出張、Part 2

前回は「まずは丸亀で降りて、本日２軒目のうどんといきましょう。
あ、地図の通りの位置にありました。」まで書きました。

ここは明太子うどんが有名らしい。しかも明太子がマヨネーズで
和えられていて、もみ海苔まで乗っかってる。うどんとしては
邪道なのかもしれないけど、おいしかったらそれで良いよね。

「こんにちは」と入っていったところ、椅子が全部テーブルに
乗っかってる。営業時間中のはずなのに。厨房の奥さんに聞くと、
「もう今日は終わった」との事。きっとうどんの玉が切れたんだろう。

うどん屋の本を３冊持って行ったんだけど、「午後２時まで」とか
「午後３時まで」とか「玉切れまで」とか、そんな店舗がかなり多い。
出張帰りには圧倒的に不利だなぁ。

この近くには魅力的＆開いてそうな店が無さそうなので、
宇多津(うたづ)まで移動。駅から歩いて行ける距離でどこか‥‥。
超有名店があった！宇多津の駅の観光案内板には、うどん店の場所まで
書いてあるので、それを参考にしてテクテクと‥‥見つかりました。

正統派の「ぶっかけおろし」を注文。麺の作り置きが切れたらしく、
今から茹でるという。それはラッキー！もう大歓迎ですよ。
素晴らしきタイミング。はい、きました。



なんともツヤツヤ。あやかりたい。茹でたてなので、コシもバッチリ。

お腹がいっぱいだけど、次はいつ来れるか分からないので、あと１件、
無理してでも食べたい。歩いて行けるところでどこか‥‥。またしても
駅の案内板で確認して窮屈な靴で歩く。痛くてたまらないけど、
うどんのためなら‥‥あ、ありました。何となく今イチの風情。
しかし食べるのだ。



ウッ！やめときゃ良かった。麺のツヤがない。コシもない。
ちくわの天ぷらの衣がニュルッとしてる部分あり。苦しいけど
残せない性格なので、無理に詰め込む。
やっぱり本に出ているところは理由があって出ている。
出てないところは理由があって出てない。

このお店は「讃岐地方でも、今イチな麺は存在する」という
事を教えてくれた。「うどんの本場なら、どこで食べてもそこそこ
おいしいよ」って事はないのだ。それが分かった。

でもね、多分そんなお店はごくわずかだと思う。
お腹がすいてなかったというのも、
最後のお店にはかなり不利だったし。

さて、一人うどんツアーもこれで終わりです。っていうより、
出張なんですけどね。また来るよ、いつか。

げぷっ！