年金生活に入って11年が経つが、ここにきて年金生活がピンチに陥っている。というのは、定年後、10年間は現役時代に貯蓄していた貯金を年金に回したので、約8万円の追加支給があったが、11年目からはそれがゼロとなった。また、企業年金の支給条件をよく理解していなかったが、なんと最初の10年間しか支給されないカテゴリーの年金があり、それが11年目からはゼロになってしまった。この減額分が約8万円なので、合わせて、年金額が約16万円も減ってしまったのである。まさにダブルパンチで、年金生活がピンチに追い込まれている。妻の公的年金が若干もらえるようになっているが、焼け石に水である。
貯金の分がなくなることは認識していたが、企業年金の10年目の減額は失念していたので、ショックは隠せない。そんなことも知らずに、定年後の10年間で42か国も海外旅行に出かけたので、旅行にお金を使いすぎたとの反省もあるが、今後は、海外旅行も金銭的に厳しい環境になるであろう。家計簿をしっかりとつけはじめ、節約生活に入っているが、もともと無駄遣いはしておらず、食料品や日用品は、安いスーパーだけでしか買っていないので、経費節減といっても厳しいものがある。車もすでに手放しているので、旅行の削減が一番効果的でありそうである。とはいえ、楽しみをゼロにすることはできないので、回数を減らし、旅行費用を削減していくしかない。子供が5月にタイに転勤になり、タイへの旅行が増えそうな気もするので、厳しい選択が待っている。
収入を増やすことも解決策の一つであるが、今から働く気はないので、デイトレーダーとして株からの収入にかけるしかない。また、妻がパートに出ているが、限度ぎりぎりの額まで働かざるを得ない状況にある。退職金については、定年になってすぐ行ったカナダへの留学費用で一部切り崩しているが、大半は、貯金としてキープしているので、それを切り崩していくしかないかも知れない。70才を過ぎたら、静かにしていろということであろうか?