高校3年の夏、出来たばかりの北千里体育館で、僕らはいつもトレーニングをしました。夏休みには休館日以外は毎日、部活の終わった後に自転車で通って更にウエイト・トレーニングをしました。写真の体育館後方に写っている国立循環器病センターも、今はもうありません。(僕もここで診てもらっていた時期がありましたが、日本中から患者の来る最先端の病院でした。)
新築の匂いが漂う体育館で、コーチの杉浦さんがトレーニングの仕方を教えてくれたものです。「君たちは筋肉を付けたいの?スタミナを付けたいの?今やっている方法はサーキットトレーニングだから、筋肉は付かないよ」と言われた時は、驚いたものです。バーベルを上げれば良いのではなく、どういうトレーニングがなぜ効果的なのかの理由も教えてくれましたし、今では誰でも知っているプロティンを教えてもらったのも、この体育館です。
時には卓球やバトミントンも楽しみましたし、後年・大学時代、親友Wと2人で通っていた時は、ここでのレスリングや柔道教室で汗を流しました。どちらも全国レベルの教室で、かなり厳しいトレーニングを積んだものです。
後の正道会館・K-1の佐竹とも一緒に、ここでトレーニングをしました。当時の彼は北千里高校在学中で、まだ高校生でした。
横に綺麗な池があり、体育館の周囲にはランニングコースが。その途中には北千里プール、北公園がありました。
広い北公園は、元々はゴルフ場だったと親友Iが教えてくれました。そう言われて見ると、広い敷地内にはバンカー跡と思われる所が、いくつもありました。写真の最上部の辺りで、夏休みにはここに天体望遠鏡を設置して、夜空の観測を朝までしたことは思い出です。
受験生だというのに、なぜそこまで身体を鍛えに足を運んでいたのか?青春時代というには、周囲からは無計画と思われていたかもしれませんが、この日々があったおかげで、今があるのだと思うと懐かしいです。