「戦場カメラマン/真実の証明」をDVDで観ました。
原題はTriage(トリアージ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/63/838ad128af5f74ff4516bbe04cfd16f0.jpg)
トリアージとは、人材・資源が著しく制限された災害医療現場において、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定すること。
語源はフランス語の「triage(選別)」から来ている。
適切な和訳は見当たらないが「症度判定」とでも。
一般病院の救急外来での優先度決定も広義のトリアージであり、「識別救急」ということでしょう。
ストーリーは、1988年。
同僚の戦場カメラマンであるマークとデヴィッドは、共にイラク軍との戦闘激しいクルド人の居住地に向かった。
運び込まれる負傷者たちを怪我の程度によって選別し色別のカードをつける医者。
黄色のカードを付けられた者は治療が施され、青色のカードを付けられた者は“助かる見込みなし”とされテントの外に運び出され、医者が拳銃でその者達の命を絶つ。
薬品も治療器具も乏しい戦闘現場ではこれも仕方のないこと...でしょうが、このようなこと私などには簡単には受け止め切れるものではありません。
ここまで観て、「原題のトリアージとはこう言う事だったのか」
と合点した私、実はそれは早計に過ぎたことでした。
身重の妻を残してきたデヴィッドは帰国を望みマークと別れる。
帰国途中、重傷を負ったマークは選別され、黄色のカードを付けられる。
手当を受けた後帰国するが、先に帰国しているはずのデビッドは帰国していない。
マークの様子が次第に異常状態を示すようになる。
その後PTSDのカウンセリングを受け、彼の口から語られた衝撃の真実。
実は二人は別れたのではなく一緒に帰国の途に着いていた...。
トリアージの真の意味も含め、これ以上はネタバレになるので、と言うより文章に出来そうもないシーンばかりです。
とても私には書けそうもありません。
ただ一つだけ、
最後のシーンで、マークの手にはあのトリアージの札「黄色の札」と「青色の札」が握られていました。
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同じく戦場カメラマンの渡部陽一氏は「生きて帰ることを最優先にしています」と語っていました。
いかに常に死と隣り合わせのこの職業であっても、生きて帰ることにこそ価値があるのだと。
DVDを観終わってふと浮かんだ氏のこの言葉、とても重く感じられます。
明日から仕事だと言うのに、このようなのを観てしまって眠れなくなりそう。
原題はTriage(トリアージ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/63/838ad128af5f74ff4516bbe04cfd16f0.jpg)
トリアージとは、人材・資源が著しく制限された災害医療現場において、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定すること。
語源はフランス語の「triage(選別)」から来ている。
適切な和訳は見当たらないが「症度判定」とでも。
一般病院の救急外来での優先度決定も広義のトリアージであり、「識別救急」ということでしょう。
ストーリーは、1988年。
同僚の戦場カメラマンであるマークとデヴィッドは、共にイラク軍との戦闘激しいクルド人の居住地に向かった。
運び込まれる負傷者たちを怪我の程度によって選別し色別のカードをつける医者。
黄色のカードを付けられた者は治療が施され、青色のカードを付けられた者は“助かる見込みなし”とされテントの外に運び出され、医者が拳銃でその者達の命を絶つ。
薬品も治療器具も乏しい戦闘現場ではこれも仕方のないこと...でしょうが、このようなこと私などには簡単には受け止め切れるものではありません。
ここまで観て、「原題のトリアージとはこう言う事だったのか」
と合点した私、実はそれは早計に過ぎたことでした。
身重の妻を残してきたデヴィッドは帰国を望みマークと別れる。
帰国途中、重傷を負ったマークは選別され、黄色のカードを付けられる。
手当を受けた後帰国するが、先に帰国しているはずのデビッドは帰国していない。
マークの様子が次第に異常状態を示すようになる。
その後PTSDのカウンセリングを受け、彼の口から語られた衝撃の真実。
実は二人は別れたのではなく一緒に帰国の途に着いていた...。
トリアージの真の意味も含め、これ以上はネタバレになるので、と言うより文章に出来そうもないシーンばかりです。
とても私には書けそうもありません。
ただ一つだけ、
最後のシーンで、マークの手にはあのトリアージの札「黄色の札」と「青色の札」が握られていました。
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同じく戦場カメラマンの渡部陽一氏は「生きて帰ることを最優先にしています」と語っていました。
いかに常に死と隣り合わせのこの職業であっても、生きて帰ることにこそ価値があるのだと。
DVDを観終わってふと浮かんだ氏のこの言葉、とても重く感じられます。
明日から仕事だと言うのに、このようなのを観てしまって眠れなくなりそう。