3月25日、ついに聖火リレーが福島のJヴィレッジからスタートしてしまった。五輪開催はほとんど不可能なので、聖火リレーは中止されるものと思っていたが、予定通り始まったことには全く驚いた。
聖火リレーは、もともとドイツナチスが1936年のベルリンオリンピックを政治利用するために考案したもので、きな臭いと思っていたが、今回のリレーは、表向き復興五輪を謳いながら、実際はスポンサーのお祭り騒ぎのイベントになってしまっている。白坂和哉氏のDAY WATCHの動画を見ているとよくわかる。コカコーラ、トヨタ、日本生命、NTTの4社が聖火リレーのスポンサーになっており、 改造トラックを走らせてドンチャン騒ぎをやっているだけである。聖火リレーそのものがかすんでしまっているし、復興五輪だなんて、まさに偽善と害悪に満ちたものになっている。日本の主要メディアはすべて東京五輪のスポンサーになっているため、強烈なスポンサートラックの映像などテレビではほとんど流されていない。テレビが意図的にネガティブな報道、映像をほとんど出さないため、我々は真実を知ることができなくなっているのである。
また、オリンピックの米国での放映権を持つNBCが聖火リレーに対し異例の批判記事を書いているのも注目される。記事を書いているのは、元サッカーの米代表でもあるジュルズ・ボイコフという政治学の教授で、辛辣ながらすべて正論が語られている。聖火リレーは、3密を生み出す要因ともなるし、感染が拡大している地域では、即中止すべきである。大阪は中止に言及しているが。聖火リレーどころではないはずである。これだけ感染が拡大し続けている日本中を121日もかけて聖火リレーの偽善的なお祭りイベント続けるなんて地獄の沙汰であるといえる。政権も組織委員会もマスコミも皆グルで、偽善的な報道に終始している。聖火リレーも五輪も是非中止してほしいものである。一般の国民は皆どう感じているのであろうか?また、この問題については、リテラでも記事として取り上げ、詳しく解説してくれている。
白坂和哉DAY WATCH(4/1) : https://youtu.be/vqAYKa8AXxU