ロバート・レッドフォード監督ってやっぱ巧いよね。
地味だけど・・・(ガーン。

「ランナウェイ/逃亡者」73点★★★★




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1969年、ベトナム戦争反対を訴え、
連続爆破事件を起こした過激派グループ“ウェザーマン”。

30年後。
指名手配されながらも潜伏していたメンバーの一人
(スーザン・サランドン)が突然逮捕された。


人道的な弁護士として知られる
ジム(ロバート・レッドフォード)のもとに
「彼女の弁護をしてくれないか」という依頼が舞い込むが、
しかし、ジムはそれを断る。

そのころ、ウェザーマンの事件を調べていた
地元紙の記者(シャイア・ラブーフ)は
ある人物にたどり着くのだが――。

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一発の銃声も、殺人もなく2時間を魅せ切り、
安定感あり、かつスリル満点のサスペンスです。

実話を基にしており、
ベストセラーとなった原作も
きっと面白いのだと思う。
にしても
ロバート・レッドフォード監督、やっぱり手練れだと思います。



若い記者が、調査で真実を暴いていくという、
ミステリー好きには定番の展開だし

逃亡するレッドフォードが
まあ、ちょっとヨボってるのも(さすがに77歳だし!けど見えない!)
スリルを倍増させるし。


それに
とにかく出てくる人、人、みな重鎮クラスの役者なのがすごい(笑)

思わずうなります。
スタンリー・トゥッチにクリス・クーパー、
リチャード・ジェンキンスにサム・エリオット・・・


まだまだ「おお!」という方出てきますんで、ぜひお楽しみください。
ハラハラの展開を
椅子に身を沈めて、安心しながら楽しめる、という感じでした。
ただ
前作「声をかくす人」(11年)もそうだけど
レッドフォード監督は
題材が真面目で、作りも誠実


しかし、どうにも地味・・・というのが宣伝的にはとても難しそうなんだよなー(苦笑)

でも、おもしろいですよ。

★10/5(土)から新宿武蔵野館ほか全国で公開。
「ランナウェイ/逃亡者」公式サイト