昨夜、札幌Kitaraでパリ管弦楽団演奏会を聴いた。
この演奏会、当代随一のヴァイオリンの名手イザベル・ファウスト嬢が登場するとあって、会場は男性中心の聴衆で埋まった。
プログラムは、
・ベルリオーズ 歌劇「トロイアの人々」から「王の狩りと嵐」
・ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
・ベートーヴェン 交響曲 第6番 作品68 「田園」
の3曲。とりわけ、ヴァイリン協奏曲がすばらしかった。
ファウストの弾くヴァイオリンは、1704年製のストラディヴァリウス「スリーピング・ビューテイ」。その音色の何とも言えぬ柔らかさと華やかさに魅了された。
ダニエル・ハーディング指揮によるパリ管の淡々とした演奏にも好感が持てた。
ハプニングは、指揮者のハーディング氏がこの日転んで右足首を骨折し、車イスで登場したことだ。ただ、指揮には影響はなかった。