こちらは大阪府池田市にある逸翁美術館
2015秋季展として、秀吉の時代ー桃山美術の光と影 ー開催中 12月13日まで
逸翁 (小林一三) (明治6年~昭和32年)
NHKのドラマー「経世済民の男」夢を形にした起業家ーその主人公である。
阪急、東宝グループの創始者であり、宝塚音楽学校や少女歌劇団を創設したことでも知られ、
東京電力の社長を経て昭和15年商工相として入閣、戦後は国務相となり復興院総裁を務めた。
茶湯は慶応義塾大学卒業後に就職した三井銀行時代に、上司の高橋箒庵に勧められたのに始まり
陶磁器、書画などの収集に努め、懐石に洋食を取り入れるなど独自の茶道観をもって、
茶道の現代化や大衆化を提唱した。
逸翁美術館は「一都市に一美術館を」との逸翁の遺志を生かすために、
長年にわたって収集された茶道具、美術品が展観されている。
ー こちらは本秋季展のパンフレット ー
右側の秀吉像は、(伝)狩野光信の画稿(絵の下書き)ーよく学校の教科書に載せられている秀吉像
何枚も描かれた画稿の中で本人が一番似ていると思うものを選んだ、ということから
この秀吉像が最も実物に近い肖像画であろうと、館内の説明書きにあった。(重要文化財)
左側の黒楽茶碗は、楽長次郎作、銘「千鳥」
長次郎作は他には、赤楽茶碗、銘「常盤」の展示あり。
志野柑子口花入れ
本阿弥光悦書、俵谷宗達下絵ー新古今集切・月二種「月だにも」「さむしろや」
右ー月だにも 、なぐさめかたき、秋のよの、心もしらぬ、松の風かな
左ーさみしろや、まつよのあきの、風ふけて、月をかたしく、宇治のはし姫
千利休、茶杓、覚々斎筒
三十三間堂通矢図屏風 (重要文化財)
~ * ~ * ~
他にも(重文)花鳥絵螺鈿洋櫃、付籐編外櫃など全89点が展示されており、
逸翁美術館ならではの超一級品揃いの見応えある展覧会であった。
※ 展示品の写真はパンフレットより
※ 参考ー茶道誌淡交、増刊号「茶人と茶道具」、茶道辞典(淡交社)
2015秋季展として、秀吉の時代ー桃山美術の光と影 ー開催中 12月13日まで
逸翁 (小林一三) (明治6年~昭和32年)
NHKのドラマー「経世済民の男」夢を形にした起業家ーその主人公である。
阪急、東宝グループの創始者であり、宝塚音楽学校や少女歌劇団を創設したことでも知られ、
東京電力の社長を経て昭和15年商工相として入閣、戦後は国務相となり復興院総裁を務めた。
茶湯は慶応義塾大学卒業後に就職した三井銀行時代に、上司の高橋箒庵に勧められたのに始まり
陶磁器、書画などの収集に努め、懐石に洋食を取り入れるなど独自の茶道観をもって、
茶道の現代化や大衆化を提唱した。
逸翁美術館は「一都市に一美術館を」との逸翁の遺志を生かすために、
長年にわたって収集された茶道具、美術品が展観されている。
ー こちらは本秋季展のパンフレット ー
右側の秀吉像は、(伝)狩野光信の画稿(絵の下書き)ーよく学校の教科書に載せられている秀吉像
何枚も描かれた画稿の中で本人が一番似ていると思うものを選んだ、ということから
この秀吉像が最も実物に近い肖像画であろうと、館内の説明書きにあった。(重要文化財)
左側の黒楽茶碗は、楽長次郎作、銘「千鳥」
長次郎作は他には、赤楽茶碗、銘「常盤」の展示あり。
志野柑子口花入れ
本阿弥光悦書、俵谷宗達下絵ー新古今集切・月二種「月だにも」「さむしろや」
右ー月だにも 、なぐさめかたき、秋のよの、心もしらぬ、松の風かな
左ーさみしろや、まつよのあきの、風ふけて、月をかたしく、宇治のはし姫
千利休、茶杓、覚々斎筒
三十三間堂通矢図屏風 (重要文化財)
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他にも(重文)花鳥絵螺鈿洋櫃、付籐編外櫃など全89点が展示されており、
逸翁美術館ならではの超一級品揃いの見応えある展覧会であった。
※ 展示品の写真はパンフレットより
※ 参考ー茶道誌淡交、増刊号「茶人と茶道具」、茶道辞典(淡交社)