アーバンライフの愉しみ

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原発事故の恐怖を描く~映画「みえない雲」

2014年04月28日 | ギャラリー
先日、テレビ台の引き出しに、見覚えのないDVDが入っているのに気が付いた。

ジャケットには、「2012年通販生活~定期購読者用特別付録」とあるから同誌に同梱されてきたものらしい。

早速視聴してみると、原発事故が引き起こす極限状態を描いた映画で、2006年ドイツで制作・公開されたという。



物語~近郊の原発が事故を起こし、放射能を帯びた雲が街へと迫る。女子高生のハンナは、転校生のエルマーから告自を受けた直後だった。

けたたましいサイレンにかき消される幸せな時間。街は一瞬にしてパニックに陥り、ハンナとエルマーは極限状況下で暴徒化した群集に巻き込まれ、離れ離れになってしまう。

この事故で母も弟も亡くしたハンナ。二人に降りかかる様々な困難と恐怖。果たして二人は再会できるのだろうか。

原作は、チェルノブイリ原発事故を題材に、翌87年、ドイツで発表されたベストセラー小説だとある。

見終わって感じたことは、何故私たちは、この映画が描いてみせた貴重な教訓を生かせなかったのかという思いであった。つまり、映画は、まさに福島の原発事故そのものであった。
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