JR 山口線

毎週土曜の朝日新聞夕刊に連載されている「ぷらっと沿線紀行」。
毎週楽しみにしているのだが、今日の夕刊には「JR 山口線」の記事が載っていた。

「JR 山口線」と言えば、スタイルの優雅さから貴婦人とも呼ばれるファンに人気の蒸気機関車『C571』が走る路線である。
国鉄時代にSL全廃による無煙化が一旦完了したが、SLは文化財であり科学遺産であるとの観点から29年前、山口線にSLが復活した。
現在JR各社では観光列車として幾つかの路線でSLが走っているが、この山口線がその先駆けとなった訳である。

しかし、あれからもう29年か。
今でも良く覚えている。私が中学生だった時だ。
復活したSLを撮りに行きたくて行きたくて…
実際、撮りに行けたのは復活してから数年後だったのだが。

車の免許を取った後は、撮影仲間と何度も通ったなぁ。
あの頃がちょっと懐かしい…


煙、匂い、熱、音、響き。
これら全てが他の車両では味わえない独特のもので、蒸気機関車は生き物である事を感じさせる。
撮影後の感動も他の車両では得られないものがある。
それ故にSLの撮影は結構クセになり易いのだ。

あの頃とは違い、今の私には山口線は少し遠い。
でも機会があればまた行ってみたい。
今日の記事を読んで、そんな事をちょっと思ってしまった。