昨日は最高気温20℃を超えるバカ陽気でしたが、今日は一転して雪になりそうと思うほどの冷たい雨。
ということで、今日のテーマはDVD/読書とイン・ドア関連です。
その前に、懸案だった世界の国名・都市名の漢字表記を。
アイウエオ順で、初級ものから特上級ものまで取り混ぜてあります。
今日はその第一回目。
①氷島
②愛蘭
③亜細亜
④雅典
⑤亜富汗斯坦
⑥亜弗利加
⑦亜米利加
⑧阿拉斯加
⑨亜剌比亜
⑩阿爾及
⑪阿拉辣
答えはこの記事の下のほうにあります。
コメントに何個正解したかも書いて頂くと出題者兼管理人(私)は喜びます。
さて、今週初めあたりから「官僚たちの夏」を読み始め昨夜読了いたしました。
同時進行的にそのDVD(全5巻)も観始め、それも昨夜完了しました。
「官僚たちの夏」は異色の官僚と言われた佐橋滋をモデルに、昭和30年代後半以降の高度経済成長を推進した通産官僚たちの姿を描いた作品。
城山三郎の原作で『週刊朝日』に「通産官僚たちの夏」のタイトルで連載され、1975年に新潮社より改題単行本化されたもの。
2009年7月~9月にはTBSでドラマ化されています。
新潮文庫
DVD
作品は「なぜ戦後の日本はあれほどの急成長をとげたのか」という視点で書かれており、官僚(この作品では通産官僚)たちを現在のイメージである“悪”とは違った、企業を守り育て戦後経済を支え、日本を経済大国と言われるまで仕上げたヒーローのように描いています。
まあ、歴史というものは小説家などの見方により様々な切り口を見せるものなので、どれが真実かと言う議論はあまり意味がありませんが。
また、実在の通産省の官僚や時の政治家そしていくつかの企業が名を変えて登場しており、それが誰をまた何という企業をモデルにしたのかを想像するという興味も加え、ほぼ三日間の夕食後から寝るまでの時間を満たしてくれました。
モデルになった企業は
アケボノ自動車・・・スバルを作った富士重工業(アケボノとスバルが鍵)
大沢無線・・・富士通(元黒沢通信工業)
元浦製紙・・・本州製紙
日本航空機設計・・・日本航空機製造
松池鉱山・・・三井鉱山/三池炭鉱
といったところでしょうか。
人物としては
池内信人・・・池田勇人
須藤恵作・・・佐藤栄作
北大路欣也が池田勇人をモデルにした池内信人に扮していましたが、数年前の「華麗なる一族」の万俵大介とあまりにも似ておりイメージが重なりすぎてちょっと戸惑いました。
官僚主導について。
今から40年ほども前の時期になるあの日本では、官僚主導の国内産業保護政策が上手くいって高度成長に結びついたにも関わらず、なぜ今の時代に携帯に代表される情報産業が世界に通用しない、日本だけの独自方式になってしまったのか。
おそらくは、官僚主導の産業政策が今の時代に合わなくなっているということだと思いますし、そういう見方が一般的でしょう。
といったようなこともあって(勿論様々な経緯があって、ではありますが)、通産省(今は経産省)に限らず、官僚=悪という図式が出来上がったように思います。
【コブクロ STAY/「官僚たちの夏」主題曲】
さてさて、冒頭の漢字/国名・都市名の答えです。
それぞれに、初級・中級・上級・特上級とランク付けをしましたが、これはあくまでも私の勝手な基準に基づくもので、あまり気にすることはありません。
なので、ランク付けに関する異論は基本的にお受け致しかねますので、そのおつもりで。
①氷島 アイスランド(中級)
②愛蘭 アイルランド(中級)
③亜細亜 アジア(初級)
④雅典 アテネ(上級)
⑤亜富汗斯坦アフガニスタン(中級)
⑥亜弗利加 アフリカ(初級)
⑦亜米利加 アメリカ(初級)
⑧阿拉斯加 アラスカ(初級)
⑨亜剌比亜 アラビア(初級)
⑩阿爾及 アルジェリア(中級)
⑪阿拉辣 アララット(特上級)
トルコ東端、イランとアルメニア共和国の国境付近にある火山。ノアの箱舟が山頂に漂着したとされる。
⑪の特上級は、知っても知らなくてもどうでもいい、番外としましょう。