ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

トランス

2013-10-07 12:38:08 | た行

なかなか、練られてました。

「トランス」70点★★★★

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オークショニア(競売人)のサイモン(ジェームズ・マカヴォイ)は
その日、大きなオークションを控えていた。

ゴヤの傑作絵画が競売されたのだ。

しかし
約40億円で絵が落札された瞬間、
ガス弾が投げ込まれ、会場はパニックに。

サイモンは絵画を抱えて金庫に向かうが

ギャングのフランク(ヴァンサン・カッセル)に
待ち伏せされてしまう――。


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「127時間」(10年)のダニー・ボイル監督の新作。

初っぱなから
スピーディーでキレのある映像と音楽に
「おお、ダニー節だ」とニヤリいたします。

しかも
絵画強盗にまつわるサスペンス・・・と見せかけて
実は失った記憶を取り戻していくという展開で、

よく練られているし
「催眠」とか「記憶」がらみネタが陥りがちな
夢オチなどのガッカリもなく。

後半はちょっと失速気味だけど
よく収拾ついていると思いました。

ボーっとしてると
ちょっと混乱するかもしれません。

ジェームズ・マカヴォイ演じる主人公が記憶を取り戻すため
催眠療法を受けるんですが、
その催眠療法士役のロザリオ・ドーソンがキー・キャラ。

美ルックスで
ヴァンサン・カッセルのワルっぷりにも一歩も引かず、
ギャングチームの主導権を握っていく
峰不二子っぷりが最高ですな。

★10/11(金)から全国で公開。

「トランス」公式サイト
コメント (1)
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