私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

ひとえを菊の帯で

2014年11月01日 | 着物の楽しみ

もう11月ですね。
朝晩は冷えますがまだまだ日中は暑い時が多いです。
低体温で、しかも外界の気温に自分の体温が左右される変温動物のような私は、
少し暑いだけでも、その暑さが人よりもこたえてしまいます。
そんな訳でこの10月は、とうとう単衣(ひとえ)で過ごしてしまいました。
と言っても、26日のお茶会には頑張って袷(あわせ)に袋帯で行きましたので、ご安心を。
正式な場ではドレスコードはきちんと守ります。

※袷(あわせ)は裏地のついた着物のことです。

ー手挽き玉繭紬に軽い名古屋帯ー

お茶の稽古の時の一揃えです。
着物は、玉繭から手挽きされた単衣の紬です。
鱗と市松模様の織りが施され、その上に緑の濃淡で引き染めをしています。
所々に独特の節があるのが特徴です。

※玉繭(二匹の蚕が一つの繭をつくること)
手挽き(手で繭から糸を引き出すこと)
※帯揚げはろうけつ染めです。

着物は単衣ですが、帯は菊の模様で秋の深まりを表しました。
和装は季節感が大事ですからね。

さあ、私も明日のお稽古からは袷にしましょうか、、
コメント
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