こちらはコープ神戸の商品。可愛いスヌーピーがゴルフを楽しんでいます。スヌーピーの「世界旅行シリーズ」のマグカップ最新作なのですが・・・これまでの例えばパリやオランダやロンドンなどのものと比較すれば、これはかなりの異色です
今回の商品は国ではなく、マスターズが開催される「オーガスタ」という名門ゴルフクラブが取り上げられ、そのクラブハウスが描かれています。マスターズ・トーナメントの開催されるオーガスタ・ナショナルGCと言えば伝統があり、クラブのルールの厳格さが有名であり、いくらお金を積んでもラウンド出来ないコースで、肩書にモノを言わせてラウンドしようとして断られた歴代大統領も数名いるほど。
マスターズ・トーナメントの参加者も、オーガスタのクラブが独自に選んで招待するもので、あくまでも実はプライベートコンペです。
公認GOODSともなれば、かなり高額なライセンス料が必要だと考えられますが、こんな安価なマグカップがコープ神戸から発売可能なのでしょうか?おまけにスヌーピーがそこにいる。
シリーズの「ロンドン」であれば、ビッグベンや二階建てバスを描いても著作権には引っ掛かりませんが、オーガスタは商標登録でもあるのですから、よく版権をクリアしたな~と感心しました。
オーガスタとスヌーピーがコラボする日本製の商品商売の邪魔をしている訳ではなく、これが版権をクリアしているのであれば、相当にスゴイ一品です。もっと世間に広く知られても良いのにと思います。唯一の難点は、チャーリー・ブラウンたちがプレーしているゴルフコースが、明確にオーガスタ・ナショナルGCの何番ホールと分からないのが残念過ぎますが・・・。その点では、ロンドンの方が図柄は可愛いと思います。
今の世の中、みんなでネット上で昔の風景を懐かしみたいと写真をアップしたり、こんな歌がありましたね~と歌詞を書いても、すぐに著作権協会から記事の差し止めがあったり、本当にある意味融通が利かない、何でも金儲けに結び付けるようになりました。また、大勢が写っている写真なら、誰も知らない人でも肖像権の侵害などで顔をぼかしたり・・。
そこまでしないといけないものでしょうか?「文通しましょう」「譲ります・譲って下さい」などで、個人のフルネームや住所や電話番号までが雑誌に掲載されていたり、有名スポーツ選手や俳優さんの住所が全部本に掲載されていたのは、僕が学生の頃。80年代初頭はまだまだそれが普通でした。誹謗中傷はアウトですが、何から何まで「権利」主張する世の中というのは、全くもって変な話だと僕は思います。