漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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オリンピック問題・葛西臨海公園

2013-10-29 | 植物&動物
25年もかけて育てた葛西臨海公園の自然を、5日間のオリンピックカヌー競技のために壊さないで

葛西臨海公園の探鳥会に参加してみた。
ここは東京湾の一番奥、右手はゲイトブリッジ、左手はディズニーランドという場所。

台風の翌日なので海の一番向こう側は荒川の水が流れ込んで濁っていた。

なので、ミサゴという猛禽類(英語名はかのオスプレイ)を発見したときも
それを知らせるのは
「スプラッシュマウンテンの上です!」とか
「シンデレラ城の横!」とか
「今、アンバサダーホテルに近づいてるー!」とか、面白い会話になる。
皆、双眼鏡やフィールドスコープを覗きながら叫ぶ。


ところで、この会に参加したのは
オリンピックの施設をこの場所に造るという計画が持ち上がっているためだ。
この公園の半分以上をつぶしてカヌーのスラローム競技のコースをつくるというのだ。

その説明を聞く。
この公園はなぎさばかりでなく、草むらや森もあり、
珍しい絶滅危惧種の鳥やカエルや虫たちがずいぶん生息しているとのこと。
実際に現地をみるに、これは相当、惜しい。
東京という都会だけに、この自然は大切にしてほしいと思う。

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25年もかけて育てた葛西臨海公園の自然を、5日間のオリンピックカヌー競技のために壊さないで


杭にならぶカワウと手前はミコアイサ(別名パンダガモ)のよう。


「西なぎさ」を行く探鳥会の一行。
皆、フィールドスコープを抱えているので、目立つ。
ここから保護地区となっている「東なぎさ」の鳥たちを観察する。
海の場合、標的(鳥)が遠いので、やっぱりフィールドスコープがいいなあ。


ひょうきんなハクセキレイ。この個体は黒がしっかりしているけど

正面から見るとやっぱり白い。