ワシの大好物ネタ、「手品」とか「マジック」。
「グランド・イリュージョン」71点★★★★
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その夜、ラスベガスで前代未聞の犯罪が起こった――。
派手でミラクルなショーで大人気の
4人組のスーパーイリュージョニスト“フォー・ホースメン”。
リーダーのアトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)、
催眠術で人を操るメリット(ウディ・ハレルソン)、
紅一点のヘンリー(アイラ・フィッシャー)に
最年少のジャック(デイヴ・フランコ)が
ショーの最中に「銀行から大金を奪う」と宣言したのだ。
果たして、
遠く離れたパリの銀行で
実際に金庫が破られた――!
トリックなのか?それとも超能力?
FBIとインターポールに追われることになった4人だが――?
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「トランスポーター」(02年)でデビューし、
「インクレディブル・ハルク」(08年)「タイタンの戦い」(10年)などで
ハリウッドでも活躍してる
フランス人監督ルイ・レテリエ氏の新作。
まあとにかくワシはこういうイリュージョンとか、
マジックとかが絡む映画が大好物なんで(笑)
相当、期待して観ました。
で、おもしろいんです。
おもしろいんですが、どうも手並みが鮮やかすぎるきらいもある(笑)
ジェシー・アイゼンバーグをはじめ、みんな
“スーパーイリュージョニスト集団”を納得させる技を披露し
(カード手さばきとか、相当練習したんだろうなあ)
映像もすんごい手さばきで、
「なんで?」「どうやったの?」と
グイグイ引き込まれる。
しかも
トリックを解説してくれる
元マジシャン役のモーガンフリーマンがいるので
ちゃんと解を得られるのもいい。
しかし、そのフリーマンやマイケル・ケインら、
役者の“重鎮度”までも
実は観客のあざむくためのツールだったりして?
マジックとは人間の「思い込み」を利用してるんだなあと
つくづく思わされました。
ただ
あまりに手際がよすぎて、
思考がついていかない部分があったり
うまく仕組まれすぎると
逆につまらなくなってしまう、という微妙な危険もはらんでいる。
「ワシはだまされんぞ!」に必死にならず、
酔うように、感じてみるのがいいかもしれませんね。
ちゃんと、解けますから。
★10/25(土)から全国で公開。
「グランド・イリュージョン」公式サイト