ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ワン・ダイレクション THIS IS US

2013-10-30 01:41:43 | わ行

決して「若いが勝ち」とかじゃないですからね!(笑)


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「ワン・ダイレクション THIS IS US」3D版 71点★★★★


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イギリス発の超人気ボーイズ・グループ
「ワン・ダイレクション」のドキュメンタリー。

彼らのこと、ほとんど知らなかったですけど
いや~夢中になって観ちゃいました(笑)。

3Dだと、ライブ体感力が高いと思う。

最新ツアーに密着し、
舞台裏も見せつつ、
割と音楽もしっかり見せるので、お披露目的意味合いが強いのかな。

5人のキャラと個性、特に声の個性がわかってくるころには
すっかりハマり

やっぱハリーが可愛いなあ。ルイも好みだなとか
年甲斐もなくっつうか、アホか(笑)

でもね
オーディションで勝ち上がった子たちだけに
みな歌がうまいし

子犬のように転げ回る、楽しそうな若者たちを
見てるだけで楽しいんですわ。

それに、みな謙虚で堅実で、
なかなかピュアそうな若者たちなんですよね。

そのあたりは
SNSなど情報ツールを駆使して
彼らを文字通り支え、世界的スターに押し上げた
ファンたちが見抜いていたことなんだろうな。

逆にいまの時代、
そこまでを見ている、ファンたちの目って
非常に厳しいということですねえ。


★11/1(金)から全国で公開。

「ワン・ダイレクション THIS IS US」公式サイト
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恋するリベラーチェ

2013-10-30 00:38:14 | か行

マット・デイモンが
かっ、かわいいっ

「恋するリベラーチェ」66点★★★☆

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1977年。
カリフォルニアに住む青年スコット(マット・デイモン)は
彼氏の紹介で、大物人物に出会う。

それは国民的なピアニストであり
歌も歌うは、ショーをするはのエンターテイナー、
リベラーチェ(マイケル・ダグラス)。

スターながら、気さくで優しいリベラーチェとスコットは意気投合し、
やがて恋人同士になるのだが――。

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スティーヴン・ソダバーグ監督作品。

1970年代の実在スターとその恋人の話で、
マイケル・ダグラスとマット・デイモンが恋人同士を演じてます。

といっても
激烈!に激しい描写などはなく
割と美麗に、ソフトにまとめてある。

キラッキラの衣装に身を包み、圧倒的なショーマンシップを見せつける
マイケル・ダグラスもハマってるし、

ロン毛で物腰柔らかなマット・デイモンは、
坊主頭の「エリジウム」よりいい感じ。

「ハゲ」ネタとか、
アヤシイ整形外科医のロブ・ロウが出てきた瞬間、場内爆笑だったし(笑)
けっこう笑い所も満載なんです。

なんですが
やっぱり、どうも伝えたいものがピンとこない。

ただ、単純なスターの伝記ではなく
ものすごーく普遍的な恋愛説法にしたところが
特色であり、いいところかな。


男×男でも男×女でも、
カップルが辿る運命は何処も同じ、
情熱→倦怠→浮気……であると(苦笑)

しばらくすれば
かつての自分と同じようなフレッシュな若い相手が現れて
その座を奪われるんだ、という。

最初のほうにあるシーンと、後のシーンで
それがとてもうまく表現されていて
「うん!」と思いました。さすが。


★11/1(金)から全国で公開。

「恋するリベラーチェ」公式サイト
コメント (2)
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