平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
花とニャンコとクッキング
時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

風信子

2009-01-31 21:00:42 | 今日の事
あと4日もすると立春。
昨日今日の寒の雨。
このあたりはいまだに雪の気配がありません。
リビングには春の花ヒヤシンスが香りいっぱいに。

<ヒヤシンス>
・百合科。
・学名 Hyacinthus orientalis
・Hyacinthus(ヒヤシンサス)の名は、ギリシャ神話の美少年「ヒュアキントス」から。太陽神アポロンに愛されたヒュアキントス少年が円盤が頭に当たって死んだとき、血に染まった草の中から1本の花が咲いたのがヒヤシンスだったとのこと。
・ギリシャ地方原産、日本には1863年にフランスからチューリップとともに渡来。
・和名、風信子、飛信子。
・花言葉は「しとやかなかわいらしさ、初恋のひたむきさ」

今日も庭の木の枝に刺しておいた蜜柑にひよどりが来ました。
身体の大きさもあって、めじろやすずめより一段上に存在するように振舞っています。
あんたが大将!
という雰囲気。




夕方、くにの母が送って寄こした菓子が届きました。
去年の暮れに電話したばかりでしたが、"届いたよ"という連絡を。

●電話口訛り言葉や風信子 楓山人
でんわぐち なまりことばや ひやしんす
風信子、ひやしんす、季語は春です。

電話のすぐそばにヒヤシンス。
母の名は"信子"
これ本当のことです。

今夜のメニューは

2009-01-25 20:24:56 | いつまでたっても料理初心者
連日の私作の料理記事です。

<鯛の炊き込みご飯>
①鯛の切り身を一口大に切る
②シメジの根元を切り洗う
③炊飯器に目盛り通りに水加減し、酒大匙2、塩小匙1/2を加える
 昆布10cm角と、①を乗せ②を散らして、普通に炊く
④炊き上がったら皿に盛り大葉の千切りと刻んだ小ネギ(写真左上と右下の緑がそれ)を添えて出来上がり


<カキのオリーブオイル炒め>
①カキをオリーブ油で炒める
②うっすら焦げ目が付いた所に酒を軽く振りまく。
③アルコール分が飛んだ所に塩小匙1/4を加え、バジルペーストを適当量(小匙1?)を加え混ぜて出来上がり。


他に彩りとして、"サラダ"と"蕪と油揚げの炒め煮"があります。
この二つは奥さん作なので画像はありません。


鯛は実は刺身用だったんですよ。
刺身だと殆ど私と奥さんだけが食べることになるので、mari-sanも食べられるようにと言うことで、炊き込みにしました。
mari-sanは思った以上に食べてくれました。
よしッ!成功!!

以上です。

春の山菜

2009-01-24 21:17:08 | いつまでたっても料理初心者
奥さんとスーパーに食糧の仕入。
野菜がほぼ全体の半分でしょうか。

先ずは春の雰囲気を。

<蕗の董、多良の芽、こごみ>

これを...

<3種の山菜と、茄子としめじの天ぷら>

そして、春を待つ味覚とは異質ではありますが...

<黒焦げの目立つ手作り餃子>

下拵えは奥さんと二人で。
天ぷらを揚げるも餃子を焼くも、私作。
天ぷら・・・シメジがちょっとグズグズになりましたが、他はまあまあ。
餃子・・・最初フライパンを熱し過ぎたので、黒焦げが目立ちましたが味にそれほどの影響もなく、出来はまあまあ。
どちらにも"まあまあ..."の表現は、要するに自分には殊の外甘い、という訳でしょう。
プロの奥さんの評価は...「う~む」と言って軽く頷いただけで、無言でした。
娘のmari-sanは特に何も言わず、割り当てを食べ切りました。
基本的に不味くはなかったのでしょう。


●店先の菜に誘われ春近し 楓山人
みせさきの なにいざなわれ はるちかし

食材が底を尽きかけた

2009-01-23 20:16:44 | いつまでたっても料理初心者
今晩の炊事担当は私。
冷蔵庫を見ると恥ずかしながら、野菜肉系がかなり底をついていました(^^ゞ
明日は買い物に行かなくちゃねえ~、...と奥さんは気楽な返事!
じゃあしようがないや、ということで在庫一掃処分メニュー。

①マリネ

・生ハム(1パック)
・黄色ピーマン1/2個・・・スライス
・玉ねぎ1個・・・スライス
・チャービル・・・葉の部分
・レモン・・・小さくスライス
・マリネの素

②キムチ鍋

・豚肉薄切り・・・適当量を適当サイズ切り
・キムチ1パック
・大根、人参・・・適当量イチョウ薄切り
・キャベツ・・・適当量ザク切り
・ネギ一本・・・斜めザク切り
・昆布だし適当量
普通、キムチ鍋に大根・人参・キャベツは入れないよなあと思いながら、在庫整理。
気がつけばもう大寒、この季節には鍋がよい。

③大根・人参の皮のキンピラ

②で使った大根と人参の皮を千切状に切って油で炒め砂糖、塩、味醂、醤油の順でそれぞれ適当量加え5分程加熱して出来上がり。
普通捨てる部分を使っての一品でした。

今晩は見た目では緑の少ない橙色がかった傾向、そして食材が底を尽きかけた週末レシピ。
「いくら自分で作ったからと言って、こんな地味なのはブログに載っけなくても?」と奥さん。
「何、構うものか!」と私。
今晩のレシピは何につけても適当量と言う、"どうでもいい加減" が、コンセプトでした。


タイ風バジル味焼き飯

2009-01-18 21:10:16 | いつまでたっても料理初心者
今晩のメニュー

<タイ風バジル味焼き飯>
今晩は無印良品の「タイ風バジル味」を使っての焼き飯です。

①フライパンに油をひき、ご飯を二人分(約360g)を軽く炒める
②そこに「タイ風バジル味」を全体に混ぜ合わせる。
③皿に盛り、ハーブ(今日はチャービル)をあしらって完成
と、至って簡単。
説明書きの通りに作ったので思った通りの出来です。
結構いけます。


<フキと海老の炊き合わせ>
タイ風焼き飯とはちょっと異質な付け合わせですが。
①フキを湯がいて皮をむき、適当な長さ(4~5cmくらい)に切る
②海老の頭と殻を剥き、背ワタを取り除く
③だし汁300ccを煮立たせ①と②を入れ中火で沸騰させない様に5分ほど煮込んで出来上がり


奥さん評・・・上品な味だねえ、親方(ちょっと薄味すぎなんじゃあないの)
私・・・アッシは京都で修業しましたんで(ウソ!)関東のお客さんにはもの足りないかも分かりませんよ!

いつも相変わらずアホなやりとりでした。

今日と言う日

2009-01-17 15:24:32 | 今日の事
【阪神淡路大震災】
14年前の今日午前5時46分。
被災各地で追悼行事。
街の復興は進んだが、被災地間には格差が。
再開発ビルが建ち並ぶ繁華街もあれば、かつてのにぎわいが戻らない商店街もあるようです。
被災地の地域内総生産は震災前の94年を100とした数値で105.9に上昇したものの、淡路島3市では87.9にとどまっているとのこと。

・・・人は震災の前に時計を巻き戻すことはできないが、過去の経験に学び災害を予測対策し被害を減らす、そして被災後の再建をどのように図るのかを考えることはできる。
それが減災社会につながり、将来予想される首都直下地震や東南海・南海地震など巨大災害への備えになる。
しかし、被災経験のない人々の大半は「自分だけは災害に遭わない」という思い込みがにある...勿論私にも...。

と言うようなことを考えさせる日です。

【寒の土用】
土用とは「土旺用事」の略。
立夏・立秋・立冬・立春の前の約18日間。
元々は清明・小暑・寒露・小寒の後13日目からの18日間だった。
現在では太陽が黄経27度・117度・207度・297度の点を通過する瞬間を含む日から、それぞれ立夏・立秋・立冬・立春の前日までの期間と定められている。
通常土用と言えば夏の土用(立秋までの約18日間)を指す。
俳句で「土用」と言えば夏の土用のことを指す夏の季語。
~Hatena-Keywordより~

今年の寒の土用の入りが今日です。
また今年の寒の土用の丑の日は、1月20日と2月1日。


【今日の鳥さんたち】
そして今日、庭の葡萄の木にいつものように蜜柑を半分に切って枝にさしておく。
そして、フェンスに前から取り付けておいたた小さな容器におとといの古ご飯を水にさらして入れておきました。


先ず蜜柑のところにひよどり。


ひよどりが一旦去った後、めじろが。


すると、そこへすずめがやってきて、ひとしきりめじろを牽制するそぶり。
すずめは通常は果物系より雑穀系がお好み。
枝に刺した蜜柑には余程でない限り手を出す訳ではない。
今日のところは、蜜柑にというよりめじろへの牽制が主目的?


そこにひよどりがまたやってきて、すずめは退散。
ひよどりとめじろは左右の蜜柑をキープしながら、対峙することしばし。
特に諍いも無く数呼吸の後、両方とも飛び去ってしまいました。

この間、フェンスの先にある畑の梅の木に、胸から腹にかけて橙色した恐らくジョウビタキと思われる鳥が来て、両者の様子を観察開始。
そこ動くな! とばかりカメラを用意しているうちにいなくなってしまったので画像はありません...残念!!

●けふもまた餌撒き待ちなむ寒雀 楓山人
けふもまた えまきまちなむ かんすずめ

鬼ゆず

2009-01-12 20:02:52 | 季節のこと
昨日、お隣さんからこんなすごいものを頂きました。
これは、鬼ゆずですね。
ちょっとした南瓜ほどの大きさです。
表面のゴツゴツ感はまさに"鬼"

これは、一昨日お隣さんにゆずジャムをあげたところ、知り合いの方から頂いたということでの御返しでした。


残っていた普通の柚子と比較写真です。
直径約15cm。
これもそのうちジャムかママレードにと思いますが、どうなることでしょうか。
しばらくリビングボードに飾っておきます。

●床の間に鬼ゆず飾り初満月 楓山人
とこのまに おにゆずかざり はつまんげつ
1/11は初満月でした。

落語・昭和の名人決定版

2009-01-12 16:13:01 | お笑い
小学館から、CDつきマガジン落語昭和の名人決定版全26巻が1/6から隔週で発刊されています。
発売日に早速購入しました。

これについてはブログのお友達の"ryoさん"の方が、発売と同時に御自身のブログに載せられていましたね。
遅れ馳せながら私もと思い、書いております。

<第1回/古今亭志ん朝(壱)>


ryoさんは、DVDでなくCDだったのをがっかりなさっておられましたが、私も同様にDVDだったらなあと残念に思いましたよ。
『隔週刊 落語百選DVDコレクション』というのが少し前から発刊されていたこともその原因かも分かりません。

実は今回の「夢金」「品川心中」ともにCDとVHSで既に持っていました。
しかし録音年月日の違いがあるということと、わずか20頁ほどの鑑賞ガイドとしての雑誌の内容がとても良かったということで、まして創刊号ということもあって¥480は私にとってはまさに格安のお値段でした。

で、古今亭志ん朝、...。
亡くなったのは平成13年であるのにこの本では「昭和の名人」ということになっているのが少し抵抗がありました。
志ん朝の噺が名人芸と言われるようになったのは、平成になってからのような気がしますので。
それにしても、落語界は本当に惜しい名人を失ったと思います。
オーバーでなく、よくある故人に対する過大評価、でも無く。
そもそも古典落語と言うのは現代と違うシチュエーションを演じるので、どうしても違和感が付き纏う。
その違和感を殆ど感じさせない確かな芸の持ち主でありました。
この先、志ん朝を超える噺家は出てこないのでしょうか。

落語や古今亭志ん朝については、本館HP/「落語の世界/江戸落語」にも書いていますので、お暇な時にでもどうぞ。
「落語の世界」 http://www.geocities.jp/fusan0208/rakugo-world.htm
click

ついでに本館HPのURLを。
「fusan's website」http://www.geocities.jp/fusan0208/index.htm
click

蝋梅真っ盛り

2009-01-11 19:41:59 | 花・見てある記
裏山の散策道には蝋梅のスポットがあります。
3,4年前からこの季節、毎年ここに来ています。
昨日はもうほぼ満開に近い状態でした。
ちょっと強めの香りもそこらじゅうに漂っています。
道端には道祖神が。

5本ほどある木それぞれに鈴生りの如く...まさに圧巻!


アップで...見ればまさに蝋細工のような。


そうそう、これが蝋梅の実です。

蝋梅の繁殖は、苗木や挿し木が一般的であるが実生からの育成も容易。
実の中には数個のアズキ大の種が入っていて、これを庭に播き5mmほど覆土しておくと春分を過ぎてから生えてくるということです。

●蝋梅や山うすら日に道祖神 楓山人
ろうばいや やまうすらびに どうそじん

このすぐそばには大きな椿の木がまた数本。

薄ら日の透過光、ちょっと幻想的かな。

ゆずジャムを作る

2009-01-10 22:11:01 | いつまでたっても料理初心者
年末に頂いた柚子、やっとのことで重い腰を上げて、ジャム作りにチャレンジ!!
<用意したもの>
・ゆず16個(約900g)
・砂糖適量
・蜂蜜、好みに応じて適量
・塩少々
・広口ビン2個

①柚子をよーく洗う。
これを下さったお宅では農薬を使っていないようでしたが、念のため。


②皮を剥く。
最初包丁で剥いていたところ、包丁の切れ味の悪さと腕の未熟さもあって、3個目からはピーラー(皮むき器)使用。


③剥いた皮を千切り状に刻む。
湯がいては水切り、を4~5回繰り返す。
これが後に苦味を残さないため重要(ポイントその一)。


④果肉と分けた、白いわた状のものと種を茹でる。
茹で汁にはペクチンが含まれていて、これがジャムを固めるという効果がある。
この茹で汁は捨ててはいけない(ポイントその二)。


⑤水切りした皮と果肉を④の茹で汁で煮る。
茹で汁は皮と果肉がひたひたになる程度の量とする。
多すぎると水分がなくなるまでの時間が長くなりすぎる。
アクが出るのでこまめにこれを取り除き(ポイントその三)ながら中弱火で煮詰める。


⑥1/2くらいの量になったところで砂糖を、甘味を見ながら加えていく。
早いうちから砂糖を入れると皮が硬くなる(ポイントその四)。
好みによって蜂蜜を加えてもよい。
途中塩を一つまみ加える。(酸味を和らげるとか?)
出来上がりの全体の固さは好みにもよるが、当初の1/3程度の量にまでなったら出来上がり。


⑦用意した広口ビンに入れる。
今回は200ccのビンに2個でした。


砂糖を加え最後の仕上げという段階で、それまでリビングでテレビを見ていた奥さんが、突然乱入!!
甘いの酸っぱいのと厳しい批評。
出来上がり、と思ったのをお湯に溶かして飲んで見た奥さんが「もっと甘い方がいい」
(このくらいが甘すぎなくていいと思うんだけどなあ)と心の中で私。
まあ後日砂糖を足してやり直しするかどうかは奥さんまかせ。

塩を少々とか蜂蜜を加えるとかの奥さんの助言は、プロ?ならではのことと思いつつ、我ながらまあまあの出来にとりあえず満足ということで今日はここで完了。
...でした。

オコジョ

2009-01-10 13:14:17 | 季節のこと
テンプレートを変更しました。
カメラ小僧?の自分に合っていると思っていたこれまでのデザインは、字が小さい上にバックナンバーがやたらスペースを食っていたのがちょっと不満でした。
この「オコジョ」、不満の2点をあっさり解消してくれました。
季節限定となってしまいますが、当分これで行こうかなあ、と思っております。

オコジョ


************************
オコジョは、ネコ目(食肉目)イタチ科に属する動物。
学名は Mustela erminea 。イギリスを含むヨーロッパ中北部、アジア中北部、北米に生息。
日本には、ホンドオコジョ M. e. nippon 、エゾオコジョ M. e. orientalis の2亜種が生息している。
***********以上wikipediaより*************


1998年冬季オリンピックが長野で開催された際にマスコットとなったのがオコジョ。
オコジョにかけた「おじょこ」は、信州の方言で、「おませな」を意味するそうです。

●冬の原白オコジョ吉き兆しかな 楓山人
ふゆのはら しろおこじょ よききざしかな

寒の雨

2009-01-09 14:56:11 | 花・ガーデニング
雪予報にちょっぴり期待していたけれど、やっぱり雨に終わってしまった今日。

冬の雨のなかでも特に寒の内に降る雨を「寒の雨」と言うそうです。
また「寒九の雨」とは寒に入って九日目(1月13日?)に降る雨のことを言い豊年の兆しとされている。
真冬の厳しさの中に早くも春が近付くことを感じ取っているのでしょうか。
***一部「週刊日本の歳時記」より引用***


昨年末に買った軒下の鉢植えの紅梅が、冷たい雨の中二つくっつきながら綻んでいるのに気づきました。


庭を点検していると、先日発見した木瓜(赤)の蕾はいつの間にかなくなっていました。
近頃、ノラニャンがしょっちゅう庭に出入りしているので、ひっかけられて、もげてしまったのかも分かりません。
濡れ衣だったら、そう言ってよね、ノラニャン...。

●寄り添うてほころび寒紅梅ふたつ 楓山人
よりそうてほころびぬ かんこうばいふたつ

玄関脇には、年末にはいっぱいの蕾だった水仙が一斉に開花しています。
いつも年明け早々にお約束のように咲いてくれる水仙は、まさに我が家の季節到来を告げる花、といって良いのではと思います。




水仙を詠んだ先人の句
◎其(そ)のにほひ 桃より白し水仙花 松尾芭蕉
◎水仙の香やこぼれても雪の上 加賀千代女
◎初雪や水仙の葉のたはむまで 松尾芭蕉
◎水仙や寒き都のここかしこ 与謝蕪村

小寒/寒の入り

2009-01-05 23:12:59 | 二十四節気
小寒(しょうかん)、二十四節気の1つ。
1月5日ごろおよびこの日から大寒までの期間で寒さが最も厳しくなる前の時期。
『暦便覧』では、「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と説明している。
また今日、「寒の入り」でもある。
この日から節分(立春の前日)までを「寒(寒中・寒の内とも)」と言い、冬の寒さが一番厳しい時期となる。
この日から寒中見舞いを出し始める。

年末年始休暇に有給休暇を3日も付加した超大型連休も今日明日で終わり。
そろそろ気を引き締めにかからねば。
庭の蝋梅の蕾がひとつ開きかけています。


●蝋梅の香もまだ薄し五日なり 楓山人
蝋梅(冬の季語)と五日(新年の季語・正月五日を指す)、季語が二つ入ってしまいました。
季重なりと言います。

初詣・箱根神社

2009-01-04 21:09:56 | 季節のこと
今年の初詣は箱根神社にしました。
家出発は6時半。
昨日まで箱根駅伝のコースを行ってみようということで、二宮交差点から1号線に入り箱根に向かってひた走る。
小田原中継所となる「御幸の浜交差点」と「箱根口」交差点の丁度中間地点を意識しながら、第5区を辿る。
いつも5区を走る選手たちには、観ていて力が入るが今年は特にそれが強かった。
早大の三輪選手もよく頑張ったが、東洋大の1年生ランナー柏原選手は驚異的だった。
あの「山の神」と言われた今井選手の記録を抜く見事な区間新記録。
小田原中継所で4分58秒あった差をひっくり返し、8人抜きでの大逆転だ。
それが原動力となり東洋大学は往路初優勝、そして結果総合優勝達成。

そんなことを想いながら5区コースを走る。
この上りの難所をよくぞ駆けられるものだと、半ば呆れてしまう。
車でさえたいへんなのに。

元箱根・芦ノ湖畔の大鳥居。


そして往路ゴール地点。
昨日一昨日の感動の場所、...今はもう若者たちの夢の跡、祭りの後のなんとやら。

此の時8時半。
そう、のんびりしている場合ではない。
早く箱根神社に向かわないと、...と言うことで。

【箱根神社】

駐車場から境内に。
今日の目的は、なんてったて私の厄除歳寿と奥さんの開運(金運ダヨネ?)祈願。
最初に祈祷には間に合わなかったが、2番目のグループに。
儀式殿から入り申込みを済ませ待つ。
そうだ、長嶋一茂クンはここで結婚式を挙げたんだなあなどとと思いながら。
そして祈祷料の多少に関係なく10人一緒にまとめて祈祷時間約20分位かなあ。
「○○市△△の里に棲む◎◎の××殿...」と呼ばれると思わず返事をしてしまいそうになり、厳かではあるものの何か飄軽で笑いを誘うと感じるのは怪しからぬ限りではあります。
祈祷が終わって、お神酒、お札、記念品(お酒、削り節、昆布、寿留芽、金平糖などの
詰め合わせ)を頂き退出。


本殿。
「千円以上の方は社務所にお出で下さい」との立て看板あり。


初々しくも可愛いく見える巫女さん。


【箱根関所】
箱根神社を後にし、向かったのはここ。
平成19年に復元完了したという。

<上>京口御門 <下>江戸口御門


かなりきつめの石段を登った遠見番所から、関所と芦ノ湖を一望。

入り鉄砲に出女。

「御留守居証文」を持った出女が関所に差し掛かると、女性を検査する「人見女」と言われる役人(たいていお婆さん)が出女の髪を解き「証文」に記載されている髪形や特徴を調べる。
女改めが行われている時は、他の旅人は関所構内に入ることはできず、江戸口・京口の両千人溜りで待たされることになる。
写真のように、出女の眉間には不安や不快な思いに刻まれた皺が見られる。


さて
【箱根ガラスの森】
ここは箱根に来るたびに立ち寄る、我が家定番の美術館。

<点彩花文蓋付ゴブレット/パンフレットよりScan>


<光の回廊>
これは初めてです。
ここは何度も来ていますが、来るたびに何かしら初ものにお目に懸かることができる。
何度来ても飽きないのはそのせいですね。


<マガモたち/箱根ガラスの森で一番の人気者>
オスの頭は青みがかった緑色で首に白い輪。
メスはオスより地味で全身褐色の縞模様。

<カルネヴァーレ ~ヴェネチアン・グラスが誘うカーニバル~>
開催期間 2008年12月28日~2009年3月31日
ヴェネチア仮面祭・・・世界三大カーニバルのひとつ、世界の人々が集まりいつもと違う自分を楽しみます。
箱根ガラスの森では本場ヴェネチアで作られた仮面やマントを身につけて記念撮影などをお楽しみ頂けます。
***公式HPより***
ということで、希望すると仮面とマントを無料で貸してくれる。


上の2枚の写真はパンフレットよりScan。


仮装を楽しむ家族連れが何組もいましたねえ。
若いカップルもいましたが、親子連れが多かった。

今日の主題は「初詣」なのに、他に寄ったところが結構おもしろかったので、ポイントが
ハッキリしなくなってしまいました。

●初詣巫女も並びて縁祈願 楓山人

初景色

2009-01-01 14:53:17 | 今日の事
皆様、新年明けましておめでとうございます。
こちら風もなく晴れ渡った空。
このBLOG、実は5年目になります。
また今年も拙い句を添えてではありますが皆様との交流が叶えばと願っています。


<蓬莱の山まつりせむ老いの春 蕪村>
"老いの春"とは無縁な、と思いつつもうこの歳になってしまいました。
暦は還る、...ということでしょうか。
例年とは少しばかり違った感慨があるような心持...です。


...そして春。

<初富士>
朝起きて、早速撮った今年最初の富士姿。
昨日の空の青さ加減が大分違うようです。
特に画像加工をしていません。


<メジロ二羽>
お屠蘇お節を頂いていると、今年最初のメジロ二羽。
ほろ酔い機嫌でシャッターを。

今日と言う日、この眼で見たものはすべて"初"という形容詞が付きます。

●初景色よりくっきりと庭の富士 楓山人
はつげしき よりくっきりと にわのふじ
初景色は冬の季語。