師走の夜は長編映画とばかりに、BS日テレで放映された「戦争と平和」を観た。
1回2時間、2夜連続都合4時間の放映だったが、これではオードリー・ヘプバーン演じるナターシャにフォーカスしたつぎはぎ版とならざるを得ず、オリジナル版がもつ壮大なスケール感など望むべくもなかった。
また、62年前の制作だからフィルムの痛みも進んでいて、色はくすみ、セリフはほとんど聞き取れないなど散々であった。
この点、どうせやるならデジタルリマスターのノーカット版にして欲しかったというのが正直のところ。
ただ、オードリー・ヘプバーンやピエール役のヘンリー・フォンダ、アンドレイ役のメル・ファーラーなど主役陣のがんばりで、人間ドラマとしては十分楽しむことができた。写真は、ネットから拝借しました。