ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ランナウェイ/逃亡者

2013-10-03 22:56:34 | ら行

ロバート・レッドフォード監督ってやっぱ巧いよね。
地味だけど・・・(ガーン。苦笑)


「ランナウェイ/逃亡者」73点★★★★


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1969年、ベトナム戦争反対を訴え、
連続爆破事件を起こした過激派グループ“ウェザーマン”。

30年後。
指名手配されながらも潜伏していたメンバーの一人
(スーザン・サランドン)が突然逮捕された。

人道的な弁護士として知られる
ジム(ロバート・レッドフォード)のもとに
「彼女の弁護をしてくれないか」という依頼が舞い込むが、
しかし、ジムはそれを断る。

そのころ、ウェザーマンの事件を調べていた
地元紙の記者(シャイア・ラブーフ)は
ある人物にたどり着くのだが――。


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一発の銃声も、殺人もなく2時間を魅せ切り、
安定感あり、かつスリル満点のサスペンスです。

実話を基にしており、
ベストセラーとなった原作も
きっと面白いのだと思う。

にしても
ロバート・レッドフォード監督、やっぱり手練れだと思います。

若い記者が、調査で真実を暴いていくという、
ミステリー好きには定番の展開だし

逃亡するレッドフォードが
まあ、ちょっとヨボってるのも(さすがに77歳だし!けど見えない!)
スリルを倍増させるし。

それに
とにかく出てくる人、人、みな重鎮クラスの役者なのがすごい(笑)
思わずうなります。

スタンリー・トゥッチにクリス・クーパー、
リチャード・ジェンキンスにサム・エリオット・・・

まだまだ「おお!」という方出てきますんで、ぜひお楽しみください。

ハラハラの展開を
椅子に身を沈めて、安心しながら楽しめる、という感じでした。

ただ
前作「声をかくす人」(11年)もそうだけど
レッドフォード監督は
題材が真面目で、作りも誠実
しかし、どうにも地味・・・というのが宣伝的にはとても難しそうなんだよなー(苦笑)

でも、おもしろいですよ。


★10/5(土)から新宿武蔵野館ほか全国で公開。

「ランナウェイ/逃亡者」公式サイト
コメント
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