felice-sakura の日々戯言

パチンコが大好きな理系人間。鉄道写真とプラレールの収集が趣味。あと、萌えも少々… そんなオタクな人間の日々の戯言。

さよなら交通科学博物館

2014-04-06 20:53:24 | 戯言
今日4月6日をもって大阪環状線弁天町駅高架下の『交通科学博物館』が閉館した。

1962年(昭和37年)1月に『交通科学館』として開設以来52年間に渡り、地元大阪は元より関西一沿の子供達に親しまれていたこの施設。
私ですら子供の頃に親父に連れて行ってもらって以来、訪れた回数は何だかんだで10回では効くまい。

図書室での調べ物に一人で来た事あり、友人達と遊びに来た事あり。
103系のドアの開け閉めが子供心にとても面白かった事。
ナシ20の食堂車で食べたカレーが美味しかった事や、鉄道部品の即売会で自分の直前で売り切れてしまった事も今となっては良い思い出だ。

時代と共に展示車両も次々と増え、また逆にここで展示されていたマイテ49が復活するなど、この施設があってこその出来事もあった。
もはやこの場にあるのが当たり前であり、無くなってしまうなんて夢にも思っていなかっただけに今日の閉館は残念で仕方無い。

しかしながら、ここで保存されていた貴重な車両達は、2016年に梅小路蒸気機関車館に隣接して開館する「京都鉄道博物館」へ移設されるとの事で、まずは一安心というところ。
とは言え、梅小路蒸気機関車館に既に2両づつ保存されているD51やC62までもがそのまま移送されるのかという心配は残る。


確かに、鉄道車両以外の室内保存車を含め、全てを移設するのは難しいかも知れない。
だが、どれもが甲乙付けがたい貴重な車両である事は間違い無い事実なのだ。
たとえどんな形になろうとも、解体だけは避けてもらいたいものである。

結局、私が最後に訪れたのはブログにも記した2月7日。
恐らく最後になるだろう事は自覚していたので、私としてはその時に目一杯のお別れをしたつもりだ。
新しい博物館が出来るまで暫しのお別れ。
ここで見慣れた車両達との梅小路での再会を楽しみにするとしよう。

長い間ありがとう。お疲れ様でした。
そして、さようなら交通科学博物館。