自分のことですが、年とともに?中途覚醒するようになり、たまには朝までぐっすり眠てみたいと、試しに「酸棗仁湯」を飲んでみたら、あっさり朝まで眠れて、漢方ってすごい!といまさらながら感心しました。
早めに漢方で微調整すれば、不眠の泥沼にはまらずに済みそうですよ。

さて、睡眠に関しては、寝る時間が短いと脳内にアミロイドβが溜まり認知症を発症しやすくなるのではないかという論文があります。
そして中医学では「睡眠は天然の補腎剤」と言われます。
「腎」とは生命力、つまりは老化予防の要。脳の働きにも関連しています。
不眠は解消しておきたいですね。
中医学的不眠のタイプはいくつかありますので、よくご相談ください。
ついでに、メラトニン、セロトニンというホルモンの話。
昼のホルモン「セロトニン」は幸せホルモンともいわれ、気持ちの安定をもたらし、日中を活動的過ごさせてくれます。朝日に当ったり、リズム運動などによっても分泌が増えるそうです。
一方、夜のホルモン「メラトニン」は睡眠を充実させたり、体のあちこちに存在して抗酸化の働きを担っているのですが、これはセロトニンを原料としています。
ということは、1日を元気に過ごす第一歩は、朝早く起きて陽ざしを感じることですね。
早寝早起きは三文の徳、とはよく言ったものです。