~ 4月22日 の藤の花 ~
藤の木に異変を感じたのは昨年のことだった。
藤の蕾とは明らかに違う白い玉があちこちの房に
数珠つなぎになっていた。
「藤は咲いたけど何か変」のタイトルでブログに載せると
読者さんから蕾に「ミタマバエ」が寄生したのだろう、と
情報を寄せて頂き、調べてみると確かにそうだった。
~ 4月23日 撮影 ~
ミタマバエは、蕾に寄生して栄養を吸い取り
放置しておくと藤の木を弱らせてしまうのだと。
おまけに、地上に出ている根や幹には大きなコブが。
これも病気だとは知らずに、長年放置していた。
コブ病といって藤の病気で、段々と木を弱らせ
ついには枯らしてしまうのだとも。
ミタマバエの寄生した蕾を持った房は、
昨年に徹底的に取ったつもりだったが、
無残にも、今年は昨年の数倍もの数の房がやられていた。
寄生された蕾が地面に落ちると、ミタマバエの幼虫がはい出て
地面に潜り越冬して、次の年に再び蕾に寄生するとのこと。
そんな状態だが、健気にも今年も咲いてくれた。
花数は昨年の半分以下で、だいぶダメージを負ったように思える。
コブ病の方も、徹底して直すことは難しいらしく、
たとえコブを切り取ったにせよ、その切りくずから
また伝染してしまうという厄介さだ。
主人と相談の結果、そこまで荒療法はせずに、
この藤の木の生命力を信じて、そっと見守ろうと
いうことになった。
元々、新築の折に造園の方が山から運んで来てくれた藤だ。
せっかく伸び伸びと過ごしていたのに、こんな窮屈な庭に
植えられ大変な思いで過ごしていたのだろう。
あと何年持つか分からないが、一房でも咲く間は
このままで咲かせてあげようと思っている。
* 我が宿に 咲ける藤波 けなげなる 幹をも根をも 病もちにて *
越後美人
昔は無病息災と云いましたが、最近は一病息災というそうです。
一つの病を持っている方が健康に気を付けるからでしょうか・・・
藤も元々野生のものですから、きっと生き抜くと思います。幹にコブが出来ているのが、生きようとしている証拠かも知れません。
共に歳月を過ごす・・・素敵な事ではないでしょうか。
偉いな~
でも、虫など諸共せず元気に見えますが。
この虫、他の植物への害は大丈夫なのですか?
>そっと見守って・・・
越後美人さんご夫妻のお優しい気持ちは藤の木に伝わると思います。
人間も植物も優しさが何よりの薬ですから。
そうかも知れませんね。
私のお茶の師匠は97歳ですが、昔からいろいろと病気持ちでしたが、
「病気持ちだから長生き出来ている」と言っておられました。
私みたいに普段元気で、検診も受けない者が短命なのかも知れませんね。
藤のコブはそういうことかも知れません。
そう考えると余計に健気に思えます。
なんとか頑張ってもらいたいです。
すばらしいふじの花・・むかしから日本の
象徴でしようか・・ふじは代表的な風景が
目ににもやさしいですね。
はい、頑張っていると思います。
こうして見えるところは少ないのですが、裏側にある房ではかなりやられていました。
近所の皆さんは「今年もきれいに咲いたね」と声をかけてくれましたが、
裏側の事情はご存知ないのです。
このムシの他の植物への影響は、と言われれば蕾を持つ植物なら
影響があるかも知れませんね。
また調べてみたいと思います。
植物は愛情を持ってお世話しないといけませんね。
藤は丈夫だと思って放っておいたのがいけませんでした。
人間の子供と一緒ですね。
はい、有難うございます♪
今年もなんとかこれだけ咲いてくれました。
本当に、藤は優しい色合いで素敵ですね。
元気そうに見えますが、今年は「ミタマバエ」の寄生によってだいぶ弱っていますが、
まだまだ頑張って毎年咲いてもらいたいと思います。
俳句や短歌が素晴らしくてウットリです
名人昇格ですね(^^)/
藤の花も病気を持っていても虫食いになっても生命力が続く限り毎年花を咲かせるのですね
そう思いながら見ると一層美しいです
来年も楽しみですねヽ(^。^)ノ
藤の花、爽やかにそして華麗に咲く初夏の花の代表と思っていました。
それ程深刻な病害虫の被害があるとは、正直存じませんでした。
バラにしてもそうですが、思えば趣味の園芸って病害虫との闘いの連続なんですよね。
ほったらかしでうまくいくってことは、そうはありません。
残るはこちら側の気持ちでしょうか。
対処法を考えたら、あとは効果を信じて、ぶれないで徹底するということでしょうね。
植物だって、きっと思いは通じるものです。
頑張ってください!
樹木に寄生して、しまいには枯らしてしまう虫はかなりの数に上りますね。
桜の木なんかにも、コブ病があるということを聞いたことがあります。
越後美人さん宅の藤もミタマバエが寄生しているようですが、
写真を拝見する限りにおいては、まだ頑張って花を咲かせているという状態ですね。
コブ病が完治することはないようですが、病と闘いながら頑張って花を咲かせ続けて
もらいたいものですね。
寄生虫や 病に苦しんでいたとは・・・
藤も健気ですが
見守る 越後美人さんの優しい心が 歌で表現されて
すばらしいですね