還暦の 戦後の庭の 桜かな
馬糞 Bafun
雨が降り続いた翌朝は桜散らしの春の嵐だった。
風に吹かれて散る桜には、特攻に飛び立って散ってい
った青年たちの春を思う。
この春は、戦後60年の春である。
戦後の桜も、60年の年輪を重ねているのだ。
その60年の年輪は成長著しく肥満してきたが、養豚の
ように国家独立の精神を見失い、チャイナの食欲を刺激
しているかのようである。
父の代の敗戦と言う辛酸に報いるためにも、最後の一
戦、日本独立と新世界建設のために、この命をささげよ
うと思う。
再誕の仏陀とともに。
Bafun