焼きたてカレーパンの末路

黒コゲになったカレーパンである。

焼きたてで買ったカレーパン。
時間が経って冷めてしまったのでオーブンで焼いて温めようと思ったのだ。

オーブンのタイマースイッチを適当に捻り、その場でコゲ具合を見ながら焼くのがいつもの焼き方。
しかし、今日はたまたま携帯に電話が掛かってきて、ついその場を離れてしまったのだ。

電話で話し込む私の元にコゲ臭い匂いが漂ってきた。
ハッと気付くが時既に遅し。
焼きたてカレーパンは見るも無残な姿と化してしまっていたのだった。

さすがに捨てるのも忍びない。
とりあえず口にしてみたのだが…

口中に広がる粉っぽい炭の味。
もはや何パンだか分からなくなっていた。
微かにカレーの味がするものの、とても炭の味に勝てるものではない。
半分ほど食べた時点で廃棄決定である。
自らの不注意とは言え惜しい事をしてしまった。

美味しく食べてもらうという天命を全う出来なかったこのカレーパン。
せめてもの供養として（？）今日のブログの記事とした。