コロナ第四波が日本を襲いつつあるが、日本の場合は安倍政権の初動体制失敗による人災といえる。菅政権も緊急事態宣言やら「まん防」とかで飲食店の営業時間の短縮に躍起になっているが、ウィルスにとっては関係ない話である。
PCR検査数を増やすことができなかったのは、安倍・菅政権の万死に値する失政である。増やすことができなかった原因は二つあり、一つは厚労省が初動の間違いを犯したこと。感染者が出た時、感染研が積極的疫学調査(検査が感染者と濃厚接触者のみに限定)をやってしまい、その体制が続いてしまったこと。また、ランセットというイギリスの医学誌による無症状感染者の存在についての論文を厚労省が見逃がしたこと(または重要性に気が付かなかったこと)という。次に厚労省が新型コロナを指定感染症に指定してしまい、無症状者が強制入院の対象になってしまったこと。そのため入院患者が増えると病院がひっ迫するので、検査を拡大しようというインセンティブが働かなくなってしまったという。
PCR検査が拡大しなかった第二の原因は、感染研ムラの存在である。自分達の利権確保のため、検査を保健所に限定しようと図ったのである。医系技官の天下り先が保健所であり、彼らにとっては、コロナは神風で保健所中核体制を維持しようとしたのである。規模の小さい保健所中心ではパンクは当然である。
詳しくは、下記の一月万冊でジャーナリストの佐藤章氏が詳しく解説してくれている。安倍・菅両氏とも新型コロナに関してはリーダー失格であることは間違いなさそうである。
一月万冊(3/31): https://youtu.be/oiU0-wD1mBc