無駄のない整った空間で、すっきり爽やかな気分になります。

本堂
背の高い木々に囲まれ静かな佇まいである。
これまで生かされた感謝と将来への思いをお伝えし、しっかりとお参りさせて頂きました。
本堂の横にある妙高閣には、彩色鮮やかな大観世音菩薩像が祀られている。
開山の通幻禅師の600回遠忌を記念して、禅師の母君のお姿を観音様に代えて捧げたそうである。
禅師は母君の命と引き換えに出生されたので、母君のお顔を知らずに育ったのである。
ご信者様方の温かい禅師へのお心が伝わるお話でありました。
私の心も温かいもので満たされました。 合掌
*次回は7月9日(水)にお会いしましょう。
雨が続くと少しひんやりしますね。体調を崩されませんようお大事に!