純み雪を 初日の富士に 天降らせ
馬糞 Bafun
人清めつつ 国清めつつ
白川 馬草 Magusa
新年明けまして おめでとうございます。
平成十九年 元旦
花鳥風月、草虫天星の皆様、旧年中は大変お世話になりました。
本年もよろしくお付き合いをお願いいたします。
『立憲女王国・神聖九州やまとの国』の基本精神は風流ということ
ではないかと思います。
風流というのは実に健康で伸びやかであります。
一人にても楽しく、二人にても楽しい。
老いてゆくことも風流でありますし、馬糞一山、馬草一筋もまた風
流なのであります。
風流の国は実に豊かです。
何が何でも心楽しめる国、それが、「九州やまとの国」の基本精神
であると考えております。
歌心というのは辞世の歌の伝統に見られますように、悲しいことで
あっても、歌によって美しい作品になります。
歌心というのは、日本人の美意識の根幹にある伝統の文化ではな
いでしょうか。
ちなみに、俳諧は写真のような一瞬の感慨を表現しています。
短歌には対話あるいは、語らいというのがあります。
5、7、5という韻律は、言霊に欠かせないリズムではないかと思い
ます。
これを崩すことは基本的には散文詩ではあっても、俳句や短歌に
はあたらないと考えます。
最近、汚い言葉が流行っていますが、言霊という考え方からすれ
ば、心がすさんでいるという風に感じられます。
美学がない。
言葉を正すことは大切です。
家庭教育でもっとも大切な部分ではないでしょうか。
日本はこれから、原点に戻って心を清々しくすること、清めることが
何より大切ではないかと思います。
さて、目を閉じて、富士山の頂に座禅を試みています。
心を清めたいと思います。
田奈 馬糞