梅の香も 飛べど渡らぬ ホーチミン
馬糞 Bafun
ベトナムは空前の株式投資ブームであるらしい。
しかし、ベトナムは、発展する国ではない。
チャイナと共にクラッシュする国である。
いわば、賭場であり、公営ギャンブル市場であろうと思う。
定年退職した日本国民は、老後に不安を抱えている。
退職金があるとは限らない。
年金で生活できる者も限られている。
少ない資金で仕事のない老後をどう生きてゆくか。
すると、株式投資は大きな魅力である。
新興市場はリスクと共にチャンスも大きい。
そういう発想で、ベトナム証券市場に口座開設するツアーが人気らしい。
ベトナム単車の群のように我先にと投資に走っているという。
確かに、投資は老後の生活手段となりうるであろう。
しかし、マネーゲームに素人が勝つことは難しい。
むしろ、経営参加という切り口で投資するほうがよいのではないか。
NTTIAN 環太平洋アジア連合国にこそ、活路がある。
投資組合を作って、ビジネス倫理教育や、経営参加をする。
海外に役割を果たしつつ生活の資源を増やしてゆくのである。
そのためにも、海外の情報や文化、言語には多少は通じておかな
ければなるまい。
『学ばざる者、食うべからず』である。
馬糞 Bafun
《付録》
大伴家持の絶唱三歌
春の野に 霞たなびきうら悲し この夕影に 鶯鳴くも
わが宿の いささ群竹吹く風の 音のかそけき この夕かも
うらうらに 照れる春日に 雲雀あがり 情悲しも 独りしおもへば
ベトナムの旅《サイゴン五句》
旅立ちの 那国の春の 風の音
馬糞 Bafun
かくして、旅立った・・・
サイゴンの 春押し流れ メコン川
サイゴンに 散る花もなし 朧月
春知るや サイゴン単車は ガスを噴き
サイゴンの 殖民都市の 初夏の宿
雨季前の サイゴンビールに 泡立ちぬ
馬糞 Bafun
ベトナムよ、さらばである。
馬糞 Bafun
「おじいさんの木」