felice-sakura の日々戯言

パチンコが大好きな理系人間。鉄道写真とプラレールの収集が趣味。あと、萌えも少々… そんなオタクな人間の日々の戯言。

1/8秒の奇跡

2010-05-01 21:05:13 | 趣味の写真
今日は朝からの快晴。
カメラを持って堺市内の大道筋へ出掛けた。
もちろん狙いは通りを走る阪堺線だ。

道路沿いに車を停め、しばらく行き来する電車をチェックする。
残念ながら161形は運用に入っていない様だが、うまい具合に撮りたいと思っていた505号が浜寺駅前方面へ下って行った。

この電車は、終点の浜寺駅前で折り返し、およそ45分後に戻ってくる。
それを狙おうと、落ち着いたバックで撮れる花田口の交差点へ移動した。

以前にも記事にしたが、この場所は交差点を通過する電車を狙うので、手前を走る車に遮られてうまく撮れない事がある。
いや、撮れない事があると言うより、撮れる方が稀なのだ。
個人的勝率で言えば、撮影成功率25%程度だろうか。

電柱脇に三脚を立てて待つ事暫し。
そこで折り返してきた505号を撮ったものがTOPの画像だ。

なるほど。何の障害物も見当たらず問題無く撮れている。
この一枚を見る限り、まるで道路には車など走っていないかの様だ。
だが、実際には線路手前の車道をバンバン車が流れている。
この時も車は連なって走っていてタイミング的には完全にアウトだった。

しかし、奇跡は起きた










ダメ元覚悟でファインダーを覗きながらのレリーズ。
連写中、確かに車の流れが一瞬途切れた。
これは際どい
ファインダー越しにそう感じた。

そして撮影後、まるで買った馬が入るかどうかの写真判定の様な緊張感で、恐る恐る画像のチェック。
すると、何と言う事だろう。
ベストのコマにのみ、手前を走る車が全く写り込んでいなかったのだ

ベストカットの1コマ前にはトラックの後部が、1コマ後には後続の車のフェンダーが写り込んでいる。
電車と車。その交差タイミングがコンマ数秒ズレていればもちろんアウト。
秒間およそ8コマ(メーカー公称で約10コマ)切れる私のカメラで連写した内の一枚での出来事。
それは、正に1/8秒の奇跡であった。