たまには、こういう
異国情緒モノもいいすね。
「カイロ・タイム~異邦人~」69点★★★☆
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女性誌の編集者であるジュリエット(パトリシア・クラークソン)は
国連に務める夫とカイロで落ち合い
休暇を取ろうとやってくる。
しかし、夫は仕事で手が離せず、
空港に迎えにきたのは
夫の元部下のエジプト人男性タレク(アレクサンダー・シディグ)だった――。
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エキゾチックで美しい
エジプト・カイロが舞台。
夫に待ちぼうけさせられた女性を
夫の元部下の優しい現地男性(しかもハンサム!)がエスコートする。
互いに、近づいていく男女・・・。
となれば、展開はひとつ・・・
・・・と、思うでしょう?
だが、なっかなかどうして、そうならんのですよ(笑)
しかし
これが「リアルじゃね?」と思いもする。
まあ、実際、ね・・・(笑)
異国情緒溢れるハーレクインロマンスと思われなくもない題材が
ドロドロじゃないところで止まってる。
女性監督だから、ということもあるかもしれませんが
なにより
主演のパトリシア・クラークソン(53歳!・・・)の
上品で上質、を体現する大人の色香が
いい雰囲気に作品をまとめてて
そこがいい感じでした。
いまエジプトは、いろいろ大変なことになっていて
正直、タイミングは残念だと思うけど
でも、この美しい街並みは永遠に
旅人を惹き付けるんだろうな、
また、旅人たちを受け入れてくれるんだろうな、と思います。
そういえば
パトリシア・クラークソン、
先日試写で観た
来春公開の「ザ・イースト」にも出てて
その貫禄に「おおっ・・・」と思った。映画めっちゃおもしろかったし。
いい女っぷり、見習いたいですねえ。
★10/12(土)から新宿武蔵野館ほかで公開。
「カイロ・タイム~異邦人~」公式サイト