針に糸を

つい先ほどの事。
パッチワークを趣味にしている母親から、針に糸を通してくれと頼まれた。

そんなもの楽勝だと思い、母の手から針と糸を受け取った。
確かに小さい針と細い糸だった。
焦点がなかなか合わず、思う様に糸を穴に通せない。
一分ほど格闘し、やっとの事で針に糸を通した。

針に糸を通すなんて事、男の私がそうそうするものではない。
難無く出来ると思っていた事が、いざやってみるとそうはいかなかった。
ちょっとショックだった。

歳と共に視力も衰えてきたという事なんだろう。
それでも眼鏡無しで出来るのなら、まだマシな方なんだとは思うが…