平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
花とニャンコとクッキング
時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

ジブリ・アニメ「コクリコ坂から」

2012-06-19 21:36:05 | 映画・DVD観賞
何の予告も無しに二十日余りのご無沙汰でした。
本当に久々の更新となります。
実はこの間色々なことがあって、PCを開けない日が随分と続いてしまいました。
一旦怠け癖が付くと以前のようなペースで更新する自信がありませんが、何とか頑張ってみます。

スタジオジブリ最新作「コクリコ坂から」(Blu-Ray版)を購入しました。
半月くらい前に予約していたもので、発売日は一日早い。

***画像をクリックすると表示拡大します***


左:通常版、右/横浜特別版



★先着予約特典/限定品★「コクリコ坂から」オリジナル縁結びお守り。(ストラップ)

観るのは今度の土日まで待つことに成りそうです。



台風4号が2時間ほど前に愛知県に上陸、現在神奈川西部では超暴風雨が荒れ狂っています。
家が揺れています。
どこにも被害が出ませんように!!!

1964年

2012-02-12 20:13:41 | 映画・DVD観賞
奥さんと「ALWAYS三丁目の夕日64」を観に行きました。


1作目と2作目はDVDで観たので、今度は映画館まで足を運ぼうとずっと思い続けて、ようやくのこと。


<パンフレットをSCAN>

キャッチコピーは
どんなに時代が変わっても、夢があるから、前を向ける。

前作、前々作共に泣かされましたがやっぱり今作も...でした。
お涙頂戴モノは基本的に好きじゃあないんですが、このシリーズだけは別、と言う気がしますね。

東京オリンピック開催の年を背景にしており、テレビでカラー放送が始まったのがこの年。
三丁目の夕日は今作で終わりかどうかはともかく、団塊の世代の我々が感じるノスタルジーってこの年あたりまでかなあと思うんですがどうでしょう。
この年を境に日本はいよいよ高度成長の波に乗り、ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われるまで膨張をし続け、ついにはバブルとなって弾け飛んでしまうわけです。

人は「あの頃は良かった、あの頃に戻りたい」と言いますが、あの頃に戻れる訳は無く、仮に戻ったところで今と比べれば、物もお金も無いしきっと不便なことだらけでしょう。
ただ、我々が懐かしさを以って思い遣るのは、夢とか人情とか価値観などのことであり、我々が時代と共に失くして来てしまった「日本人の品格」といったものなんですね。

映画「ALWAYS三丁目の夕日'64」オフィシャルサイト

トリアージ

2011-10-31 00:36:08 | 映画・DVD観賞
「戦場カメラマン/真実の証明」をDVDで観ました。
原題はTriage(トリアージ)


トリアージとは、人材・資源が著しく制限された災害医療現場において、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定すること。
語源はフランス語の「triage(選別)」から来ている。
適切な和訳は見当たらないが「症度判定」とでも。
一般病院の救急外来での優先度決定も広義のトリアージであり、「識別救急」ということでしょう。

ストーリーは、1988年。
同僚の戦場カメラマンであるマークとデヴィッドは、共にイラク軍との戦闘激しいクルド人の居住地に向かった。
運び込まれる負傷者たちを怪我の程度によって選別し色別のカードをつける医者。
黄色のカードを付けられた者は治療が施され、青色のカードを付けられた者は“助かる見込みなし”とされテントの外に運び出され、医者が拳銃でその者達の命を絶つ。

薬品も治療器具も乏しい戦闘現場ではこれも仕方のないこと...でしょうが、このようなこと私などには簡単には受け止め切れるものではありません。
ここまで観て、「原題のトリアージとはこう言う事だったのか」
と合点した私、実はそれは早計に過ぎたことでした。

身重の妻を残してきたデヴィッドは帰国を望みマークと別れる。
帰国途中、重傷を負ったマークは選別され、黄色のカードを付けられる。
手当を受けた後帰国するが、先に帰国しているはずのデビッドは帰国していない。
マークの様子が次第に異常状態を示すようになる。
その後PTSDのカウンセリングを受け、彼の口から語られた衝撃の真実。
実は二人は別れたのではなく一緒に帰国の途に着いていた...。

トリアージの真の意味も含め、これ以上はネタバレになるので、と言うより文章に出来そうもないシーンばかりです。
とても私には書けそうもありません。

ただ一つだけ、
最後のシーンで、マークの手にはあのトリアージの札「黄色の札」と「青色の札」が握られていました。

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同じく戦場カメラマンの渡部陽一氏は「生きて帰ることを最優先にしています」と語っていました。
いかに常に死と隣り合わせのこの職業であっても、生きて帰ることにこそ価値があるのだと。
DVDを観終わってふと浮かんだ氏のこの言葉、とても重く感じられます。



明日から仕事だと言うのに、このようなのを観てしまって眠れなくなりそう。

猿の惑星:創世記

2011-10-15 17:10:33 | 映画・DVD観賞
「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」
観てきました。

主演のチンパンジーの名は旧作で人間社会に反抗した猿集団リーダーと同じ“シーザー”でした。
Youtubeの予告編を見て行ったので、猿たちがどのように知恵を得て人間たちと戦うようになるのかまでは、解っていました。

ただ、それだけでは創世記とタイトルされている背景、つまり猿が人間に取って代わって地球を支配するに至るプロローグとしてはちょっと弱いのでは、と思っていました。
猿と人間の戦いは始まりそして終わり、猿たちは森へ...。
森へ向かう前に、生まれてからずっと育ててくれた親と思っている人間との別れのシーンには涙を誘われました。

最後は落ち着くところへ落ち着いたのかなと思った後....
エンドロールが流れ始め、物語は終わったかに思えた瞬間、ほんの10秒余りのラストシーンで腑に落ちました、...そうか、そうなのか、そうだったのか。
予告編であれだけ見せたと言うことは、このラストシーンに余程の自信があったのでしょうか。
本編中に勿論それらしい伏線は勿論ありました。
それはともかく、これが人間の破滅を予感させ、新たな猿の惑星のシリーズ化を匂わせるものではありました。
あの毀れた自由の女神像ほど衝撃的ではありませんでしたが...。

これ以上は“ネタバレ”になるので書きませんが、もしこれから観ようと思っておられる向きにはエンドロールが始まっても席を立たないように、とだけ言っておきます。

この映画、人間が動物を飼いならしたり見世物にしたりそして動物実験に使用したりすることが、どんなに勝手で傲慢で不遜で愚かなことなのかを改めて思い知らせてくれました。
これを観た後では、あの人気番組「天才!○○どうぶつ園」は見たくありません。
元々この番組は好きじゃありませんでしたが、家族が見たいということで仕方なく...。

そしてこの映画、あの「アバター」と同様VFX(特殊視覚効果)映画。
沢山の猿が登場しますが、実撮影には特殊メークも使っておらず、本物の類人猿が一頭も使われていなかったという事です。
主演のチンパンジー始め数頭には決まった役者によるパフォーマンス・キャプチャー(クリックして見てください。やはり役者の演技力あってのVFX技術ですね)だったが、他はアニメーション。
旧作シリーズは役者の特殊メイクだったのと比べ、やはり動きは言うまでもなくリアルそのもの。

そして旧作は人間から猿への過程が核戦争をモチーフにしたものでしたが、今作のはやはり現代を反映した設定というべきでしょう。
オッと、これ以上は...


<パンフをスキャンしました>



映画が終わって、遅い昼食は

冷やし山菜とろろそばを頂きました。



今日は何の日? と、たまたま調べていたら歴史的な出来事が多かったと思われる日でした。

・1793 マリー・アントワネット、革命裁判で死刑判決下る。
・1815 ナポレオン・ボナパルト、セントヘレナ島流刑。
・1880 ケルン大聖堂竣工。
・1904 日露戦争:バルチック艦隊アジアに向けリバウ港出港。
・1962 キューバ危機の始まり:アメリカがキューバを海上封鎖、核配備を目論むソ連船阻止。
・1975 広島カープが球団創設26年目でリーグ初優勝。
・1980 山口百恵、正式に芸能界引退。
・2000 田中康夫、長野県知事選初当選。
・2002 北朝鮮に拉致された日本人5人帰国。

コクリコ坂から

2011-07-16 16:13:56 | 映画・DVD観賞
「コクリコ坂」観てきました。
公開初日で上映一番目、ということもあるせいか、観客席はガラガラ。
2割も入っていなかったようです。
去年の「借りぐらしのアリエッティー」は同じ初日・一番目でしたが、空席は殆ど無かったように記憶しています。

<パンフの表紙をSCAN>

監督は「ゲド戦記」以来の宮崎吾郎氏。宮崎駿氏は企画・脚本担当。
東京オリンピックを翌年にひかえた横浜が舞台。
主人公である高校生の女の子と、その家族、学校、友達、との関わりを描いた作品です。
あの時代を最も象徴すると言っていい、坂本九の「上を向いて歩こう」が使われています。

ズバリ言ってしまえば、これまでのジブリアニメと同じようなものを期待したとすると、その点では失望があるかも知れません。
ファンタジーがあるとは言い難い、大冒険も魔法も、空を飛ぶといった要素もないと言っていい。
それは、ジブリの新機軸と言って良いのでしょうか。
時代設定が今から50年近く昔のことなので、限定された年代層にしかノスタルジーを感じ取れないようにも思われます。

ただ私は、戦後十数年以上を経過した高度成長初期といった時代設定と背景、上を向いて歩こうという歌、学園闘争、等には違和感はなかったですし、日本の若者や大人が忘れ去ってしまった“思いやりの心”をストレートに描いていることに、爽やかな感動も覚えたように思います。



映画の中で、主人公が眼下に海が見渡せる家の庭で毎朝掲揚する信号旗。
上の画像にも描かれています。

<通称 「U・W旗」>
航海安全を祈る、という意味。



コクリコとは仏語でヒナゲシの意味。
花言葉を調べたところ、草幼馴染み・朋友・楽しき思い出、そして思いやり、などがありました。
やっぱり、この作品にぴったりな花です。

床下の小人たち

2011-06-16 19:10:03 | 映画・DVD観賞
予約していた「借りぐらしのアリエッティ」(Blu-Ray)をTSUTAYAまで取りに行ってきました。
発売日が明日6/17ということになってますが、店に入荷するのが前日の午後であり、予約客も発売日に先立って入手できるというのが、ちょっと嬉しい。
価格は税込7,140円と少々お高くなっていますが、予約販売価格は税込は5,712円と、20%OFF。
ブルーレイだからまあ、しゃあないよね。


赤い洗濯バサミがオマケ。
アリエッティは髪留めに使っていました。
ウチの家族は多分、髪留めには使わない...よね。

去年7月に、映画館で観ているので慌てる必要もなし。
多分、観るのは明日になるでしょう。

借りぐらしのアリエッティ

(再生には、三角記号ではなく、Youtubeのロゴをクリックして見てください。)

ジブリアニメと言えば宮崎駿監督、ですがこの作品は宮崎監督ではなくジブリで一番上手なアニメーターと言われる米林宏昌氏が担当。
これはプロデューサー鈴木敏夫氏の希望だったそうです。

物語は...
床下には、小さな人たちが住んでいて人間の持ちものなどを「借りて」暮らしている、という。小物がいつの間にかなくなっていることがあるとしたら、それはもしかしたら床下に住む小人たちが、借りていったのかもしれません...。

...でも、我が家は去年床下のシロアリ退治をしたばかりだから、今はきっといないね。


「借りぐらしのアリエッティ」の原作はメアリー ノートン「床下の小人たち」(岩波少年文庫)
この物語、文庫本では続編があって、
「野に出た小人たち」
「川をくだる小人たち」
「空をとぶ小人たち」
「小人たちの新しい家」
と、続いています。

名セリフ

2011-02-09 00:14:11 | 映画・DVD観賞
「カサブランカ」のブルーレイ版を手に入れたので早速。
やっぱり、ブルーレイのクオリティーは素晴らしい。
イングリッド・バーグマンの美しさが一段と煌めいて見える。
DVDでは見えていなかったものまで見えているように思える、...そう、度が合わなくなった眼鏡を新しくした時のように。

この映画、少ない予算でしかも思い付きのように作られたいわゆるB級映画であったことは有名。
イングリッド・バーグマンはこの映画撮影よりも次の作品「誰がために鐘は鳴る」の方が気がかりだったらしい。
しかし「カサブランカ」は映画ファン必見の超名作となった。
名画と言われた作品と言うのは、意外とこんなものかも知れない。

<「カサブランカ」ブルーレイディスク>

この名画について、ワタシの拙い文章力でレビューを書くことは止めときます。
但し、この映画にはいくつかの名台詞があります。
中でも、ベストワンはこれでしょう。
そのシーンを...
(この動画、デジタル処理でカラー化したものです。ユーザー要求で埋め込みが無効になっているので、右下のYouTubeロゴをクリックして見てください)

男:"Here's looking at you, kid." 「君の瞳に乾杯」

これは日本語訳のセリフですが、英語では「君を見つめながら乾杯だ、かわい子ちゃん」
と言うことになるでしょうか。
米英は勿論、どの国でも名文句とのことですが、日本語訳が最も良いように思います。

他に
女:"Where were you last night?" 「昨日の夜は何をしてたの?」
男:"That's so long ago, I don't remember." 「そんな昔のことは覚えてない」
女:"Will I see you tonight?"  「今夜会ってくれる?」
男:"I never make plans that far ahead."  「そんな先のことはわからない」

そして
男:"We'll always have Paris." 「君と幸せだったパリの思い出がある」

クサイ台詞も、ボギーが言うとこうも決まるのか。

阿久悠の作詞作曲で沢田研二の歌った「カサブランカダンディー」の一節。
 ボギー、ボギー あんたの時代はよかった
 男がピカピカの 気障でいられた
 ボギー、ボギー あんたの時代はよかった
 男のやせ我慢 粋に見えたよ

アバター

2010-04-23 20:57:01 | 映画・DVD観賞
曇り空ではありましたが雨も降らず何とか持ちこたえていたので、予約していた「アバター」をTSUTAYAに取りに出かけました。
ブルーレイ+DVDのセット(¥3,582)、家に帰って早速。
あらすじとかはネタバレになるので触れないでおきますが、とにかくブルーレイ映像の綺麗さはもう最高。
セットになっていたDVDを後から見ましたが、比較して見るとはっきりその差が分かります。
でも、DVDが良くないという意味ではありません。
間違いなく綺麗でいいんですが、ブルーレイが更に更に素晴らしかったということであります。
ブルーレイ+DVDの低価格セットになっている意味が少しだけ理解できたように思います。
ブルーレイが実はあまり普及していないとうことから考えても、その促進を図るということで。

そして、何かと話題の3Dについてですが、映画館に見に行っていないのでそれがどういうものか詳細は分かりません。
3D対応TVもSONYから6月発売予定ということになっていますが、我が家では当分購入予定はありません。
「アバター」はいずれ3D対応が出るという噂ですが、今日見た限りではきっとその凄さを想像させるに足るものだということは報告しておきます。

で、アバターとは、
「タイタニック」超えて世界興収歴代1位!
アカデミー賞3部門受賞!(視覚効果賞/美術賞/撮影賞)
ゴールデングローブ賞2部門受賞!(作品賞/監督賞)

ジェームス・キャメロンが構想14年、製作に4年以上の歳月を費やして完成。
『ダンス・ウィズ・ウルブズ』『エメラルド・フォレスト』などの影響を受けているとされる。
またキャメロン自身が宮崎駿作品のファンであるため『もののけ姫』から一部オマージュしていると公言している...とか。





Youtube動画がもう幾つもupされていました。

AVATAR - Official International Launch Trailer (HD)


今日はこれまで、です。

「官僚たちの夏」

2010-03-06 15:53:10 | 映画・DVD観賞
昨日は最高気温20℃を超えるバカ陽気でしたが、今日は一転して雪になりそうと思うほどの冷たい雨。
ということで、今日のテーマはDVD/読書とイン・ドア関連です。

その前に、懸案だった世界の国名・都市名の漢字表記を。
アイウエオ順で、初級ものから特上級ものまで取り混ぜてあります。
今日はその第一回目。
①氷島
②愛蘭
③亜細亜
④雅典
⑤亜富汗斯坦
⑥亜弗利加
⑦亜米利加
⑧阿拉斯加
⑨亜剌比亜
⑩阿爾及
⑪阿拉辣
答えはこの記事の下のほうにあります。
コメントに何個正解したかも書いて頂くと出題者兼管理人(私)は喜びます。



さて、今週初めあたりから「官僚たちの夏」を読み始め昨夜読了いたしました。
同時進行的にそのDVD(全5巻)も観始め、それも昨夜完了しました。

「官僚たちの夏」は異色の官僚と言われた佐橋滋をモデルに、昭和30年代後半以降の高度経済成長を推進した通産官僚たちの姿を描いた作品。
城山三郎の原作で『週刊朝日』に「通産官僚たちの夏」のタイトルで連載され、1975年に新潮社より改題単行本化されたもの。
2009年7月~9月にはTBSでドラマ化されています。

新潮文庫


DVD

作品は「なぜ戦後の日本はあれほどの急成長をとげたのか」という視点で書かれており、官僚(この作品では通産官僚)たちを現在のイメージである“悪”とは違った、企業を守り育て戦後経済を支え、日本を経済大国と言われるまで仕上げたヒーローのように描いています。
まあ、歴史というものは小説家などの見方により様々な切り口を見せるものなので、どれが真実かと言う議論はあまり意味がありませんが。
また、実在の通産省の官僚や時の政治家そしていくつかの企業が名を変えて登場しており、それが誰をまた何という企業をモデルにしたのかを想像するという興味も加え、ほぼ三日間の夕食後から寝るまでの時間を満たしてくれました。

モデルになった企業は
アケボノ自動車・・・スバルを作った富士重工業(アケボノとスバルが鍵)
大沢無線・・・富士通(元黒沢通信工業)
元浦製紙・・・本州製紙
日本航空機設計・・・日本航空機製造
松池鉱山・・・三井鉱山/三池炭鉱
といったところでしょうか。

人物としては
池内信人・・・池田勇人
須藤恵作・・・佐藤栄作
北大路欣也が池田勇人をモデルにした池内信人に扮していましたが、数年前の「華麗なる一族」の万俵大介とあまりにも似ておりイメージが重なりすぎてちょっと戸惑いました。

官僚主導について。
今から40年ほども前の時期になるあの日本では、官僚主導の国内産業保護政策が上手くいって高度成長に結びついたにも関わらず、なぜ今の時代に携帯に代表される情報産業が世界に通用しない、日本だけの独自方式になってしまったのか。
おそらくは、官僚主導の産業政策が今の時代に合わなくなっているということだと思いますし、そういう見方が一般的でしょう。
といったようなこともあって(勿論様々な経緯があって、ではありますが)、通産省(今は経産省)に限らず、官僚=悪という図式が出来上がったように思います。


【コブクロ STAY/「官僚たちの夏」主題曲】



さてさて、冒頭の漢字/国名・都市名の答えです。
それぞれに、初級・中級・上級・特上級とランク付けをしましたが、これはあくまでも私の勝手な基準に基づくもので、あまり気にすることはありません。
なので、ランク付けに関する異論は基本的にお受け致しかねますので、そのおつもりで。
①氷島   アイスランド(中級)
②愛蘭   アイルランド(中級)
③亜細亜  アジア(初級)
④雅典   アテネ(上級)
⑤亜富汗斯坦アフガニスタン(中級)
⑥亜弗利加 アフリカ(初級)
⑦亜米利加 アメリカ(初級)
⑧阿拉斯加 アラスカ(初級)
⑨亜剌比亜 アラビア(初級)
⑩阿爾及  アルジェリア(中級)

⑪阿拉辣  アララット(特上級)
トルコ東端、イランとアルメニア共和国の国境付近にある火山。ノアの箱舟が山頂に漂着したとされる。

⑪の特上級は、知っても知らなくてもどうでもいい、番外としましょう。

「崖の上のポニョ」登場

2009-07-10 14:57:38 | 映画・DVD観賞
明け方ものすごい強風のもの音で目が覚めた今日。
小田原市の小田原城址公園内にある樹齢300年と推定されるクロマツが折れていたとか。
クロマツは高さ約20メートル、最大幹回り約4・6メートル。
丁度中央の枝分かれのところで折れたらしい。
そして、航空機、JRのいくつか線に影響が出たとのこと。
我が家ではデュランタ、桔梗の植木鉢が転がっていた程度ではありました。

今日の生協配送で宮崎アニメ「崖の上のポニョ」が届きました。

<DVDジャケット>

<本編ディスク/特典ディスク>

<特典・ポニョのシールブック>

観賞は今晩?...あるいは明日以降...?

また、メーキングDVD【ポニョはこうして生まれた。~宮崎駿の思考過程~】は7月3日発売の予定だったのが、製作上の問題が判明したために、12月に延期になりました。
これもを楽しみにしていたので残念!!
まあ、年末またはクリスマスのあたりのお楽しみに、ということで。

DVDと原作

2009-05-09 11:01:05 | 映画・DVD観賞
昨日TSUTAYAで半年ぶりでDVDをレンタルしました。
驚いたことに私はシニア割引(半額)の対象者となっていました。
一瞬戸惑い次にそういうシステムがあったことを思い出し、若干違和感があったものの直ぐに“こりゃあいい”と受け入れ納得。
借りたDVDはこれ。

<天と地と>&<山桜>

二作とも原作を読んだことのあるもので、その原作をなぞりながら鑑賞。
期せずして二作はある意味、正反対の映画であることを発見。

「天と地と/海音寺潮五郎」は文庫本にして上中下3冊からなる長編。
原作は、後年上杉謙信となる長尾景虎が生まれてから三十二才になるまでの、あとがきにもあるように人間の成長過程を、そして川中島の合戦も越後の側に立って描いた作品。
映画は成人してからの武田信玄との戦いを中心とし、家臣宇佐美定行の娘乃美との関わりにもちょっと触れている程度で、原作への忠実さはあまり感じられません。

「山桜/藤沢周平」は「時雨みち/同」中の20数ページの短編。
原作は再嫁した家と馴染めない主人公野江が、剣の達人である藩士手塚弥一郎と出会い、手塚の刃傷事件を機に回り道をしてきた自分に気づき新しい人生を歩みだすという、主人公の心理描写と美しい風景描写が心に沁みる逸品。
短編小説を映画化にする際、当然原作にないシチュエーションを作り出さなければならないと思うが、その場面をどう感じるかによってその映画が良いかそうでないか評価が分かれるのだと思います。


最初に正反対の映画と言ったのは、一方は30年以上に渡る期間を描いた長編を2時間にしたもの、もう一方は20頁そこそこの短編を99分の映画にしたもの、と言うことでした。
既に小説として一定の評価を受けた作品を映画化する難しさもありますが、時間的なギャップをどう省略したり付け加えたりする制作側の手腕が問われるのだろうな、と感じさせる二作でした。

以上はさておき
「天と地と」は、上杉勢の黒に対して武田勢の赤という色の対照が非常にハッキリしていたのと、スタントを一切排除したという合戦シーンはカナダ・カルガリーでの大規模ロケということで、すごい映像美となっていたと思います。
そして榎木孝明の謙信も目力があって良かったが、新潟出身ということで当初予定されていた渡辺謙の謙信も見てみたかった。

「山桜」は田中麗奈、東山紀之共に最初は原作でイメージしなかったキャスティングでしたが、品の良さと凛々しさが感じられました。
農家の小さな子どもに手塚(東山)がおむすびをあげる場面は原作にはなかったがこれはこの映画の一つのポイントになるところだと思いますが、良かったのではないでしょうか。
また主題の山桜をとても綺麗に撮っていたのも良かったと思います。




永遠のベストワン

2008-02-02 22:08:00 | 映画・DVD観賞
急遽の仙台帰郷から帰って、久しぶりに「ローマの休日」を観ました。


この映画を観たのが高一になる直前の春休み。
これをきっかけに映画にハマってしまった学生時代が懐かしい。
「ベンハー」「サウンドオブミュージック」、黒澤映画「七人の侍」「赤ひげ」、ATG系、エイリアン等など。
ここ20年ほどはレンタルビデオの普及により、映画館には滅多に足を運ばなくなりました。

今日は我が映画人生の原点「Roman Holiday」
A.ヘップバーンの本当に可憐としか言いようのない王女とG.ペックのちょっとチャランポランでも根は真面目な米国新聞記者との切ない、しかもたった一日の恋。
トレビの泉や真実の口など、永遠の都・ローマの名だたる観光スポットを背景に。


オードリーはこの映画の清々しいばかりの演技でアカデミー主演女優賞を獲得し一躍大スターの仲間入り。

我ながら涙が出そうになる場面とは...やはり
異例とも思える各国の記者たちひとりひとりに言葉をかけて回り、ブラッドリーと向かい合ったとき...



アン王女が記者会見場で各社の記者との接見後、階段を上り立ち止まるところ。
一人の女性として顔。
直ぐ近くにいる愛するブラッドリーが...。
飛び込んでいきたい衝動を懸命に堪えるアン。
振り向いた時、王女の顔を見せる。
精一杯に作った笑顔。
ブラッドリーが、目で語りかけ「しっかり、アン」
答えるアン「大丈夫...さようなら」



王女に戻ったアンがなおも後ろ髪惹かれる思いを断ち切るように...立ち去る。

やっぱり「ローマの休日」は私的には永遠のベストワン。

宮崎アニメ

2005-11-20 17:27:51 | 映画・DVD観賞
今日は猫のチーと一緒に留守番です。
娘はディズニー・シー、妻は伊豆に一泊旅行。
ということで、今までHDD録画で貯めたものを編集しながらDVDに焼く作業にいそしんでました。
こういうことは、家族がいない方がやりやすいのです。
見られて困るものがあるという訳では決して有りません。

一昨日と昨日に見た「ハウルの動く城」は、やはり宮崎アニメらしいなという感じでした。
カンヌで絶賛されたのもうなずける。
毎回常にメッセージをこめて作っているように思えます。
今回は「反戦」だとか、...なるほど。
ただ、どこかで出てきたキャラが結構カブッてましたね。
そしてエンディングが今ひとつだったかな。
今後宮崎監督と鈴木プロデューサには、もう一度「となりのトトロ」のような幼い子供たちが説明無しで楽しめる様なのを作って欲しいです。

この画像は友人の作です。