病床を 土手におきても 名月を
梅士 Baishi
日々の鍛錬にもかかわらず、敵も然る者、わが弱点の
鼻腔を急襲して一気に気管支近くまで侵略してきた。
三年ぶりの風邪である。
おかげで、この三日間はやむなく病んで床に伏した。
誠に不覚であった。
いつもなら血が出るほど咳き込んで、その後も三ヶ月
から半年は咳ぜんそくを引っ張るところである。
しかし、鍛えていた分、免疫力がちがう。
三日間で敵を制圧して、明日は見事にランニング通勤
に復帰したいものである。
その前祝いに今宵はスーパームーンを楽しみたい。
文科省が幸福の科学大学の科目にまでいちゃもんをつけ
ているらしい。
人間幸福学など先例がないから許せないというのだ。
先例がなければやれないのなら、学問は認めないとい
うのと同じである。
理屈抜きで認めないということである。
これは権力の濫用以外のなにものでもない。
審査委員会だかなんだか知らないが、自分たちの歴史
に残る愚行に気がつかないのだろうか。
どうにも理解に苦しむ価値観である。
おかげで、一気に10冊ほどの幸福論が出版され、さ
らに続いている。
まあ、おかげで勉強させていただけるということでも
あろうが、信者としても受けて立たないわけには行くま
い。
その中で紅一点、北条政子の幸福論を手に取った。
その切れ味の鋭さは、現在の総裁補佐、大川紫央そっ
くりだった。
過去世とはそうしたものか・・・。
愛を取って嫉妬を捨てる方法はないのかと言う質問に
対して、ないという。
嫉妬を捨ててしまったら、ただの女に成り下がるとい
うのである。
なるほど・・・、と納得してしまう一刀両断であった。
もう一つは、猛女と結婚してしまった男のあり方はと
言う問いには、あきらめることだと。
仏陀の悟りも、優秀な女から修行に逃げてたどり着い
た悟りが、あきらめの境地であったと。
所詮この世は思い通りには成らないのだと。
言われてみると、まさしくと思うが、そのような解釈
はなかなかできるものではない。
女性の時代到来と言われる現代にあって、志ある女性
は一読するべき幸福論である。
従来の北条政子像は、自分の子供を謀殺してまで政権
の座につき、権力を北条家に取り込んだと言われていた。
しかし、それは嫉妬による誤解だったのだろう。
たしかに、子供は将軍職に耐えずに早世したが、能力
の問題だったのだろう。
謀殺説は噂に過ぎなかったのだから。
こうした、歴史の誤解が解けただけでも良かったと思
う。
読書ができると言うことは、ありがたいものである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
幸福実現党応援隊・ 梅士党