平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
花とニャンコとクッキング
時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

昨日帰還

2006-05-28 17:24:00 | 海外関係
昨日フィリピンから帰国しました。
危険地域といっても常に同行者や現地日本人トップマネジメントと一緒だったので、直接危機に出会ったことは勿論ありませんでした。
たった一週間程度のことですからフィリピンの実態のほんの一部にしかすぎませんが、以下現地レポです。

<国情について>
政府統計で国民の40%少しが「貧困」だとされており、国民は70%が貧困だと感じている。(政府見解と国民意識のギャップはどこかの国にもある)
やはり政治の拙さが、政情不安や治安の悪さを引き起こし、貧困層が減らないことにつながっているのでしょうか。
いわゆる「出稼ぎ経済」が、フィリピン経済の約30%を支えているとも言われています。
想像以上の貧富の格差もあります。
しかし出張期間中、会社の内外を問わず関わったフィリピン人はおおむね人なつこい印象でした。
目が合うと必ず笑顔を送ってきます。
基本的に明るく楽天的なラテン系ということもあるんでしょう。
我々日本は、もっともっとフィリピンを見直す必要があるのではと思います。
少なくとも親日的な国であるだけに、...です。
昨今日本でも報じられるフィリピン女性と日本人の事件も、フィリピンの国情と日本人の彼女たちへの無理解(誤解)からくることが多いのです。

<交通事情について>
マニラ市内に殆ど信号が見当たらずしかもラッシュ時には異常なほど車が現れるため、渋滞地獄となります。(写真右下)
運転マナーの悪さ、自分の車をできるだけ前へ進めようとし譲り合うということがあまりないので、更に渋滞に拍車。
無理な車線の変更、警笛はひっきりなし。
渋滞であってもそうでなくても横断しようとする人たちの多いこと。
信号が無いんだから当然。

<フィリピンの乗り物>
走っている自動車はもういろいろです。
高級外車、多くの日本車、日本では絶対車検に通らないオンボロ車、数十年の歴史のありそうな車、種々雑多もいいところ。
庶民の足のひとつ、郊外に多くいわゆるタクシーとなっているのがバイクの横に屋根つきのサイドカーが付いている「トライスクル」。(写真左上)
彼らにしても現地は暑いので短距離でも利用されるとのことで、定員オーバーの6人乗り込みのこともあるそうです。
そして「ジブニー」と言われる乗り合いバス。(写真右上)
日本人には発想しないような、フィリピン独特の色彩感覚で車体が彩られている。
車内は猛烈な暑さだという。

<治安などについて>
旅行者とか日本人と見ると声を掛けてきて何かを売りつけようとしたり、荷物を持ってやると言ってきたり、がしょっちゅう。
下手に強い言葉で追い払ったりしてはいけない、無視するのが一番。
かなり驚いたのは、マニラから会社のある土地へフェリーで向かった時に乗ったフェリー(写真左下)に迷彩服を着てマシンガンを携えた兵士が一人乗り込んできて、通路を隔てた向こう側7シートに、私と2メートルと離れていないところに陣取り1時間の行程の中を監視していた(みたいな)こと。

<食、味付けについて>
前半は会社の施設に宿泊最後の夕食は会社の日本人トップマネジメント及び現地スタッフとで、フィリピン料理店へ。メキシコ料理レストランのエスニックは私的には舌にもなじみ違和感無く楽しめました。
し、全て日本食だったので食に関しては不自由は無かったのですが、味付けは濃く薄味に慣れきっている私には塩分が効きすぎ。
ハウスメイドにはいくら言ってもどうしても濃くなるんだとか。
後半はマニラ市内のホテルの宿泊、朝食はバイキングスタイルで薄味系をチョイス出来たので問題なし。
但し訪問先で昼食に出された日本食弁当がこれがまた濃々。
連れて行って頂いた日本レストラン「歌舞伎座」ではKさんのお話が洒脱で楽しく(こちら馬鹿笑いの連続)料理もとても美味しく頂きました。
そしてフィリピンレストランでは、日本人にも合うように作られているので、私的には特有のオイル使用を含め食材にも特に問題なく美味しく頂きました。
但し味付けはやはり濃い目。

<水について>
出張に際して気になっていたのは水です。
常日頃水分は多く摂取しているので、安全な水を確保するのが重要な課題でした。
日本のように自動販売機などありませんから、会社では浄水機能付きの飲料水タンクから、そしてホテルではサービスミネラルウォータが頼りでした。
マニラは80%の水道水は大丈夫と言われているようですが、まず飲んではいけないと言ってよい。
バーとかパブで出される氷も水道水から作られることが多いので要注意。

<においについて>
暑いこともあって、フィリピン人は体臭が強いと思っていたらシャワーをよく使うようでそれほどでもありませんでした。
しかし「まにら新聞」にもジブニーのドライバーに香水使用を義務付けるとかが出ていました。
そしていろいろなところに香料が多く使われています。
石鹸・洗剤などにも強い香料が使われており、食事の度に出されるオシボリがかなり強烈で、寝具も若干感じました。
衣類をクリーニングに出すとこれもすごいらしい。
日本では無香や微香が多く、化粧品などは柑橘系が好まれているのに対して、彼らのはムスク系が多く、香りの無いのには逆に価値を認めないみたいです。

<娯楽マップについて>
今回はまだコメントできる状況にありません。
連れて行って頂いた娯楽スポットは新宿歌舞伎町に似ていていました。

<結び>
とにかくこの一週間、監査が目的だったこともあって疲れたの一言です。
体調は関係者の皆さんのお陰で特に問題はありません。
行く以前から考えるとフィリピンのことをもっと知りたいなと思うようになっています。

ここまで書いた内容は必ずしもフィリピンのいい所があまり無い様に思われるでしょうが、そうではありません。
私が今回訪れたところ以外にも沢山の観光スポットはありますし、人情に触れ、とても好感を抱いて帰って来ました。
日本人が忘れてしまった心がきっとあるんだなと感じています。
セブにも会社の拠点があるので次回行くとしたら是非そちらのほうにもと思っています。

フィリピン料理は日本人にはちょっと珍しい食材もあり、興味を持って美味しく頂きました。
写真を撮るのが精一杯で料理名やレシピを聞く暇はありませんでしたが、いつかどこかで写真upしましょうかね。

危険地域への出張

2006-05-21 18:58:49 | 海外関係
明日から土曜日まで海外出張で留守にします。
朝は4時起きです。
出張先は、2週間前にも書きましたがフィリピンです。
海外安全情報でも危険地域のレッテルが貼られているところです。
同行者が以前、当地に出向していた人間なので殆ど心配はしていませんが、世の中は何が起こるか分かりませんから。
それより出張目的が現地監査なので、そっちの方も気になります。
監査の経験はそれなりにあるんですが、海外のは初めてなので、...。
そうだ、持っていくMD(音楽)の準備もしなくちゃ。

よしッ、今日は早寝して、明日から頑張るぞッ!

昨日今日と久し振りの晴れたので、庭のガザニアが花開きました。
かおりばんまつりも一緒に。

母の日

2006-05-14 21:33:48 | いつまでたっても料理初心者
母の日の今日は、奥さんに替わってシェフしました。
花とワインで。
野菜カレーとサラダを作りました。
<野菜カレー>
茄子、胡瓜、トマト、人参、パプリカ(赤ピーマン)が主材料です。
<野菜サラダ>
カイワレ、トマト、パプリカ(赤ピーマン)、レタス、胡瓜
(カレーとカブってますが)
ワインは“シャブリ”
添えられた花は、今年も花開いた“赤いミニバラ”です。

松井、無念の骨折

2006-05-14 01:37:23 | 今日の事
私的には、スポーツに関して今年最大の衝撃ニュースでした。
怪我とは最も縁がなさそうな松井が守備で手首を骨折してしまいました。
連続試合出場が途切れてしまったこともですがスポーツ紙で“今季絶望”と報じられたことがよりショックでした。
世間の批判を浴びながらもWBCを断念し、堅い決意で臨んだ今季だったと思いますが誠に残念としかいい様がありません。
ヤンキースの監督やチームメートのコメントそしてニューヨーク紙の報道により、いかに松井の存在が大きく、この負傷がヤンキースにとって計り知れない痛手であるかを伝えています。
左手のコントロールが巧みなことが松井のバッティングのポイントであると言われていることも非常に気になります。
日本で最高のバッターであった松井がヤンキースの中心選手としてその存在感を示して来た陰で、想像を絶する努力と強靭な精神力を持ち合わせていたことは疑う余地がありません。
しかもチームの誰からも尊敬されチームを引っ張ってきたと言われるその人柄の良さも、皆が彼の早い復帰を望んでいることと思います。
そう、きっと彼は今回のアクシデントを乗り越え、奇跡的な早さで復帰しシーズン後半にはまたあの勇姿を見せてくれることでしょう。
それまで当分の間、野球から離れることになるのでしょうが。

因みに私も7年ほど前に転倒して左手首(多分殆ど同じ箇所)を骨折しました。
松井の場合と比較すること自体ナンセンスではありますが、手首を普通に動かせるまでに4,5ヶ月はかかったと記憶しています。
今でも時々鈍い痛みが走ることがあります。

余計なことを書いてしまいました。

庭の花々が大分色々咲きそろってきました。
紫香がもうすぐ開ききります。

明日からお仕事

2006-05-07 22:40:36 | 今日の事
長かった連休も終り、明日からまた会社です。
今年のGWは、庭仕事・家の大掃除などの重労働や大渋滞とかで奥さん共々お疲れさんでした。

さて、5月は厳しいお仕事が待ち受けています。
下旬にはフィリピンへの出張も待っています。
よりによってあの政情不安のマニラへですよ。
出張に馴れている人でもあそこだけはネ...という場所柄です。
でも業務命令には如何とも逆らい難く、謹んで仰せつかる次第であります。

GWは春と初夏の替わり目でもあり、庭には連休中に咲き始めた花、蕾をつけ始めた花がいくつかあります。
日本には四季がある、と言いますが、実は月に2回は微妙に変化があるような気がします。
昔から二十四節季と言いますがそれなのでしょうか。
そろそろ薔薇の時期がやって来ます。
河津のバラ園はちょっと外してしまいましたが、庭の紫香も蕾が大きくなっています。
開花ももうじきです。

今夜のレシピ

2006-05-04 21:36:49 | いつまでたっても料理初心者
今晩のレシピ

<セロリ炒め>
セロリ、タカの爪を適当に切りオリーブ油で炒め、酒と白出しを加えて仕上げるだけ。
シャキシャキ感がほしいので、炒めすぎないことがコツ。
<焼き茄子>
茄子を1cm程度の厚さにスライスし、胡麻油(我が家はエコナオイル)で炒め醤油を掛けまわし、火を止め、下ろし生姜をかける。
炒め具合は茄子の白っぽさが無くなったらもうOK。

どちらもいとも簡単に出来ます。
料理の経験が全くない方でも十分出来ますよ。

大渋滞、残念と満足の繰り返し

2006-05-03 23:58:14 | 花・見てある記
娘のmari-san、日帰りの京都旅行だとかで朝早くお出かけ。
それじゃあということで、連休中に行こうか、と話していた「河津バガテル公園」へと心を決めました。

しかし、ゴミ出しして、とか、車が汚れているから洗って、とか奥さんのリクエストに対応しているうち時間は刻々と過ぎ、家を出たのが何と9時。

道路情報“早川口~石橋、渋滞1km”とだけなので、その向こうは何とかなるのだな、と思ったのも大きな誤算でした。
ちょっと考えればそんなことないのに気がつくだろうに。
熱海の手前からナローバンドもいいところ。
途中経過は省くとして、現地着が午後2時10分。(

難行苦行の末「河津バガテル公園」、やっと着いたぜ、コンチクショウ(下品)
先ず何か食べなくちゃ、と言うことで「レストラン・バガテル」でコースオーダー。
◆前菜、スープ(フリースタイル)
プロバンス風のパテ、根菜のピクルス、野菜のマリネ、じんた鰺のアニスとレモンフレーバー、カナッペバリエ
◆魚料理
地魚のバプールトマトと明日葉のクーリー添え
◆肉料理
ノブタの香草パン粉焼きラタトゥイユ添え
◆パン、プチデザート、コーヒー
コンセプトはフランスの田舎料理。
前がモネの庭の睡蓮の池を模した感じ。
ここは、マリー・アントワネットによって作られたアモー(田舎小屋・屋根は茅葺き?)を再現したものだそうです。
雰囲気としては、渋滞に耐えすさんだ心を和らげてくれたかな。

ローズガーデンは5月初めなので、咲いているバラはその1割にもならないほど。園全体を見渡せるキオスクからの眺めは、バラの盛りには如何ばかりかと、...。
再び残念!!
でも道化師の出で立ちで園内をアコディオンで「パリの空の下」などを引きながら、練り歩いているお姉さんが良かった。
演奏も上手かったなあ。
最後にガーデニングショップで、これでもかとバラ(商品)を撮りまくり溜飲(?)を下げる。

この後、「伊豆の踊子」「天城越え」に出てくる“旧天城トンネル”に向かったけれど、またも事前調査不足と行きの渋滞による時間不足のため中途で断念。
またまた残念!!

帰りの道はもう順調すぎるほど順調。
途中網代の辺りで夕食、ワタシ「さざえ御前」、奥さん「大漁桶鮨」
食に関しては、ここでも満足。

家に着いて、しばらくするとmari-sanも帰宅。
どちらさまも大分疲労困憊みたいですね。
でも年齢差歴然?...当然でしょう。
mari-sanからハンカチのお土産頂き。
我々からはナッシング!(ゴメンチャイ)

さあ、あと連休も4日。
砂利敷きはどうする。

画像はオランジェリー。
パリ・バガテル公園を象徴する建物(オランジェリー)を再現しました。様々なイベントやレセプションなどが催される多目的施設です。また、オランジェリーの正面には、噴水のあるフランス式庭園があり、四季折々の花を楽しむことができます。

※記事中「河津バガテル公園」公式HPから掲載文をいくつか拝借しました。