福島第一原発事故による被害についてである。
廃炉作業も、4号機の核燃料の取り出しは終わったが、全体的には「計画の計画の計画の端緒についたばかり」くらいの進捗率という。
昨日、地元の「原発といのちを考える市民の会」の総会があり、「5年目のフクシマ原発」という講演があったので聴きに行った。
講師は、北海道新聞の関口祐士記者。
2007年経産・環境両省の担当になって以来、原発問題に取り組み、福一事故後は足げく福島に通い種々の問題を提起して来たという。
現在、福島市の放射線量は、概ね、毎時0.6μSv(マイクロシーベルト)で、これは、常時レントゲン室に在室しているに等しい被爆量だという。しかも、これが福島県全体の面積の1割(札幌市の1.6倍)に及ぶというから驚く。
また、除染作業も遅々として進んでいないという。
例えば、いまだ居住制限区域となっている飯舘村の事故前の農産物の生産額は、概ね年間17億円だったが、同村の農地を除染するには850億円かかるという。
つまり、農産物の50年相当分の費用をかけなければ農地さえ除染できないというのだから、原発事故のすさまじさに茫然としてしまった。
廃炉作業も、4号機の核燃料の取り出しは終わったが、全体的には「計画の計画の計画の端緒についたばかり」くらいの進捗率という。
昨日、地元の「原発といのちを考える市民の会」の総会があり、「5年目のフクシマ原発」という講演があったので聴きに行った。
講師は、北海道新聞の関口祐士記者。
2007年経産・環境両省の担当になって以来、原発問題に取り組み、福一事故後は足げく福島に通い種々の問題を提起して来たという。
現在、福島市の放射線量は、概ね、毎時0.6μSv(マイクロシーベルト)で、これは、常時レントゲン室に在室しているに等しい被爆量だという。しかも、これが福島県全体の面積の1割(札幌市の1.6倍)に及ぶというから驚く。
また、除染作業も遅々として進んでいないという。
例えば、いまだ居住制限区域となっている飯舘村の事故前の農産物の生産額は、概ね年間17億円だったが、同村の農地を除染するには850億円かかるという。
つまり、農産物の50年相当分の費用をかけなければ農地さえ除染できないというのだから、原発事故のすさまじさに茫然としてしまった。