アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

我が家の春一番

2014年04月18日 | 田舎暮らし


陽光を浴びて、クロッカスが咲き出した。

我が家の春一番。
東側の公道に面した花壇で咲き出した。



チューリップは、春の日差しを求めて堆積した雪を押しのけるように芽を出している。



彼らにとっても待ちに待った春が来たということだろう。

目を山麓へ転ずると、まだ、雪はこんなにある。



この下は、ちょうど菜園になっているのだが、この雪が解け耕せるようになるには、1ヶ月近く必要だ。北国の春は、少しづつ進むのだ。

蛇足:昨夕散歩に出ると、やにわにカラスが急降下してきてすぐ傍の立木にとまり、キェッキェッと威嚇された。彼らの子育てがもう始まっているらしい。
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中身の薄い凡作~葉室麟著「潮鳴り」

2014年04月18日 | 読書三昧
葉室氏の近作、「潮鳴り」を読んだ。
うまく書けているとは思うが、中身の薄い凡作だ。「小説NON」13年8月~14年5月連載。



物語~俊英と謳われた伊吹櫂蔵は、狷介さゆえに役目をしくじりお役御免となる。今や、ボロ蔵と呼ばれる無頼暮らしだが、家督を継いだ弟が、藩と上役の裏切りで切腹。その後、櫂蔵は何故か藩から出仕を促され・・・。

キャッチは、

「蜩の記」の感動から2年。豊後・羽根藩を舞台に”再起”を描く入魂作」

というが、ここに直木賞受賞作を引き合いに出さなければならないほど、同氏の作も最近では色あせて来たということか。

つまり、登場人物もストーリー展開も平凡で、これが直木賞作家の作品かと納得しつつ読む人は多くあるまい。

人気作家が時間に追われて書き飛ばすこともあろうが、これでは直木賞が泣く。受賞者にふさわしい作品を期待したいものだ。
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