天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

きのこ狩り

2014-11-15 21:18:56 | 


定例会。またもやグランフロントへ。スケート場ができていましたよ。聞くところによると氷じゃないらしい。季節っぽくてよいではないですか、道頓堀プールよりも。


今日は再訪パターンで以前一度行った水刺間(スラッカン)です。
これは韓国茶(ホット)、しょうがやらなつめやら玄米やらがあります。
私は昼間に腹痛抱えていましたので、当然しょうがです。


リーズナブルな鍋物メニューが並んでいるこのお店。ひと鍋いくらのオーダーで、2~3名分3,200円也の白もつ鍋。とっぽぎ入り。
あっさりしていてそれでいてコクがあっておいしかったです。


チヂミの種類も多いのですよ。じゃがいもと唐辛子(からくない)のチヂミ。
ハサミで切ってくれました。

食後はこちらへ。


カファレル梅田
チョコレートのお店のカフェです。
ケーキよね!やっぱりケーキよね!と、張り切っていたらみなさんトーンダウン。

オーダーはぁ…

私だけがケーキプレートをば。
クランベリークリーム入りのチョコケーキ。
写真うつりは毒々しいキノコの方がかわいかったのですが、やっぱりチョコ味でしょ!!
ブラウンマッシュルームみたいやな。

しっかりと食べ過ぎました…。

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それは突然やってきた

2014-11-14 22:41:57 | 雑記
この前、冬仕様のパンプスを買いまして、今日下ろして出勤。
今年のテーマは田舎に通勤とはいえ、以前よりもよりOLらしいかっこを心がける、です。
↑去年の新入社員がいまだ服装の注意を受けているので、そっと服装コンセプトを変えた。

来客や訪問予定がない時はカジュアルすぎた…。ジーンズではありませんでしたが。

そして、今朝もそんなかっこで。薄手のニットにスカート、タイツにパンプス。ビジネススーツではありませんが、OLらしさはあるかと。

そして、午後から…お腹がいたい。決定的なさしこむようないたみではありませんが、うすらぼんやりと。

はっ、これは冷えでは!じわりじわりとやってきていたようです、冷えが。
夜は約束があります。仕事ができないほどのいたみではありませんが、約束を楽しめないのもいやだ。



そこで、会社に常備していた(携帯もしてる)こちらをしっかと二枚貼り。
会社でて歩いて体を動かしたのもあって、いたみはなくなりましたが、冷え対策の必然性をひしひしと感じました。

パンプス下ろしたところですが、もう足首出せないかも。
月曜からは会社でも完全防備だ!←みんなが暖房器具を使うなか、ひとりノー暖房なので。



帰宅後、すぐに用意した会社用防寒グッズ。
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空がカーンと

2014-11-13 21:48:13 | 雑記

今朝の出勤時の空。
カーンと晴れていますね。

夜はキーンと冷えて星がきれいです。

そして、こちらはお昼の空、

昼間はあったかかったのですが、帰宅時の夜風は寒かった!
道路には落ち葉が積もっていて。
都会のビルとビルの間の道路を歩いていたら、私の前で風に舞う落ち葉の群れがくるっと回っていました。←ビルの間の風圧なのか?田舎ではあんまり見ない。

という訳で手袋出してきました。
耳当が見つかりません。捜索願いを出さなくては…。
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10月の小噺

2014-11-12 22:18:18 | 落語
今年のはじめからブログをご覧の方はご存じのARカレンダー。
10月分が私の登場分最後、これがこの度バックナンバーとして収録されました。

デジスタイル京都 落語でめぐる京都歳時記カレンダー

1月大我くん   「伏見稲荷の初詣で」
2月大我くん   「吉田神社の節分」
3月ゆ乃月    「東山花灯路」
4月猿之助さん  「嵐山のお花見」
5月猿之助さん  「下賀茂神社の流鏑馬神事」
6月猿之助さん  「夏越しの祓い」
7月ゆ乃月    「祇園祭」
8月ひろっちゃん 「送り火、地蔵盆、六地蔵めぐり」
9月ひろっちゃん 「大覚寺の神月」
10月ゆ乃月    「時代祭」 ★ここまでバックナンバーして公開中
11月大我くん 「京都の紅葉狩り」 ★ARカレンダーにて公開中
12月ひろっちゃん 「東寺のしまい弘法」 ※未公開

私は、3月7月10月を担当しました。これの撮影が昨年10月。原稿は夏に完成していましたが、池田、小浜のコンテストの合間、短いとはいえ新作3本を覚える…ことにより落語教室でのお稽古がおろそかになり、先生にしみじみと注意されたなあ(遠い目)。
その時のことを思うと(踊り以外は)、覚えているスピードは(踊り以外は、二回も言うな)早いです。
そんな訳で「時代祭」にて私の出番は集合。
この企画の担当さんも感想を知りたがっておられますので、もしよろしければそっとお教えくださいませ。

ARカレンダーの見方はこちら★
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越冬…

2014-11-11 17:45:51 | 雑記
会社について小一時間ほどしてから、ふとカーディガンの裏側に…




こやつ発見。
おそらく、家から連れてきた模様。
会社のまわりで飛んでいるのはもっと小さいのです。

おのれ、ここで越冬するつもりか!
前もシーズン初のブーツを履いて出勤して、会社で脱いだらこやつが足にとまっていたことも…。

そっと、外にだしてやりました。
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文楽11月公演「奥州安達原」2

2014-11-10 12:07:59 | 観劇
後半です。

冒頭に駆け落ちしていた色男と遊女である[生駒之助と恋絹]が薬売りになって逃走しつつ踊る道行からスタート。
道行は舞踊(もちろん、人形が踊るのですよ)です。
太夫さんも三味線さんも並んで華やかです。
大体、駆け落ちが報われない展開になりますから、いっときの幸せ。ああ、切ない。

「一つ家の段」
能「黒塚」を下敷きに…となっていますが、もとが伝承なので派生した話がいくつもあり、そのひとつに類似した展開のものがあるようです(wikiより)。物語の成立の過程や作家の意図などを知る手掛かりになるので、調べると面白そうです(こういう研究をしていたので)。

山中、切り立った崖の上の家に老婆が住んでいます。
どうやら下女らしきものもいるのですが、旅人を殺して路銀を奪ったり悪行三昧。
壮年の男の腕を引きちぎったり、喉笛かぶりついて殺したり、あんさん普通のばあさんちゃいまんな。
語りもそれを予感させます。
そこへやってくるのが件の駆け落ちふたり。恋絹は臨月、具合が悪いというので、ばあさん親切にも生駒を伴って近くの薬屋に行こうと言いだします。夜ですで!観客は、その前の殺戮を知ってるから「あかんて~!行ったらあかんて~!嫁をひとりにしたらあかんて!」と徐々に高まる恐怖への心の準備を始めるのです。ばあさん=勘十郎様、不気味さが人形からにじみ出ていました。

なんと、ばあさん「生きている胎児の薬」を長年待ち焦がれていたそうで…。
この後の展開は…お分かりですね。
でも、一言言いたい。どうしても手に入れたいものなら、なぜいつ来るか分からん妊婦を山の中で待つのだ?
そんな突っ込んではいけないことが多々あります。大人ですから、それは突っ込みません。
それに、なぜそこまで悪に手を染めれるのか?その興味に行きつきます。

ばあさん、実は前半にでていた安部兄弟の母親。滅ぼされた旦那の無念を晴らすために画策していたのです。
行方不明になっていた天皇家のお子はこちらにおり、口が聞けない病気を治すために秘薬が必要だったのです。
…その処方でほんまに治るんか、とか疑問に思ってはいけません。

ここから大どんでん返しがはじまりますよ~!
ばあさん家の下女は、源氏側(※ばあさんは源氏に滅ぼされた家)の人間、しかも男が扮していたのです!
そ、そんなバカな…。
しかも、ほんとは身代わりの子どもだったので、口がきけないのを装いなさいって指示していたとか!
恋絹の死って…。
しかも、恋絹はばあさんの娘だったのです(安部兄弟の妹)!
驚愕の事実。
ああ、展開にくらくら。そういえば配役表に「●●実は○○」とたくさん書いてあったな~と述懐する私。
この「お家のために」という展開こそが文楽らしい。
家のためなら身内の死をもいとわぬ。ばあさん一本気。でも、迷惑です。

ばあさん、娘と孫の亡骸とともに谷底へ。

「谷底の段」
ここに安部兄弟もやってきます。全員大集合。
急に宝剣の話がでてきて、それが戻ったのは嫁の恋絹が死んだおかげとかなんとかで生駒さんの勘当がとけて、それぞれ戦場での再会を誓って幕が下りたのでした。
最後の大夫は靖大夫。力強い語りで着地できたような心地で劇場を後にしたのでした。
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文楽11月公演「奥州安達原」1

2014-11-09 23:21:12 | 観劇


今回は夜の部「奥州安達原」ですよ。
前夜、豊蝶さんに「筋がややこしいで。え、パンフレット買ってへんの?」と驚かれたのですが、私はパンフ買わない派。
※文楽のパンフは解説あり、床本ありで安いしお得ですよ!!
チラシ(2種類あります=裏が配役表、あらすじの2種)必須。
前回のを忘れてきた私。
まだ、公演序盤だし、チラシは劇場にあるだろうと思いきや、チラシがないっ?!学生さんたちが来ていたのでパンフ買わずにチラシで乗り切ったか…(推測)

しかし、私はこれを持ってきていたのでした↓

用意がいいね!って、チラシを忘れるな!パンフを買え!

さて、前半です。すんごい素人の粗筋語りで、すんません。

河原で目が見えない女の人とその子どもが暮らしています。
女の人、お袖さんが三味線を弾いて、女の子がそのお世話をして。
実はこの前にも話があって、藩かなんかに献上された鶴を病気の子どものために殺し禁猟の掟を破った猟師の話があります。そして、それをかばって身代わりになった仲間…。この二人が世を忍ぶ仮の姿で滅ぼされた家の兄弟。
河原にいた女の人はこの猟師の元奥さん。
最初から…ややこしいねん!!!

ほんで、河原でやってきたお役人のじいさんがお袖さんに会って
「はっ」
じいさんの勘当した娘だったのでしたー!
また、来たよ、これ。
お袖さんは目が見えないので、じいさんが父親とは気が付きません。
じいさんが去ってから周りの人の会話で役人が父親だったこと、窮地に立たされているらしいことを知ります。
じいさんの勤め先(そこにばあさんも一緒に住んでいる)に行くお袖さん。

ここにいた天皇家の子どもが行方不明になり、じいさんの進退やいかに?!さらに鶴を撃って食った(食ってない)と身代わりになっている猟師Bも捕えられています。

文楽にありがちなてんこ盛り設定。

じいさんはお袖さんを許せません。それに従うばあさんですが、孫と聞けば話は別。雪が降る中、門の外をのぞき、のぞき。お袖さんも三味線を取り出して(ちゃっかりしてるよね!)祭文を語ります。
女の子、お君ちゃんは倒れたお袖さんに自分の着物をかけてあげます。やさしい子どもに育っていることを知るばあさんの目にも涙です。

実はお袖さんには妹がいるのですが、この旦那は源氏側、じいさんも。ところがお袖さんの相手、勘当の原因、名も知れぬ相手と思っていたのが源氏が滅ぼした阿部家の息子。
じいさんは両家と縁続きになっていることを知り、切腹します。
猟師Bはお袖さんの旦那の弟の平家の人間だったので「じいさんを殺せ」とささやくのですが、そんなことができないのでお袖さんも自害します。
かなしい親子の自害二重奏…。
しかも…、別れた亭主・阿部家兄もその場に身を隠していたっていうんですから、なんだかな。

阿部兄弟は戦場で会おうぞ!と言ってバイバイします。

後は後半へ~!
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何も踊れなくて~夏

2014-11-08 21:45:53 | 趣味
やっと久々に日舞のお稽古に着物を着ていけました。
着物のベストシーズン。これから、室内の暖房で汗かくんですよ。明日も着物で外出しようかな。

さて、課題曲は「京の四季」、今回も先生はがんがん踊ります。
今日新しく習ったところは「夏」、京都の夏、恋人の夏、仲良く河原を散歩。るんるんるん←こんなんでは、ありません。

「じゃあ、秋に行きましょうか」

ちょっと待ったーーー!
早すぎる!もっと、夏を楽しみたい!
と、直訴して、今日は夏までで終わりに。
振りを覚えていないのに、夏は終われない。

終わって、ゴソゴソしていたら、先生が「今日買ったリップクリームにこんなんついてたけど、これ何?」

LINEスタンププレゼント

…どこから説明すれば?
「あ!でも、先生はガラケーですよね」

「いや、スマホに変えました」

えええ!!70ん歳の先生、スマホデビュー。
私にLINEも登録してほしそうでしたが(そもそも、デコメを使いこなしていた先生はスマホメールでデコメができないのが不満)、あれこれ触りましたが、キャリアも機種も違うのでさっぱり分からず。
なんやかんやでごまかし(爆)帰ってきました。
次のお稽古までの一週間に先生にLINEを登録してあげるような方との出会いがありすように。

70代の先生がスマホデビューしたというのに、私はなぜ振りを覚えられない。
何も踊れなくて~京都の夏が終わりました。
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今日は白♡

2014-11-07 20:36:35 | 漢方覚書
さーて、昨日は黒きくらげのことを書きましたが、今日は白きくらげです。
何回かブログに書いていますが、白きくらげは「美肌」になる食材です。

西洋医学的には、黒きくらげよりも白きくらげの方が栄養素が高いようです。
薬膳効果としては、黒きくらげがアンチエイジングに対して白きくらげは潤い。
風邪の予防にも効果があるんです。
かの楊貴妃も美しさを保つために食べていたそうです。

今回は、またまた自家製レモンシロップを使ったレモンゼリーに白きくらげを投入。それと白きくらげにはちみつとクコの実を漬けこんだものと。
調べていて知ったこと。白きくらげは、30分煮ると触感がとろんと変わるらしい。これはスープに適してますよね。お菓子ならコンポートとか。
食物繊維とカルシウムもたっぷり。
白も黒も戻す手間がいるのですが、ひと手間かけて美容薬膳いかがでしょうか?
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ストップした…のか?白髪

2014-11-06 20:17:10 | 漢方覚書
7月にストップ、白髪!という日記を書きました。
白髪がでてきたかも~?!
と、黒きくらげと黒ゴマを食べている宣言をしたのです。

その後、香港で大量に黒きくらげを購入。
黒ゴマもごはんにかけて食べ続けました。

黒きくらげ、日本のスーパーで売ってるのはたいてい小袋ですが、大袋で買ってきたのでけちらず、どっさり使います。
これ切れたら、大袋で売っていないか探します。

そして、あれから4か月…。
あれ?こことここに発見されていた白髪が生えてきていない。

いや、喜ぶのは早計。毛根の休眠期なのかもしれません。
でも、もしかするとー効果があるかも。

薬膳的には黒い食材、黒きくらげ、黒ゴマはアンチエイジングの食材。
これは続けるべきですね!
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うるう月

2014-11-05 22:34:30 | 雑記
一年で名月が三回あるのですよー、なんてニュースでやっていて「??」と思っていたら、今年は旧暦の「うるう月」がある年だそう。
ちょうど、この前そんな本を読みましたが今年がそうだったのか!

一年は365日ですが、旧暦はそれより短いので何人かに一度それを調節するために「うるう月」で9月が二回あったそうな。
つまり、旧暦では一年が13ヶ月だった訳ですね。

あ、それで来年の春節、旧正月が2/18と非常に遅いのか!!
旧正月、早いときは1月中旬なのに、なんで遅い時があるんだろうと思っていましたが、疑問がとけたのでした。
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また鼻歌に苦心@落語教室第150回目

2014-11-04 23:30:52 | 落語
昨日、仲間うちでのお稽古会でいま習ってる噺を途中までみなさんに見てもらいました。
近々する予定のある噺や久しぶりにしようとしている「夏の医者」(ほぼ一から)もあるのですが、どー考えても仕上がりが先になりそうなこの噺の感覚を少しでも掴みたかったのです。

さて、今夜は教室でのお稽古。踊り以外のところ、仕草込みで最後まで。
ふーーー、終わったあ、と達成感よりも、課題山積み。これ、ほんまにできるんか??と不安再び。仕草とリズム…。そして、また鼻歌の音程が狂う。←憂鬱になり、だんだんテンションが下がる。悪循環。
基本的に全部お稽古はICレコーダーで撮ってるんですが、鼻歌(一部)とリズムに乗せてセリフを言うところをスマホで別に撮らせてもらいヘビロテ仕様に。


なぜ、数秒の鼻歌の音程が狂うのだ!!
↑魂の叫び

閑話休題。
また、今後のスケジュールの話をしていて、個人個人の進捗状況を先生が述べられました。
先生「○○さんは、自分で考えるタイプだから、まあ(この噺に関しては)そんなにもう(指導も)いらないでしょう」
へー、そういうことなのか!
特に○○さん(すず苺ちゃん)は、等身大に近い噺をしてるのもあるけど、もともと自分で考えて演技プランを立てる人でもあるのです。

そういう私はまだまだ…。先生に教えて頂かなくては…。いつ終わるともしれない迷宮の中をグルグル…。
最大の難関は昨日半分しただけで筋肉痛になってる私の体力がもつかどうか…←虚弱すぎるっ!

とりあえず、そろそろ通しで稽古せねば、と。
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ポール・オースター『オラクル・ナイト』

2014-11-03 21:57:02 | 雑記
オラクル・ナイト
クリエーター情報なし
新潮社


生死の淵から復活したまだ若い作家が、文房具店でポルトガル製のノートを見つけて…。
オラクル=神託
神託のように、そのノートに向かいあうとストーリーが溢れてくる。
その物語も物語中の物語、入れ子のように進んでいます。

んが、途中でにっちもさっちもいかなくなるので物語は放棄されます。
おい!
そして、その間に作家の現実世界は新たに動きだします。

物語中の物語は他にも紡がれます。
また、作者が見ていない他人の現実も描かれているので、これも感覚的には物語中の物語です。
一筋縄ではいかない。←物語が。
分かりにくい、かと言われればそうではなくて、なんとも癖になる。
いろいろあって、けっこう展開としては陰な感じになるんですけど、最後の最後に主人公が感じる心地がこれまた意外で。
いや、でも、これは神託における「希望」なのか。
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文楽11月公演「双蝶々曲輪日記」2

2014-11-02 22:48:14 | 観劇
人物の説明がややこしいので後半は割愛するつもりでしたが、…書きます。

そもそも、長五郎と長吉をひいきにしているお客さん同士が、遊女吾妻を巡ってなんじゃらかんじゃらというのが事の発端。
結局、思いあってる吾妻と長五郎の贔屓の与五郎さんはトラブルに巻き込まれ、吾妻は身請けされる前に里を与五郎さんとでてしまします。
このあたりが難波裏という喧嘩のところで、二人を助けようと長五郎は人を殺してしまうのです。
与五郎を咲寿さんが。段々と出番が増えてくるんだろうなあ、と。
若い色男の役です。

橋本の段
さて、今明かされる真実ー。与五郎には嫁がいた…。
けっ、しょーがねーなあ!
まあ、遊郭ってのはそういうとことだからな。
それだけではありません!
こともあろうに!かくまってくれと連れてきたのが嫁が帰っている嫁の実家。おいっ!いいのかそれで。
そもそも、嫁は与五郎が帰ってこないからと実父に「家に帰ってこい」と戻されているのである。考えがなさすぎである。
この嫁お照は、お人よしなのか惚れた弱みなのか吾妻をかくまうことを了承します。さらに与五郎の父もやってきて…修羅場。
そこへ止めに入ったのが、与五郎と吾妻を乗せてやってきていた駕籠かきの老人。
実は…生き別れた吾妻の父親だったのです!

いや~、この段だけでお腹いっぱいです。そりゃ、私のおめめもしぱしぱするってもんです。
ここを一人で語るは嶋大夫さん、三味線は錦糸さん。圧巻です。

八幡里引窓の段
さて、こちらは人を殺した相撲取り長五郎。殺した相手は侍だったのでお尋ねものに。やってきたのは母(紋壽さん)の再婚先の家。継子の息子は侍です。死んだお父さんの後を継いだばかりです。
継子の嫁おはや(蓑助さん)は、実は吾妻と同じ里で働いていた遊女。きれいな人です。お義母さんとも仲良し。なにがあったか言わずに家に帰ってくるもんですから、お母さんもおはやさんも喜びますが、与五郎さんが家にちょっくら帰ってきて、今夜は大坂で人を殺した相撲取りを探さないといけない、とかなんとか言うので二人してびっくり、というお話。
盛りだくさんです。ここ。それぞれの立場の心情とか。お義母さんの味方するお嫁さんとか泣けます。
引窓(天窓のように外の明かりが取れる窓が屋根に空いていて紐で開けたり閉めたりする)が効果的に使われているんですが、うつらうつらしながらもその緊迫感には(うつらうつらしとったんかい!)、はっとしました。切実な思い(長五郎を逃がしたい)が、パンッという音に現われていたようです。
切り場は、咲大夫さんと燕三さんでした。

最後がはっきりしていないので、上演されていない段を調べた私でした。
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文楽11月公演「双蝶々曲輪日記」1

2014-11-02 20:59:38 | 観劇


相撲取りがでてくる物語。歌舞伎でも上演されますが、もともとは浄瑠璃からはじまったそうです。半通しです。
実力のある濡髪長五郎と追う立場の放駒長吉。
長五郎の器の大きさに比べ長吉はちっさいなと思っていたら、家業が米屋。姉に仕事はまかせて放埓な生活をしているらしい。

太夫さん、若手の方の出番が増えています。
まだまだ年数の足りない観劇ファンですが、こういうのに気が付くと「おっ」と思うものですね。

さて、ケンカっぱやい弟を心配する働きもののお姉さん。
そこへ前夜ケンカというかトラブッて暴力をふるったものたちが雇い主なんかを引き連れてやってきます。
暴力の上にお金もとられた、と。
長吉は否定します。居合わせ、さきほどまで刀を持ちながら睨み合っていた長五郎もお前はそういうことをする人間ではないと言ってくれるのですが、姉が荷物を調べるとそこから財布やらがでてきて…。
お姉さんが被害者たちを引き連れ謝罪と返金のため奥に下がると自害しようとする長吉。とめる長五郎。

実はお姉さんの芝居でした…。
なかなか激しいな。いやしかし、真人間になるよ、と誓いますのです。

後半、橋本の段、八幡里引窓の段はまた主人公が変わります。
あらすじは割愛。
※しかし、物語的にはここは盛り上がるところです。
人形遣いさんは後半きら星のごとくベテランの方々が。
勘十郎さんが雲助(駕籠かき)のおじいさんだったんですけど、ああいう役のおじいさんって脚を出してますけど内またに座ったり、中腰になったりするんですよね、なんかかわいいです。



2部は来週!
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